3つのテスト原則
- テストとは、エラーを見つけようとしながら、プログラムを実行する過程である。
- 良いテストケースとは、まだ発見されていないエラーを検出する確率の高いものである。
- 成功したテストケースとは、まだ発見されていないエラーを検出したものである、
テストケース-ブラックボックス
適切なテストケースとは
- あらかじめ定めてあるテストケース数を2以上減少できること
- 特定の入力値を設定後、それ以外にエラーがないのか示すようなもの。
同値分割
特定のクラスを代表的な値でテストすることで、他の値でそのクラスをテストした場合でも同じ結果が得られると考えられる。そのため、テストケース数を減少できる。
また、エラーが発見されない場合、その他の値でもエラーが発見されないと示すことが可能。
例) 条件:配列の長さ 有効同値:1-7 無効同値0, > 7
限界値分析
1.同値クラスのそれぞれの端がテスト対象となる。
2. 入力条件だけでなく、出力条件を考慮することでテストケースは得られる。
例) 入力範囲が1-255であれば、その入力条件は0,1,255,256になる
出力範囲が4件まであれば、出力条件は0,1,4件となる。またプログラムが誤って5件出力するようなテストケースを作成する
原因-結果グラフ
論理積と排他的論理和の考えを用いてつくられる論理図みたいなもの。、
例)「テキストボックスに全角でAまたはBを設定した場合、データが更新」
この場合、原因がテキストボックスに全角でAまたはB。 結果がデータ更新となる。
エラー推測
経験ベースで行うテストにちかい。
テスト担当者の経験や知識に基づき、テスト対象に発生しうるエラーを推測し、そのエラーを引き起こす欠陥を検出するテストケースを作成し、テストする方法
システムテスト
システムテストとは、システムまたはプログラムをもとの目的仕様書を比較し、期待通りではない部分を見つける工程。
例)目的仕様書と異なるメッセージが出力されていないか、入力するのに十分な冗長性があるか、入力に対して即座にレスポンスしているか、プログラムは使いやすいか等。
### 完了基準
テストケースが原因-結果グラフ、限界値分析、エラー推測から得られていて、そのテストケースがすべて最後に不成功になる。
この場合の不成功は、バグが見つからないということを意味する。
インターネット・アプリケーションのテスト
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外見部分のチェック
例)文字がどのブラウザでも同じか、解像度を変更しても異常はないか、初期画面はデフォルトの値が設定されているか等 -
ビジネス層
例)計算が正しく行われているか、トランザクションが正常に完了するか、失敗したトランザクションが正しく元の状態に戻されるか、データが正しく収集されているか、 -
データ層
データが正しく、かつ正確に保存されているか等
参照資料・サイト
ソフトウェア・テストの技法
https://www.veriserve.co.jp/gihoz/commentary/