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Raspberry PiとiPhoneをBluetooth経由でPAN接続する

Last updated at Posted at 2022-04-27

ラズパイ側の設定

環境

  • Raspberry3B+
  • raspian 64bit
    インストール時の設定として
    国は日本を選び「use English」オプションを有効にしています。

Bluemanの導入

bluetoothでNAP(Network Access Point)を使うためにbluemanを導入します。

sudo apt-get install blueman

今回は、blueman v2.1.4がインストールされました。

DHCPサーバーの導入

isc-dhcp-serverをインストールします。
iptablesがインストールされていないとエラーになるので、こちらも併せて導入しておきます。

sudo apt-get install isc-dhcp-server
sudo apt-get install iptables

isc-dhcp-serverのインストール中にエラーが出ていますが、大丈夫みたいです。

Bluemanの起動

ラズパイのスタートメニューから
Preference->Bluetooth Manager
を起動すると、右上に新しいBluetoothアイコンが追加されます(青背景に白文字のアイコン)
このアイコンをクリックし、表示されたメニューの「Local Services」
を開きます。

  1. 「Network Access Point」のチェックボックスを選択
  2. 「DHCP server type」をdhcpdに変更

以上の作業を行ったのち、Applyボタンを押すと、PAN接続の準備は完了です。

確認

ifconfigコマンドでpan1にipが割り振られているか確認します。
今回は10.189.101.1に割り振られていました。今後はラズパイ側のIPを10.189.101.1として進めるので、必要に応じて読み替えてください。

サーバーの導入

PAN接続されたか確認するためにWEBサーバーを立てておきましょう。
今回はapacheサーバーを立てます。

sudo apt-get install apache2
sudo systemctl status apache2

statusがactive(running)になっていれば大丈夫です。
ブラウザを立ち上げ、10.189.101.1にアクセスしてみます。
apache2のトップページが表示されればOKです。

iphone側

bluetooth接続

iphoneの設定->Bluetooth
と進み、BluetoothがONになっていることを確認します。

次に、ラズパイとiphoneのペアリングを行います。
ラズパイ側の右上のタスクバーからBluemanのアイコンをクリックし
表示されたメニュー内の「Make Discoverable」をクリックすると、ラズパイ側はペアリング待機中になります。
iphone側からraspverrypiを探索できるようになるのでそのままペアリングします。
ペアリング後に「Bluetooth Authentication」というウィンドウが表示されるので、
「Always accept」を選択します(ここでacceptしないと、PAN接続できません)

確認

safariで10.189.101.1にアクセスしてみます。
Apache2サーバーのトップページが表示されれば成功です。

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