これまでいくつものプロジェクトや、チームの中で一緒に仕事をしてきた経験の中から自分も目指したいと思ったエンジニアのふるまいを書いてみたい。
日々のアウトプットが安定している
エンジニアには地道な作業が多い。日々の安定した継続的なアウトプットの確認の中でこそ、大きなテーマに向かっての前進や積み上げの確かな手応えを確認することができる。
最初の要件定義からアウトプットまで早く貫通させることが重要。
あとは同じように小さなタスクを1つずつ継続的にコンプリートすることで大きなゴールの達成に近づく。
あまりにも膨大で幅広い業務が全体的に進んでいるように見えても、小さな単位でのアウトプットが1つも出てきていない場合はキケン。何ヶ月も時間を費やした後に最終的に何も出てこない場合がある。
絡みあった問題点をそのまま報告するのではなくコア部分に単純化して問題解決しやすい形で報告できる
複雑な問題を解決する時に予め問題箇所を絞り込み、切り分けを行うことが重要。余分な条件を除外してミニマムに問題を再現することができれば、問題を簡単に共有でき、解決までの道のりを最短化できる。
問題解決時に簡潔なレポートとエビデンスを添付してくれる
問題の調査解決をタスクとしてアサインされた場合、問題の再現手順と解決のエビデンスを簡潔にレポートにまとめて報告できることの価値は高い。
解決の報告を受けた側が同様の手順の再現と問題解決の確認を行う手間が大幅に短縮できる。
解決したつもりでも実は解決していなかったという手戻りを回避することができる。
解決した側も後で同じような問題が再発した時に自信を持って既に解決した根拠を瞬時に示すことが可能になる。
チームや同僚が遭遇するであろう問題や必要な手順をすぐWikiなどのドキュメントにまとめて共有してくれる
チームで仕事をしていると色々な場面で同じ問題に遭遇する。
開発環境導入、アプリケーションのビルド、リリースオペレーションなど様々な場面で同じ手順を実行する場面も多い。
個人のメモの代わりに各人が共有場所にメモを残すことで、チームの生産性が大きく向上する。
チームメイトの経験や成長につながるような報告ができる
チームメンバー同士が互いに積極的に情報をシェアすることでチームの経験値が何倍にも膨らむ。
レビューを通して問題を一緒に解決し、合意にたどり着くプロセスを何度も繰り返す共同体験はエンジニアキャリアの宝にもなる。
引き続き目指したいエンジニアのふるまいについて書き溜めていきたいと思います。
過去の自分にも伝えたい。