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自作キーボードへの挑戦(Keyball44編)

Last updated at Posted at 2025-05-11

【自作キーボード奮闘記】Keyball44製作途中で学んだ「はんだ付け」超基本と落とし穴

※この記事を書いている現在、私のKeyball44はまだ完成していません。
LEDの点灯に苦戦している真っ最中ですが、せっかくなので今までの学びを記録としてまとめておきます。


トランジスタのはんだ付けで絶対にやってほしいこと

Keyball44などの自作キーボードでは、SMD部品(表面実装部品)のはんだ付けが避けて通れません。中でもトランジスタの小ささはミクロン級。一度落とすと、床のどこかに消えて永遠に見つからなくなります。

🔧 対策:マスキングテープは必須!

トランジスタをフィルムから取り出すときは、マスキングテープを貼り付けながら剥がすのが断然おすすめです。
私はこれを怠っていくつかのトランジスタを床に落とし、地獄のような探索時間を過ごしました……。


はんだ付けに必要なツールとその理由

初心者にとって、はんだ付けの品質は使う道具で決まります。

🔥 温調機能付きのはんだごてはマスト!

私は以前、goot社の1,000円ほどの安いはんだごてを使っていましたが、思い切って温度調整機能付きモデルに買い替えました。結果、大正解。

  • 温度が高すぎると 基板を焼いてしまう危険性
  • 低すぎると はんだがうまく乗らない

このようなトラブルを回避するためにも、温調機能付きはんだごては投資する価値があります

💨 はんだ吸い取り線は3個買っておこう

はんだ吸い取り線(吸い取り紙)は失敗のリカバリーに必須。消耗が激しいので、3個くらい常備しておくと安心です。


はんだ付けの基本テクニックとコツ

  • まず基板側をしっかり温める
  • その後に はんだを流し込む

これを意識するだけで、はんだの乗りが全く違います。

🧪 フラックスも忘れずに!

最初にフラックスを基板に塗っておくのも重要。これがないと、はんだがうまく広がらず、つい熱を当てすぎて基板を焦がしてしまう恐れがあります。


LEDのはんだ付けは地獄!?注意点まとめ

Keyball44にはLEDのオプションもあります。光らせたい人(私含む)にとっては挑戦しがいのある作業ですが、注意点も多いです。

💡 LEDは熱と湿気に弱い!

  • 開封したら すぐに実装 が推奨
  • はんだごての温度は270℃が適正(公式ビルドガイドより)

⚠️ はんだブリッジに要注意!

「はんだブリッジ」とは、隣接するランド同士のはんだがつながってしまう状態。これを放置すると回路がショートして部品が破損する可能性があります

「とりあえずくっついてればいいや」では、後に泣きを見ます……。

はんだが 富士山型に盛り上がれば良い という話もありますが、基本は「必要最小限で確実に接続」です。


これから自作する人のための推奨アイテムリスト

以下は、私が「最初から持っていればよかった!」と思った道具一覧です。

アイテム名 用途 必須度
温調はんだごて 安定した温度ではんだ付け ★★★★☆(必須)
マスキングテープ 小型部品の飛散防止 ★★★★☆(必須)
フラックス はんだの乗りを良くする ★★★★☆(必須)
はんだ吸い取り線 修正時の必需品 ★★★★☆(必須)
ピンセット 精密な部品配置に ★★★☆☆(あると便利)
拡大鏡 or ヘッドルーペ 小型部品の確認に ★★★☆☆(あると便利)
部品トレー or ケース 紛失防止 ★★★☆☆(あると便利)

最後に

自作キーボードの世界は奥深く、挑戦の連続です。私のようにLEDで詰んでる途中の人も、これから始める人も、はんだ付けの失敗を恐れずに楽しんでみてください!

そして「この記事が誰かのミスを一つでも減らすことができたら嬉しい」です。

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