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🔰Automation Anywhere 初めて使う人のための用語をまとめた話

Last updated at Posted at 2019-09-21

Automation Anywhereを使い始めるにあたり、いろいろと特殊な用語が出てくることがあるので、使い始めの人たちのためによく出てくる用語をまとめてみたよ😚😘😄✨!

Automation AnywhereやRPAに限らない用語はブルーで表示してあるよ😚😘😄!今後も拡充してく予定なので、要望があれば教えてね😘✨

A

A2019 = 2019年10月に発表された、バージョン11の後継の新バージョン。まったく見た目が変わり、クラウド/ウェブベース、RPA-as-a-Serviceの概念を持ち込んだのが新しい。

AA = Automation Anywhereの略。世界90ヵ国、3,500社以上、170万ロボット以上の導入実績がある世界で最も使われているRPAソフトウェアの名前でもあり、それを提供している会社の名前でもある。ソフトバンク・ビジョンファンドから投資を受けている。

用語集を作ると先頭に必ず会社名/製品名が来るのは面白い(笑) 加えて、AAはExcelの27番目の列でもある。

AACE = Automation Anywhere Community Edition の略。(Community Editionを参照)

AAE = Automation Anywhere Enterprise の略。有償版のエディションのことを指す。トライアル版もある。 (⇔ Community Edition)

ABBYY = Automation Anywhere にAI-OCRの技術を提供している、OCRの世界で最大規模のシェアを持つ企業。Automation Anywhere以外にも主要なRPAソフトウェアに同様の技術を提供している。

AI-OCR = 従来のOCRのように単なる文字認識だけではなく、手書きや帳票レイアウトの認識を行って、より賢く認識できますよ、というしくみ。AIとうたっているが、要はOCRの最新技術版ということです。

AISense = 入力フォームのフィールドの配列の意味を理解し、並び順や場所が変わっても追従して自動認識してくれるしくみ。画像の形で認識するため、Webフォームや通常のアプリのUIに限らず、画像転送のみのリモートデスクトップの環境でも使えるのが特徴。

APeople = Automation Anywhere 公式ユーザーフォーラムの名前。

Array = 2次元配列型の変数。

Attended = 人間がログインしているパソコン上でロボットが一緒に動作するシナリオ、またはその時のライセンス体系。Control Roomから実行をスケジュールすることはできない。(⇔ Unattended)

#B

Bot = ロボットのこと。

Bot Creator = 通常のロボット作成権限を持ったユーザーのこと。(⇔ Bot Runner, MetaBot Designer)

Bot Runner = ロボットの実行に特化した権限を持ったユーザーのこと。Bot Creatorと比べるとロボット作成機能が利用できないが、Clientからのスケジュール機能など一部の実行機能はBot Creatorよりも高機能。(⇔ Bot Creator, MetaBot Designer)

Bot Insight =ロボットの働きぶりを一目で見ることができるレポート。利用には追加ライセンスが必要。

Bot Store =既製品のロボットをインターネット上で配布するマーケットプレース。

C

CICD = Continuous Integration Continuous Deliveryの略。つまり継続的インテグレーション、継続的デリバリーといったアジャイル開発を行うこと。ビルド、テスト、デプロイを自動化するシステムの導入を意味する。

Citrix = リモートデスクトップ用ソフトウェアで大きなシェアを持っている企業。Citrix XenAppやCitrix XenDesktopなどのソフトウェアがAutomation Anywhereと連携できる。

Client = クライアントパソコン側にインストールして使うモジュール。ロボットの作成及び実行に必要。(⇔ Control Room)

COE = Center Of Excellenceの略。RPAの組織内展開プロジェクトのノウハウを貯めて指示を出す中心組織。

Community Edition = 無料で利用できる簡易版。(⇔ Enterprise Edition)

Control Room = コントロールルームと呼ばれるWebベースのサーバー型管理システム。Botの実行管理、ユーザーの権限管理、レポート/監査/可視化、資格情報の管理などを行う機能がある。基本的に管理者のみが触る。Web Control Room、Enterprise Control Roomといわれることもあるが、同じことを指す。(⇔ Client)

CR = Control Room の略。

Credential Vault = Control Roomの機能で、資格情報を安全に管理するためのしくみ。

CSV = comma-separated valuesの略。カンマで区切られた値が入ったテキストファイルのことを指す。Automation AnywhereではExcelファイルと同様にデータファイルとして扱うことができる。

