####メモ
メモは長期的なToDoのようなものであるが、件数が多く、明確な締め切り日がなく、重要なものに関しては再利用性が高い。したがってソート順はファイルへの最終アクセスを用いるのが望ましい。メモの例は、住所、健康保険証番号など。実ファイルあるいは画像ファイルへのリンクを扱えると望ましい。
####ToDo
ToDoは、すべきことを書いたリストで、比較的短期間に小さな内容を記述するもの。優先度と締め切り日の概念をもつ。締め切り日をもたない場合のToDoをどのように表示するか、締め切り日を繰り延べするインターフェースをどうするか、などを検討する必要がある。締め切り日をもたないToDoが多数ある場合、それが手前に来ると、今日すべきことを見失いがちである。一般的にいって、締め切り日よりも優先順位の高いものを実現するほうが、人生の幸福度/達成感は増すと考えられる。優先度の高いものをすこしずつでも実現できるようにするには、スケジュールとの連携、提案(サジェスチョン)、分割などの機能があるとよい。
####タスク
タスクは、ToDoよりも明解にすべきことを記述したものである。ToDo同様に締め切り日や優先度などをもつ。タスクは大項目-中項目-小項目などのように分割することが多く、分割した場合にそれぞれが連動しやすくなっているとよい。たとえばチャットワークやtracの場合、タスクを分割する機能はなく、手動で分割するとそれぞれは別タスクになり、連動しにくい。分割したタスクをABCとした場合、[AB]はセットであるとすると、かならずA-Bの順番に実行しなければならないことがある。コーヒーを淹れる、というタスクを分割したときの、お湯を沸かしてからコーヒーにそそぐ、みたいに。水を注いでからお湯を沸かすのではなくて。そういうときに、締め切り日の変更などで[AB]をセットに扱えると楽できる。特に分割した小さいタスクが10項目にもなるような場合には特に。分割した小さいタスクごとにチェックできるとよいのかもしれない。つまりタスクを、統合されたToDoであるといいかえてもよいかもしれない。
####ガントチャート
ガントチャートを信頼していないのは、ガントチャートへの入力は机上の空論となりがちで、現実にそぐわないことが多いと考えているためである。どうしようもなく緊急の課題がある場合、たとえばトイレの水が漏れているとか、そういうときにはガントチャートに入力なんかしている場合ではない。もっとも、緊急事態はひんぱんにはないわけであって、そうでないと日常生活を送れなくなるので困る。そういう場合、たとえば消防署員とかにとっての緊急の課題とは違うのである。基本的には理論と設計に現実をしたがわせるべきであって、そうであればこそ複雑すぎる現実をうまく切り分けられるのだ、ということもできるか。
####Backend
ファイルベース(これがいちばん柔軟だが、どこと連携するか?)、ChatWork(APIがあるので、タスクと連携して本来のタスクに必要な機能を実現してしまえばよい、つまり組として扱う機能)、ほかにはOneDrive, Evernote, GoogleDriveなどが考えられる。GoogleKeepは悪くないと思ったが、APIがないのでダメ。trac、Slack、LINEなどを使う場合、APIを検討する必要がある。Skypeの場合は、ローカルにsqlファイルとして保存し、やや保存までにタイムラグがあるのでまあない。