最近フローチャートをよく見る業務がありまして、その中でもこれはまずいのでは?と思うようなものを書き出してみました。
ただ、特殊な場合(言語によるもの、システムの特性等)ではこの限りでないことがあります。
※図はかなり簡略化しております、ご了承ください。
1.終点が複数ある
図.1-1
まあ、複雑なフローチャートの場合はありかもですが、基本終点1つにまとめてください。
図.1-2
ログを頼りに終点から操作をたどっていこうとした場合どのルートを通ってきているかがわかりにくいです。
2.双方向矢印
図.2-1
言いたいことはわかりますし、基本設計書レベルであれば許されるかもしれません。
ただ、この書き方ですとどちらが先に送るかがわかりませんので、詳細設計書ではNGです。
この場合はA処理の途中でB処理を行いA処理に戻るとのことだったので、処理を見直しA処理をA'処理とA''処理と分割すれば順次処理にできます。
図.2-2
3.いきなり分裂
図.3-1
詳細設計書でこれはどう意味なんだろうか…
以下のどちらかが考えられます。
・実はさらに条件があって書き忘れていただけ
→条件の追記お願いします…
図.3-2
・両方の処理を同時に行いたい
→同時、とはいえプログラム記載上はどちらかが前になるはずです。
図.3-3
今回はなかったですが…
上から下(および左から右)に記載していないとかもできれば避けた方がよい書き方ですね。