こんにちは! 私はこれまで開発していたプログラミング言語「Simple」を切り捨て、新しいプログラミング言語の開発に着手しました。その過程で得た学びや経験を共有したいと思います。
以前、私が長期間かけて開発したSimpleプログラミング言語がありましたが、そのコードが肥大化し、開発の際に保守性が低下している事を感じました。
具体的には、Simpleでスタックを用いるのは式の評価だけで、文の実行には別のロジックを使うといった複雑な二重構造になってしまいました。
そんな事情でSimpleの開発が停滞していた2023年12月25日にクリスマスプレゼントのLand of Lispを読んでメタプログラミングなどLISPの影響を受け、新たにスタック指向のアプローチを全面的に取り入れたスクリプト言語「Stack」を開発しました。
また、Stackプログラミング言語はUNIX哲学の影響も受けています。UNIXにおけるデータ指向の考え方を基にしたコマンド群を備えており、自動化スクリプトや「一つの事をうまくやる」CLIツールを開発できる様に設計されています。
Stackプログラミング言語の開発において、以前のSimpleプログラミング言語ではFizzBuzzの実装に15週間以上かかりましたが、今回は開発スタートからわずか3時間で達成する事に成功し、翌26日にVer1.0をリリースしました(私の武勇伝です)。
さらにソースコードの量も大幅に削減され、Simpleでは4000行以上ありましたが、今回は1000行程度に抑えられました。
最近、Stackプログラミング言語のコミュニティを立ち上げ、共同開発などのプロジェクトを進めています。興味ある方は是非、コミュニティにご参加ください!!!