■目標
ローカル環境にて、fuelPHPの検証環境を作成したい。
↓のように、fuelPHPの初期画面表示を目標とする。
■前提条件
・VisualBox
・Vagrant
これらに関してはインストールするのみのため、特筆せずに次へ進む。
■仮想環境作成
①Boxファイルインストール
以下コマンドでCentOS7のboxファイルをインストールする。
$ vagrant box add centos/7
プロバイターを選択を求められるため、virtualboxを選択する。
②Box確認
以下コマンドで、インストールされたboxが確認できる。
$vagrant box list
③Vagrantファイル作成
任意のファイルパスに仮想環境の設定ファイルを作成する。任意のパスにcdで移動後、以下コマンドを実行する。
$ vagrant init centos/7
④Vagrantファイル調整
initコマンド実行後、Vagrantfileを開き、以下のコメントを解除する。
#config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
⑤仮想環境立ち上げ
③で作成したファイルパスにcdで移動し、仮想環境を立ち上げる。
$ vagrant up
⑥仮想環境にSSH接続する
$ vagrant ssh
⑦仮想サーバーにアパッチとPHPをインストールする。(SSH接続状態で作業すること。以降※1とする)
$ sudo yum install php
$ sudo yum install httpd
⑧検証環境には不要なため、ファイアウォールとSELinuxを無効化する。(※1)
ファイアウォール無効化。
$ sudo systemctl stop firewalld
SELinux無効化。SELINUX=enforcingをSELINUX=disabledに変更する。
$ sudo vi /etc/selinux/config
⑨設定を変更したので再起動する。
webサーバーを再起動し、コントロール+DでSSH接続を解除しvagrantを再起動する。
サーバー再起動
$ sudo service httpd restart
SSH接続解除
コントロール + D
vagrant再起動
cdで③のパスに移動し、$ vagrant reload 。
➉仮想OS内にコンポーザーをインストールする。(※1)
$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
どのパスでもコンポーザーコマンドが利用できるようにするために、移動させる。
$ mv composer.phar /usr/local/bin/composer
念のため⑨の手順をもう一度実行。
⑪任意のパスにfuelphpのプロジェクトを作成する。(※1)
任意のパスにcd移動後に実行。
$ composer create-project fuel/fuel:dev-1.7/master hogehoge
GitHubトークンを要求されるため入力する。
トークンを保持していない場合は⑫手順。トークン入力が成功した場合は⑬手順へ進む。
⑫GitHubトークン発行
GitHubにログインし、トークン発行を行う。
トークン発行設定は、repo,gist,userにチェックを入れて発行すること。
⑬webサーバーのドキュメントルート設定(※1)
httpd.confの内容を書き換える。
$ vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
⑪で作成したfuelphpプロジェクトのpublicフォルダパスを設定する。
DocumentRoot hogehoge
Directory "hogehoge"
権限レベルの関係でhttpd.confの書き込みができなかった場合、以下で権限レベルを変更する。
$ chmod 777 httpd.conf
⑭タイムゾーン設定(※1)
$ vi /etc/php.ini
date.timezone = 'Asia/Tokyo'に書き換える。
理由はタイムゾーン設定を明示することが必須であるため。
⑮ログフォルダ権限調整(※1)
⑪で作成したfuelphpプロジェクト内の、fuel/app/logsフォルダへの書き込み権限を設定する。
$ chmod 777 fuel/app/logs
理由はログを出力できるようにするため。
⑯動作確認
⑨の手順を実行。
④の手順で設定したIPアドレスをブラウザに入力して冒頭の画面が表示されれば成功。
■最後に
いかがでしたでしょうか。以上です。