CV = Credential Vaultの略。

D

DevOps = ソフトウェア開発手法の一つ。Development (開発)とOperations (運用)をひとまとまりにした単語で、開発担当者と運用担当者が連携して協力する開発手法だが厳密な定義はない。アジャイル開発をする際の必要条件のようにいわれることがある。

DW = Digital Workforceの略。デジタルワーカーとも呼ばれ、人間と一緒に働いて生産性とイノベーションを推進する仮想知的労働者。人工知能、機械学習、RPAを合体した概念。単なるRPAロボット以上の仕事ができる概念として定義されている。

E

Excel = いわずとしれたMicrosoft Officeに含まれる表計算ソフト。Automation AnywhereをはじめとするほとんどのRPAソフトウェアでExcel操作の自動化が可能です。

H

HA = High Availabilityの略。高可用性。サーバー機能の稼働率を上げるためのしくみ。

I

IQ Bot =コグニティブオートメーションが可能なロボット。自らAIで学習してエラーレートを下げて速度と精度を上げることができるのが特徴。主に帳票OCRで使われることが多い。利用には追加ライセンスが必要。

M

MetaBot = 再利用可能なロボットをテンプレートとして保持するしくみ。MetaBotの開発権限があるユーザーのみが作成できる。作成したロボットはBot Storeで配布することが可能。Automation Anywhereでは、現場ユーザー (Bot Creator)による簡単なしくみのロボット開発と、MetaBotによる高度かつ汎用的な作業をテンプレート化して配布するしくみの2段階ある。(⇔ TaskBot)

MetaBot Designer = MetaBotの開発権限がある、ロボットの上級作成者。(⇔ Bot Creator)

MODI = Microsoft Office Document Imagingの略。Microsoft Officeがおまけで持っているOCRの機能。最新版のOfficeからは機能が削除されている。

O

Object Cloning = デスクトップ アプリケーションおよびウェブベースのアプリケーションから、オブジェクトの操作を取り込むしくみ。スマートレコーダーで記録するか、Object Cloningコマンドの設定で操作を取り込むことができる。標準の Windows アプリケーションのオブジェクト (テキスト ボックス、コンボ ボックス、ボタンなど) 、Microsoft Internet Explorer、Google Chrome、Microsoft Edge、Mozilla Firefox などのウェブ ブラウザー、Flex (Flash)、Java、および Silverlight 用のプラグインを使用して、サードパーティ製インタフェースを含んだオブジェクトに対応しています。Citrix環境でもサーバー側にソフトウェアがインストールされている場合は同様に取り込める。

OCR = Optical Character Recognitionの略。光学文字認識。RPAソフトウェアには大抵OCR機能が付属しており、ロボットの動作の際の「目」となる。

P

PDF = Portable Document Formatの略。Adobe Acrobatというソフトウェアで作成/編集ができるドキュメントフォーマット。編集が終わって最終化されたドキュメントがこの形式で保存されることが多い。Automation Anywhereではこのフォーマットから情報を読み取るしくみを持っている。

Process InVision = ロボットを作成する前にロボットの動作仕様をスクリーンショット付きの仕様書にまとめるAutomation Anywhereの機能。追加のライセンスが必要。

R

RBAC = Role Based Access Controlの略。システムで定義されたユーザーの役割毎にアクセス制御をする仕組み。Automation Anywhere Control Roomでもこの方式でユーザーの権限管理をしている。

RDA = Robotic Desktop Automationの略。いわゆるデスクトップ型RPAのこと。(⇔ サーバー型RPA)

ROI = Return Of Investmentの略。投資対効果のこと。Automation Anywhere Control Roomには、ロボットのROIを簡単に表示できるしくみがある。

RPA = Robotic Process Automationの略。

S

SAP = 世界中で最も使われているERPソフトウェアのひとつを提供している企業。Automation AnywhereではSAP社の提供するソフトウェアを操作するための特別なしくみを実装しています。

SnapPoint = タスクにスクリーン ショットを追加したり、タスクの実行中にスクリーン ショットを再キャプチャしたりする機能。取り込んだスクリーンショットはワークベンチの「視覚化」タブで見ることができる。

SLA = Service Level Agreementの略。サービスの品質に関する取り決め。

Subversion = Apatch Subversion、オープンソースで開発されている、ソフトウェアのソースコードのバージョン管理システム。Control Room と統合してAutomation Anywhereのボットのバージョン管理が可能。

SVN = Subversionの略

Syslog = ログメッセージをIPネットワーク上で転送するための標準規格。Automation AnywhereではログをSyslog形式で出力することに対応している。

