「Windows - レガシ」プロジェクトの利用可能期間が延びたかもしれません
はじめに
- v21.10 までの UiPath のプロジェクトはNETフレームワーク 4.6.1 のランタイムで動作していましたが、同フレームワークのサポート終了予定(※)にあわせて、新しく『Windows』と『クラスプラットフォーム(MACでも動作する)』というNETフレームワーク 6 のランタイムプロジェクト作成が(v21.10より)可能となりました。
- 「Windows レガシ」とは、NETフレームワーク 4.6.1 のランタイムプロジェクトを指します。
- 本記事は既存のレガシプロジェクトのマイグレーションを急ぐように注意喚起するものではありません。レガシプロジェクトのマイグレーションツールは v22.10 でリリースされており、同バージョンの延長サポートの期限(※)となる2025年10月までレガシプロジェクトは動作します。
※:v23.4 のリリースに伴いアップデートがあるため後述します。
UiPath のプロジェクトについて
UiPath のプロジェクトのランタイムは3種類あり、新規プロジェクト作成時に「対応OS」欄から指定できます。
プロジェクト(対応OS) | ランタイムライブラリ | 動作環境 |
---|---|---|
Windows – レガシ | .NET 4.6.1 | Windows(32 bit) |
クロスプラットフォーム | .NET 6 | Windows Linux MacOS (64 bit) |
Windows | .NET 6 | Windows(64 bit) |
「対応OS」は v21.10 より Studio の新規プロジェクト作成時に指定できます。(Studio X は v22.10 より可)
↓↓↓本題:v23.4 のリリースで何がどうなった(@_@)↓↓↓
ポイント①: v22.10 以降、Studio 起動時に画面上部に表示されるようになった警告文がやわらかくなった
「Windows - レガシ」プロジェクトの新規作成は、今後段階的に廃止されます。
ポイント②: 「Windows - レガシ」プロジェクトの新規作成ができる!!
半年前のリリースノートでは、v23.4 より「Windows - レガシ」プロジェクトの新規作成はできなくなるとアナウンスされていた
ポイント③: 非推奨化予定の予定バージョンの記述が変わった
「現時点で特定のリリースに対して予定されているわけではございません。」
この時点で、v23.4 の延長サポート終了まで「Windows - レガシ」プロジェクトが使える(サポートされる)のは確定ですね(^▽^)
➤ 2026年4月27日
- 本記事はレガシプロジェクトのマイグレーションを急ぐように注意喚起したり、移行に向けた検討や作業着手の延伸等を勧めるものではありません。
- 「Windows」および「クロスプラットフォーム」プロジェクトが標準となっていくことに変わりはありません。
- 標準パッケージで構築可能なワークフローの新規開発などは徐々に移行していくことが望ましいと考えます。
以上 お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m