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UnityのRewired導入とその使い方

Last updated at Posted at 2021-12-22

本記事はUnityでキーボード、マウス、ゲームパッドなどの入力を全て管理してくれるRewiredというアセットの導入とその使い方についてご紹介します。
5000円ほどかかりますが、十分その価値がありました!
https://assetstore.unity.com/packages/tools/utilities/rewired-21676
#Rewiredの導入
Unityのプロジェクトを作成したら、Window -> Asset Store -> Search onlineでアセットストアを開きます。
COCOdayo - SampleScene - PC, Mac & Linux Standalone - Unity 2020.3.11f1 Personal DX11 2021_12_17 20_32_40.png
検索欄にRewiredと入力すると見つかるので、そちらを購入しましょう。
Rewired _ Utilities Tools _ Unity Asset Store - Google Chrome 2021_12_17 21_02_51.png
次にUnityに戻ってWindow -> Package Managerでパッケージマネージャを開きます。
COCOdayo - SampleScene - PC, Mac & Linux Standalone - Unity 2020.3.11f1 Personal DX11 2021_12_20 12_14_39.png
その中からRewiredを選択してDownloadボタンを押します。
ダウンロードが完了したらImportボタンを押してパッケージをインポートします。
Importボタンを押すと以下のようなポップアップメッセージが次々表示されるので、Proceed、Add Settings、Installを押していきます。
    153da2a1a4d5e84b880939cbbdce1947.png
 c9c069e633dbaa5a80bd06b63ceb178f.png
    bc1b08d1d9bfad86eea6a8cc10a96d43.png
続いてこのようなポップアップメッセージが表示されます。こちらはインストール前にパッケージマネージャからText Mesh Proをインストールしないと、コンパイラーエラーが発生するとのことなので、Text Mesh Proをインストールしていない場合はStandard Versionを選択します。
今回はStandard Versionを選択していきます。
    f383f5bee6dc2b179661a26d7d723a6f.png
次にこのようなポップアップメッセージが表示されます。
こちらはスマートフォンに対応したゲームを作っている場合にはInstallを押しましょう。
    2998127b3b56037541ddf10fc4f069b1.png
最後にこのようなポップアップメッセージが表示されるのでInstall Docsを押しましょう。
62c0b7fc412c3073245192970b016cfd.png
ここまでの流れでやっぱりインストールしたい、と思ったところがあった場合はWindow -> Rewired -> Setup -> Run Installerから再度やり直せます。

Rewiredの使い方

Window -> Rewired -> Create -> Input ManagerでRewired Input Managerをヒエラルキーウィンドウに作ります。
その後、Rewired Input Managerを選択してインスペクターウィンドウのInput Manager内にあるLaunch Rewired Editorを選択します。
図1.png
Launch Rewired Editorを押すとこのようなウィンドウが表示されます。選択項目がたくさんありますが、今回は主に使用するPlayers、Actions、Joystick Maps、Keyboard Maps、Mouse Mapsについて説明します。
COCOdayo - SampleScene - PC, Mac & Linux Standalone - Unity 2020.3.11f1 Personal_ DX11 2021_12_20 22_27_33.png
上の五つの項目について軽く説明しておくと
Players:ゲームのプレイヤーを人数分登録する
Actions:ゲーム内でジャンプや歩くなどの動作に名前を付けます
Joystick Maps:様々な種類のゲームパッドの各ボタンにActionsで設定した動作を対応させる
Keyboard Maps:キーボードの各キーにActionsで設定した動作を対応させる
Mouse Maps:マウスのクリックなどにActionsで設定した動作を対応させる
というものになってます。

一つの動作に対してゲームパッド、キーボード、マウスを設定する

まずはPlayersを選択して左下にあるNewを押しましょう。
図2.png
するとPlayers:の項目に1:Player0が追加されます。
この数を増やすことでゲームのプレイヤーを増やしていくことができます。
次にActionsを選択して画面下らへんにあるNewを押しましょう。
その後、右にいくつか項目が出てくるので、その中のNameとDescriptive Nameを作りたい動作の名前に変更します。(この名前はスクリプトで使うので入力しやすい名前にしましょう)
図5.png

ゲームコントローラーの入力を実装する

Joystick Mapsを選択します。
すると左側に数多くの種類のゲームコントローラーがあるので、実装したいものを選びましょう。今回はXbox 360 Controllerを使います。
コントローラーを選択したらCreate Mapを押します。
図6.png
下にCreate Defaultsというボタンが表示されるのでそちらを押します。
するとElement欄に選択したコントローラーの入力一覧が表示されるので使いたい入力を選択します。今回はAを使うことにします。
入力を選択したら右側に先ほどActionsで作ったhogeという名前の動作があるのでそちらを選択することで、そのボタンにhogeという動作が紐づきます。

キーボード入力を実装する

Keyboard Mapsを選択し、表示されるCreate Mapを選択します。
図8.png
次に画面下にあるNewを押してから動作を発生させたいキーをKey欄から選択します。
Actionsで作ったhogeという名前の動作を選択し、そのキーにhogeという動作を紐づけます。
図9.png

マウス入力を実装する

Mouse Mapsを選択し、表示されるCreate Mapを選択します。
図10.png
次に画面下にあるNewを押してから画面右にあるNoneを押して、動作を発生させたいマウス入力を選択します。今回はLeft Mouse Button(左クリック)を選択しました。
その後、先ほどまでと同様にActionsで作ったhogeという動作を選択して紐づけます。
図11.png

ここまで設定したMapsをPlayerに紐づける

Playersを選択します。
下に表示されるJoystick Mapsを選択して、Add Joystick Mapを押します。
図13.png
これだけでPlayer0にJoystick Mapが紐づきました!
あとは同じようにKeyboard MapsとMouse Mapsも紐づけます。

実際にスクリプトで作った動作を使ってみる

以下のようなスクリプトを作ります。
COCOdayo - Microsoft Visual Studio 2021_12_21 0_12_02.png
using Rewired; を忘れないように注意してください。
player0.GetButtonDown("hoge")は、先ほどRewiredで作った動作名hogeに紐づけた入力のいずれかが押されることを取得できます。
今回はhogeにXbox360 ControllerのA、キーボードのW、マウスの左クリックが紐づいているので、このいずれかが押されるとhogeという文字をコンソールウィンドウに表示するようになっています。
このスクリプトをヒエラルキー上の適当なところにアタッチしてから実行すると
以下のようにキーボード、マウス、Xbox360 Controller全ての入力でhogeと表示されました!
bea5d0d62a92dd6a9e400cb40ae450e4.png
あとはこの入力でゲーム内のキャラクターがジャンプしたりするようにすればすべての入力に対応したゲームを作ることができます!
Rewiredを使ってぜひ快適なゲーム制作ライフを~

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