はじめに
SEを始めてから3年が経つのだけれども、エンジニアとしてもっと成長したいと思っている中、この本に出会いました。
この本では、タイトルにもあるように"生産性を上げるため"について世界の一流と呼ばれるエンジニア達の思考法などについてまとめられています。
この記事はあくまで実際に読んだ個人の感想なので、そうなんだ程度に読んでいただけると幸いです。
第1章:世界一流エンジニアは何が違うのだろう?
-生産性の高さの秘密
あなたは、エラーが起きた時、該当しそうな所を修正して実行を繰り返していませんか?
そのコード、書き方、処理内容、本当に「理解」していますか?
ここでは、プログラミングにおいて使うのは「手」よりも「頭」の方が大事というようなことが書かれていました。
試行錯誤は「悪」である
頭がよくても「理解」には時間がかかる
「偉大な習慣を身につけたプログラマ」になる
第2章:アメリカで見つけたマインドセット
-日本にいるときには気づかなかったこと
「あれ」も「これ」もと、たくさんのタスクに優先順位を付けて仕事してませんか?
自分もそのうちの1人ですが、優先順位をつけて全てこなすのではなく、いかにやることを減らすのかを考えるのが重要なんです。
納期は守らなければいけない、けれどミスはしたくないし、リスクは犯したくないからとりあえずは「検討」しがちな我々ですが、
この章では、もっと「楽」に働くためのメンタリティについて書かれていました。
「Be Lazy」というマインドセット
Fail Fastの精神
「納期は絶対」の神話は捨てよう
第3章:脳に余裕を生む情報整理・記憶術
-ガチで才能のある同僚たちの極意
難しいソースコードでもなんとかして読もうとした結果、脳みそが疲れるだけで何も得られなかった経験が皆さんにもあるのではないでしょうか?
マルチタスクなんて響きは良いけど、蓋を開けてみると実はどれも中途半端に終わってることなんてザラにありますよね..
そんな脳みその使い方からはおさらばするための方法が、この章では書いてありました。
コードリーディングのコツは極力コードを読まないこと
今の自分では解けないとしっかり見極めること
マルチタスクは生産性が最低なのでやらない
第4章:コミュニケーションの極意
-伝え方・聞き方・ディスカッション
誰かに何かを説明する時に、いろんな情報を乗せることは丁寧に見えて、実は分かりづらくしているということに気づいていますか?
プログラミングは1人でやるものというイメージがあるかもしれませんが、実はそんなこともなく、どうやったら、上手にコミュニケーションがとれるか、毎日悩んでます。
リモートワークが主流になってる今、改めてコミュニケーションの大事さについて触れている章になってます。
相手が求めてる情報への感度を研ぎ澄ます
クイックコールを頻繁に使うこと
「相手を否定しない」「相手のアイデアを否定しない」、そして「自分の考えとして意見を言う」
第5章:生産性を高めるチームビルディング
-「サーバントリーダーシップ」「自己組織型チーム」へ
上司の指示を待って、言われた仕事をただこなす。
この働き方を否定するわけではないですが、その仕事は本当に「楽しい」ですか?
今いるチームの環境はどうですか?
この章では、仕事を「楽しい」と思うためには、どうすれば良いかなどについて書かれていました。
「サーバントリーダーシップ」とな何か
「仕事は楽しむもの」というカルチャー
チーム内では、スキルや経験に関係なく、全員が同じ責任を持っているフラットな「仲間」としてふるまうこと
第6章:仕事と人生の質を高める生活習慣術
-「タイムボックス制」から身体づくりまで
キリがいいところまで仕事をやろうとした結果、定時を過ぎてまで働いて、自分の時間を取るために夜遅くまで起きて寝不足になったり。
これらは僕の経験談ですが、皆さんも共感してくれますよね?
そんな負のサイクルから抜け出すための考え方や方法などが書いてありました。
「タイムボックス制」で学習の時間を確保
「幸せが、人の成功の指標となる重大な結果に先行する」
「自分がどこに情報を置いたか記憶する癖をつける」
第7章:AI時代をどう生き残るか?
-変化に即応する力と脱「批判文化」のすすめ
AIの発達に伴って、いろんなことがAIに置き換わる風潮があるけれど、音楽やイラスト、映像など、結局は人が作るものには敵わないような気がしてます。
ただ、そんな自分もソースコードを書く際には、活用したりしています。
結局は、付き合い方なのかなと、感じました。
AIがこれからも進化していく中で、その変化に対応するためにはどうすれば良いかなどが、この章にはまとまっています。
AI時代には「専門性」こそが強みとなる
「開発者の心を砕いてしまう」批判文化
「自分の人生や幸せに責任を持って、自分でコントロールする」というマインド
あとがき
いろんなことを書いてきましたが、あくまでも個人的な意見だということを改めて言っておきます。
読みにくい部分もあったかと思いますが、ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
今後は読んだ書籍の感想以外にも勉強の証跡としても記事を書いていこうと考えてるので、また読んでくれると嬉しいです。
もし、この記事を読んで、少しでも気になった方がいたら是非、この本を読んでみてください。
きっと何かしらあなたの知見を広げる助けになると思います。