はじめに
Markodown は便利である反面、拡張した性にやや乏しい。そこで、Markdown Preview Enhanced を使うことでリアルタイムで拡張可能になる。まず、独自の構文やスタイルの設定について話していく。
- Markdown Preview Enhanced を VS Code にインストールする。
-
Ctrl + Shift P
を押す。 -
Markdown Preview Enhanced: Open Config Script (Workspace)
を選択する。
こうするとワークスペースに .crossnote
ディレクトリができる。この中の parser.js
を書き換えると独自構文を使うことができる。最初の状態では以下のようになっている。(2024/11/12)
({
// Please visit the URL below for more information:
// https://shd101wyy.github.io/markdown-preview-enhanced/#/extend-parser
onWillParseMarkdown: async function(markdown) {
return markdown;
},
onDidParseMarkdown: async function(html) {
return html;
},
})
例えば、「カクヨム」や「小説家になろう」、「note」などで使われる振り仮名を振る構文を実装してみよう。
({
onWillParseMarkdown: async function(markdown) {
// ルビの正規表現にマッチさせる
return markdown.replace(/|(.*?)《(.*?)》/g, (match, word, ruby) => {
return `<ruby>${word}<rt>${ruby}</rt></ruby>`;
});
},
onDidParseMarkdown: async function(html) {
return html;
},
})
これで、例えば |Qiita《キータ》
と書けば Qiita と出力される。
PDF サイズをA4にするには以下のように先頭に書く。
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puppeteer:
format: "A4"
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