T

TaskBot =通常のロボット作成者 (Bot Creator)が作成/編集することができるロボットのこと。(⇔ MetaBot)

U

Unattended = 人間がログインしていないパソコン上でロボットが動作するシナリオ、またはそのライセンス体系。Control Roomから実行デバイスを選択して実行する。(⇔ Attended)

あ行

アクションリスト =ワークベンチでロボットに出す指示の一覧。

アクティビティ = ロボットの活動状況/スケジュール状況のこと。Control Roomで一覧を見ることができる。

ウォーターフォール開発 =滝の水が上から下へ落ちるように、企画→要件定義→設計→実装→テスト、と開発工程をいくつかに分け、それぞれの工程が終わると次の工程に進み、前の工程には戻らないという開発手法のこと。昔からの開発手法といえばこれ。

エラーハンドリング = コマンドでエラーが発生したときに異常停止させるのではなくエラーの種類を想定して対策を打っておくこと。

か行

仮想知的労働者 =デジタルレイバーともいう。人間の代わりに業務をやってくれるロボットのことで、RPAロボットのことを指す。

コグニティブ Bot =認知機能を持ったロボットのこと。RPAにおいては、主に画像認識機能 (OCRエンジン) を搭載したロボットを指すことが多い。

コグニティブオートメーション = 認知機能を持ったロボットによる業務の自動化。

コマンド = Automation Anywhereでロボットへの指示の単位。アクションリスト上の最小単位。

コマンド パネル = ワークベンチの左側の領域で、アクションリストにドラッグ&ドロップできるコマンドの一覧。

さ行

サーバー型RPA = ロボットの集中管理を行うサーバー機能を備えたRPAのこと。多くのロボットを本番環境で稼働させるには必須のしくみ。

資格情報 = システムへのログイン時に使うユーザー名、パスワードといった情報。

システム変数 = Automation Anywhereによって定義済みの変数で、あらかじめ値が入っている。現在の日時、パソコンのスペック、ディレクトリ情報などの種類がある。ユーザーは値を変更することができない。(⇔ ユーザー変数)

ステップオーバー = デバッグモードにて、アクションリスト上のコマンドを1つずつ実行して一時停止するしくみ。

た行

タスク = TaskBotのこと。

タスク エディター = コマンドが一覧になったアクションリストを編集するためのロボット開発環境。ワークベンチと同じ意味。

デジタル ワークフォース = デジタルワーカーとも呼ばれ、人間と一緒に働いて生産性とイノベーションを推進する仮想知的労働者。人工知能、機械学習、RPAを合体した概念。単なるRPAロボット以上の仕事ができる概念として定義されている。

デスクトップ型RPA = サーバーにより集中管理機能を持たないRPAのこと。多くのロボットを利用するとすると管理ができなくなり野良ロボットを生んでしまう。

デバイス = Bot Runnerのライセンスを持ったユーザーでログインしたClientが入ったパソコンのこと。

デバッグ = プログラム (ロボット)の誤り (=バグ)を見つけ修正する作業のこと。バグ (=虫) を取り除く、という意味。

トリガ = 特定のファイル、ウィンドウ、フォルダー、プロセス、サービスに何かが起こった時、メールを受信したとき、パソコンのパフォーマンスに影響があった時などのイベントベースでタスクを起動させるしくみ。

な行

野良ロボット = 管理者不在のロボットのこと。放置すると意図しない動作をして業務効率化どころか害を及ぼすことがある。RDA、デスクトップ型RPAでよく発生する。

は行

ブレークポイント = デバッグ作業において実行中のプログラムを意図的に一時停止させる箇所。

変数 = プログラムにおいて、情報をとっておく箱のようなもの。中には数字や文字列などを入れておくことができ、いつでも参照したり、中身を変更することができる。

ホットキー = 特定の機能を直接呼び出して実行させることができるキー操作のこと。ショートカットキーともいう。

や行

ユーザー変数 = ユーザーが定義する変数のこと。ユーザー自身が名前、型、初期値を定義する必要がある。また、中身を自由に書き換えることが可能である。(⇔ システム変数)

ら行

レコーダー (記録) =RPAにおいて、ユーザーのキーボード/マウス操作を記録しておくしくみ。記録方式によりいくつか種類があることがある。Automation Anywhereにおいては、スマートレコーダー、スクリーンレコーダー、Webレコーダーの3種類が提供されている。

わ行

ワークベンチ =コマンドが一覧になったアクションリストを編集するためのロボット開発環境。タスクエディターと同じ意味。

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