ラズパイ側の設定
環境
- Raspberry3B+
- raspian 64bit
インストール時の設定として
国は日本を選び「use English」オプションを有効にしています。
Bluemanの導入
bluetoothでNAP(Network Access Point)を使うためにbluemanを導入します。
sudo apt-get install blueman
今回は、blueman v2.1.4がインストールされました。
DHCPサーバーの導入
isc-dhcp-serverをインストールします。
iptablesがインストールされていないとエラーになるので、こちらも併せて導入しておきます。
sudo apt-get install isc-dhcp-server
sudo apt-get install iptables
isc-dhcp-serverのインストール中にエラーが出ていますが、大丈夫みたいです。
Bluemanの起動
ラズパイのスタートメニューから
Preference->Bluetooth Manager
を起動すると、右上に新しいBluetoothアイコンが追加されます(青背景に白文字のアイコン)
このアイコンをクリックし、表示されたメニューの「Local Services」
を開きます。
- 「Network Access Point」のチェックボックスを選択
- 「DHCP server type」をdhcpdに変更
以上の作業を行ったのち、Applyボタンを押すと、PAN接続の準備は完了です。
確認
ifconfigコマンドでpan1にipが割り振られているか確認します。
今回は10.189.101.1に割り振られていました。今後はラズパイ側のIPを10.189.101.1として進めるので、必要に応じて読み替えてください。
サーバーの導入
PAN接続されたか確認するためにWEBサーバーを立てておきましょう。
今回はapacheサーバーを立てます。
sudo apt-get install apache2
sudo systemctl status apache2
statusがactive(running)になっていれば大丈夫です。
ブラウザを立ち上げ、10.189.101.1にアクセスしてみます。
apache2のトップページが表示されればOKです。
iphone側
bluetooth接続
iphoneの設定->Bluetooth
と進み、BluetoothがONになっていることを確認します。
次に、ラズパイとiphoneのペアリングを行います。
ラズパイ側の右上のタスクバーからBluemanのアイコンをクリックし
表示されたメニュー内の「Make Discoverable」をクリックすると、ラズパイ側はペアリング待機中になります。
iphone側からraspverrypiを探索できるようになるのでそのままペアリングします。
ペアリング後に「Bluetooth Authentication」というウィンドウが表示されるので、
「Always accept」を選択します(ここでacceptしないと、PAN接続できません)
確認
safariで10.189.101.1にアクセスしてみます。
Apache2サーバーのトップページが表示されれば成功です。