令和最初の記事は「恋愛シミュレーションゲーム開発に使ってる浮動小数点演算用クラスを公開します」とか平成最後の記事で言ってましたけど、そのクラス自体の作成をやめることにしました。理由は演算コストです。int使う分正確さはあるんですけど、その反面計算が遅いという欠点があるので…
まあ終わった話は置いといて、本題に入りましょう。
写真はみんな知ってるWindows PCのCドライブの直下です。まあCPUだったりインストールしてるソフトだったり設定だったりで存在するファイルやディレクトリは異なったりしますけどね
でもどのPCでも共通するのが
- Program Files
- Program Files (x86)
- ProgramData
- Users
- Windows
の５つ(32bit OSの場合はProgram Files (x86)を除く４つ)だと思います。
その中でもUsersは表示名が「ユーザー」となっています。ですのでPC初心者だと自分のユーザーのフォルダー(ここではユーザー名はreiwaとします)のフルパスはC:\ユーザー\reiwaだと思ってる人が多いんじゃないでしょうか？
でも結果は…
はい。ないんです。じゃあ正しいパスは何かというと、C:\Users\reiwaなんです
reiwaのフォルダー内が空なのは何も言わないでください。そもそも私のPCにないユーザーアカウントのフォルダーを即席で作ったので
じゃあなんでUsersフォルダーは「ユーザー」という表示なのか？
それは、desktop.iniというファイルが鍵を握っています。
このファイルを使えば、フォルダーのパス名を変えずにフォルダーの表示名を変更できるんです。おまけにアイコンも変えることができます。それを利用してフォルダーの表示名とアイコンを私のPCでやってみました
はい、ほとんどのフォルダーがパス名と表示名が違いますね。おまけにアイコンもよく見る黄色いフォルダーじゃないですよね
これも全部desktop.iniでやった結果です。
そんなdesktop.iniの書式はこんな感じです
[.ShellClassInfo]
LocalizedResourceName=令和ちゃん
IconResource=C:\\User\\reiwa\\Pictures\\reiwachan.ico
このファイルを作成して、表示名を変更したいフォルダーの直下に配置し、次のコマンドを叩きます。
今回は表示名を変更したいフォルダーのパスをC:\Users\reiwaとします。
Microsoft Windows [Version 10.0.18362.239]
(c) 2019 Microsoft Corporation. All rights reserved.
C:\Windows\System32>attrib +a +h +s C:\\Users\\reiwa\\desktop.ini
C:\Windows\System32>attrib +r C:\\Users\\reiwa
こうするとC:\Users\reiwaのフォルダーは表示名が「令和ちゃん」になります。
ただ、このファイル作ってattribコマンド叩いてってやるのも大変だと思いますし、他にもフォルダーに属性つけたいって人もいると思い、これをGUI操作でできるツールを作りました
このツールは現在OneDriveで公開しています。
もちろんCUIでもできます。コマンドラインについては/helpで確認できます。
追記１
実行ファイルFolderViewNameChanger.exeにデジタル署名しました
デジタル署名した実行ファイルはこちら
すでにOneDriveにアップロードしてるのと同じものではありますが、上のリンクでダウンロードできるものはデジタル署名してないので非推奨です。自分で挙動等を確認して自分でデジタル署名したいというのでなければこっちをダウンロードして下さい