はじめに
- 本記事では、UiPath Insights の読み取り専用バージョンを紹介します。
- 記事の内容は、個人の見解または確認結果であり、UiPath の公式見解ではありません。
- 製品仕様や参考画像は 2024年5月16日時点のもので構成しています。
UiPath Insights とは?
Automation Cloud の1サービスで、自動化プログラム全体のパフォーマンスを追跡、測定、管理できる 分析ソリューションです。これにより、業務自動化の計画を次のレベルに拡大できます。
Insights の読み取り専用バージョンがリリース
4/18のリリースノートなので、1週間後の4/25からEnterpriseライセンスの方含めて適用されているとおもわれる。
従来、利用するにはライセンスの購入&管理画面からの有効化作業が必要だった Insights が読み取り専用でどなたでも利用できるようになった模様です。
何がみれるの?
読み取り専用(編集権限がない)なので、『UiPath テンプレート』タブの一覧に表示されたダッシュボードの閲覧のみ可能です。
Automation Hub を利用されていなくとも、次の様な切り口でロボットの利用状況を照会・分析できます。
- 「組織レベル」とタグが付いているダッシュボードではテナントを跨いだ組織全体の実績を照会・分析できます。
- ダッシュボードに表示するデータ(ロボットログ)は、およそ20分おきにOCからインポートされます。
https://docs.uipath.com/ja/insights/automation-cloud-public-sector/latest/user-guide/about-insights#data-ingestion-for-insights
『有人オートメーションのレポート』
- 実行データ
- ジョブの実行傾向
- 最も使用されているプロセス トップ 10
- エラーが発生したプロセス トップ 10
- アクティブな一意のユーザー/週
- 最もアクティブなユーザー トップ 10
- 最も使用されていないプロセス トップ 10
- 最もアクティブではないユーザー トップ 10
- Studio からの実行
『プロセス』
- ジョブの情報
- プロセス トップ 10 (実行数およびステート順)
- ジョブが失敗したプロセス トップ 10
- 実行数 (週次)
- エラーの詳細
『キュー』
- トランザクション (完了したアイテム)
- キュー
- ステータス別のトランザクション
- トランザクション (日付順)
- 例外の内訳 (週次)
- トランザクションの平均時間 (キューごと)
- 例外
『ロボットとマシン』
- 全体の使用状況 (時間)
- ロボットの使用状況 (Unattended)
- ロボットの使用状況 (Attended)
- マシンごとのロボット
- ロボットとマシンごとの平均使用状況/日 (Unattended)
- ロボットとマシンごとの平均使用状況/日 (Attended)
- エラーが発生したマシン トップ 10
- ビジーなマシン トップ 10 (プロセス名別)
- 使用状況の内訳 (今日)
ダッシュボードの表示内容はデータ出力可能です!!
画面右上の三点リーダー>「ダウンロード」を選択
フォーマットは「PDF」や「CSV」が選択できます。
(※Enterprise版では「Tab区切りデータ」や「EXCEL」などもある様です。)
PDFを選択>ダウンロードを実行すると、Lookerのサービス(Googleのサービス)画面が起動し、処理が完了するとダウンロードフォルダにファイルが出力されます。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
Automation Cloud をご利用の方はサイドメニューから Insights を起動するだけでみれるので、早速ご自身のロボット利用状況などみてみてはいかがでしょう。
Insights をもっと知りたい方へ
最後までお読みいただきありがとうございます(・ω・)ノ