導入
Copilot Studioは「テキストベースのチャットツール」と思われがちですが、実はPDFやPNGなどのファイルを会話に添付して解析できることをご存じでしょうか?
この記事では、実際にPNGファイルを添付して解析した事例を紹介しつつ、実務での活用シーンやハマりやすいポイントをまとめます。
結論
- Copilot Studioでは、会話中に**PDF / TXT / CSV / PNG / JPEG / WebP / GIF(非アニメーション)**を添付可能。
- 最大15MBまでのファイルサイズがサポートされ、中の文字や情報を抽出・解析できる。
- 文字起こしや帳票の自動解析など、業務での活用シーンが広がる。
解決策(実装手順・コード例)
1. 設定の確認
Copilot Studioの設定で 「ファイルの処理能力」 がオンになっていることを確認します。
👉 トグルを「オン」にすれば利用可能です。
(例:アップロード可能な形式)
2. 会話での利用
チャット欄にそのままファイルをドラッグ&ドロップするか、アップロードボタンから添付します。
例:
- PDFを添付 → Copilotに「この資料を要約して」と依頼
- 画像を添付 → 「この図の中のテキストを抽出して」と依頼
3. 実際にPNG画像を解析
試しにPNG画像を添付したところ、中の文字が正しく読み取られ、Copilotが内容を返答してくれました。OCR的な処理が裏側で走っているイメージです。
結果 / 効果
- 紙資料やスキャン画像もそのまま解析できるため、入力工数を削減可能。
- 長いマニュアルPDFも「要点だけまとめて」と指示すれば、数秒でサマリを取得。
- 会話とファイルの組み合わせで、これまで以上に業務シーンでの活用幅が広がる。
学び・まとめ
- Copilot Studioはテキストだけでなく、ファイル解析にも対応している。
- 特に「画像+OCR」や「PDF要約」で力を発揮。
- 制限(15MB上限 / GIFは非アニメーションのみなど)に注意しつつ、実務で積極的に使える。
ハマりやすいポイントと回避方法
- 15MB超のファイルはエラー → 分割してアップロード
- 特殊なフォントや手書き文字は認識精度が落ちる → OCR前処理やスキャン解像度を上げる
- アニメGIFは非対応 → 静止画キャプチャを使う
参考リンク
次のステップ
- 業務でよく使う定型帳票を試しにアップロードして、要約や抽出精度を検証してみましょう。
- SharePointやTeamsと組み合わせると、社内のドキュメント管理+Copilot解析がより効率的になります。