はじめに
- 本記事では、Studio Web の利用要件や運用の補足情報等を紹介します。
- 記事の内容は、個人の見解または確認結果であり、UiPath の公式見解ではありません。
- 製品仕様や参考画像は 23.4 バージョン(Automation Cloud は ProTrial または Free ライセンス)で構成しています。
Studio Web の想定ユーザーおよび利用要件
Studio Web で自動化できるアプリケーション
Studio Web では「クロスプラットフォーム」というランタイムプロジェクトでオートメーションを作成できます。
クロスプラットフォームは、オンラインアプリケーションやサービスの自動化向けのプロジェクトです。ローカルのPC操作には対応していないため、利用可能なアクティビティは以下など参照ください。
https://docs.uipath.com/ja/activities/other/latest/ui-automation/uia-modern-project-compatibility
Automation Cloud のライセンスについて
Studio Web はすべてのライセンスで含む(利用可能) となっています。
RU(ロボットユニット)の消費について
クラウドの仮想マシンやサーバレスロボットでプロセスを実行する場合、その使用量に応じて RU(ロボットユニット)を消費します。Unattended ライセンスで実行する場合、 RU は考慮不要です。
マシン サイズとコスト
サーバーレス ロボットを使用してプロセスを実行するには、プロセスを実行するテナントで、必要な数の RU (ロボット ユニット) が利用可能である必要があります。
消費される RU の数は、以下によって異なります。
- すべてのクロスプラットフォーム プロセスでは、[Cloud ロボット - サーバーレス] のオプションが既定で [自動] に設定されています。この設定では、サーバーレス ロボットを使用してプロセスを実行するのに適したマシン サイズが選択されます。
- プロセスの実行時に消費されるロボット ユニットの数は、マシン サイズと実行の所要時間によって異なります。
- サイズの自動選択にあたっては、以下の表に記載された基準が順番に評価されます。ある基準が満たされた時点で、その基準に対応するマシン サイズが選択され、残りの基準は評価されません。
- 2023年9月13日現在、ProTrial の挙動を見る限り、マシンサイズ(小)にあたるサーバレス ロボットの実行で RU(ロボットユニット)の消費は確認できない。将来挙動が変わる可能性はあります。あくまで現時点の挙動の参考までに
- RUの消費量を確認するため、40秒 × 3 , 1分30秒 × 3 , 2分30秒 × 2 の3パターンを試験したが、いずれも消費はしていない。
運用補足
Studio Web で作成したオートメーションは、Studio や StudioX と同様に Orchestrator にパブリッシュすることができます。パブリッシュ後のオペレーションも同じです。 Studio や StudioX とは互換性があるため、ローカルで編集も可能です。
Studio Web で作成したオートメーションは、プロジェクトタブの一覧の三点リーダーからローカルの Studio 起動ができます。
「プロジェクトをダウンロード」から取得した拡張子「.uip」のファイルは「新しいプロジェクト」ボタンの選択肢の「プロジェクトをインポート」より読み込むことができます。
おわりに
Free ライセンスのテストユーザーを招待し、ライセンス割り当て無しでも Studio Web で開発・実行が可能なことを確認しています。
このため、どなたでも Automation Cloud にアカウント登録すれば利用できるとおもいますのでご関心を持たれた方は是非触ってみてください(・ω・)ノ