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前回の記事ではPostmanのアカウント開設と簡単なテストを行ってみました。
今日はPostman Flows を触っていきます。
Postman Flows とは
Postman Flowsは、APIのワークフローや自動化を視覚的に作成、管理、実行できるツールです。Postmanは通常、APIのテストやドキュメント作成のために使用しますが、Postman Flowsはこれをさらに拡張し、複雑なAPIシーケンスやデータ処理のフローを簡単に設計できるようにするワークフローエンジンになります。
条件分岐やループ、エラーハンドリング機能などが提供され、一方通行のワークフローだけではなく、複雑な処理を実行できます。
機能の有効化
前回の記事で利用したアカウントにログインしたあとデフォルトのワークスペースをクリックします。
設定タブをクリックすると、いくつかのトグルスイッチが出てくるのでフローを有効化します。
そうすると画面左ペインに動的にフローの機能へのリンクが出てきます。
フローのアイコンをクリックするとワークフローの設定画面が出てきます。
簡単なワークフロー
では早速簡単なワークフローを作ってみます。
Create a flow from scratch をクリックします。
以下のようにデフォルトのワークフローテンプレートが出てきます。
Send a requestをクリックしてみます。
APIリクエストをSelect a requestに書き込み、その処理が成功した場合、失敗した場合それぞれで処理をつなげることで処理分岐が可能となります。
まずは簡単なリクエストの送付を行ってみます。前回の記事で用いた
https://requestcatcher.com/を使います。
まずContact Testingをクリックします。
Get Test Responseをクリックします。
少しわかりづらいですが、設定されたリクエスト右側にある矢印をクリックします。
別のタブで前回と同様のAPI呼び出しのテスト画面が出てきます。
次にhttps://requestcatcher.com/で適当な名前でAPIコールの受け口を作ります。
この例だとhttps://flowtest.requestcatcher.com/でリクエストが受信可能となっています。
Postman側の画面でリクエストの送付先を先にhttps://flowtest.requestcatcher.com//get?foo1=bar1&foo2=bar2に変更して送信ボタンを押します。
疎通確認が取れましたので、次にFlowでテストを行います。
Flowのタブに戻りRunをクリックします。
Success()のところにオレンジで何か丸がついていることがわかります。これはAPIコールが成功したことを意味します。クリックするとこのようなダイアログがでます。
以下のようにBodyやHeaderが確認可能になっています。
ではここから、フローをチェーンで作っていきます。ブラウザの別タブで https://success.requestcatcher.com/ という名前でさらにAPIコールの受け口を作成します。
Postman Flowsで先ほどのAPIコールのSuccess部分から矢印を引っ張りもう一つSend Requestを作成します。
GET Test Responseは先ほど作成したhttps://flowtest.requestcatcher.com/になっていますので、もう１個新規に作成を行うためにCreate a new requestをクリックします。
先ほどと同じように新しいAPIの受け口を設定します。
この状態でRunをクリックすると１個目の処理が成功したタイミングで２個目の処理が行われます。
