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OpenAI を UiPath から呼び出してみる ~ 自分の仕事にどう役立てるかの巻 ~

Last updated at Posted at 2023-04-11

今話題のチャットGPT。先回までに UiPath で OpenAI をどう呼ぶかの手順は大方書きました。

本記事では、実際の業務でどう役立てるかについて考察していきたいとおもいます。

本題に入る前にライトな日常ネタから↓
レシピを尋ねる.png

おすすめしてくれたレシピが美味しいかどうかはさておき、

冷蔵庫のぞいた後、Google で検索かけても、『検索結果から選ぶ行為』『レシピの中から選ぶ行為』 は省けません。

調べるプロセスを代わってくれるだけでも価値がありますよね。

UiPath も機能が相当多くなってきたので、リリースノートを調べる だけでも一苦労だったりします。
パッケージを更新しようとした際に、
『「hogehoge.Activities」を20.10から22.10に更新する際に仕様変更の影響を受けるアクティビティを教えてください』
って聞くだけで回答が得られたら素敵ですよね。

公式ブログのChatGPTの活用ケース

記事内の見出しのみ以下に書きます。詳細は↑の記事を参照ください。

  • ChatGPTを組み込んだWebアプリケーションを作成
  • 特定のトピックの最新情報の調査
  • 議事録の作成・保存を自動化
  • テストデータの生成
  • 顧客フィードバックの分析

※公式ブログ≠公式ガイド。ブログのため、著者個人の見解であり、必ずしもUiPathの見解を反映するものではありません。

自分の仕事にどう役立てるか

【ネタ1】相談役になってもらう

シンプルに Assistant から Chat-GPT を呼ぶもので、
何かの答えを求めるというよりは、ロボットに意見をもらう感じの使い方です。

(実装例)
OpenAIを仕事に取り入れる.JPG
OpenAIを仕事に取り入れる2.JPG

パラメータで回答文をチューニングしなくてもよい場合は上記のみでOK(1分で完成します)

OpenAIを仕事に取り入れる4.JPG

パラメータ(引数)を用意する場合、String型(※)とし、「Generate Chat Completion」の詳細プロパティに「CDbl({★引数名})」のかたちで値指定します。

※UiPath Assistant の入力引数は「Int」「String」「Boolean」「DateTime」に対応しています。

OpenAIを仕事に取り入れる3.JPG

N オプションは最も確度が高い回答文が一つ得られればよいため、上のサンプルでは「1」を指定しています。

OpenAIを仕事に取り入れる5.JPG

Assistant の詳細画面で引数の既定値を入力し「実行」ボタンをクリック

OpenAIを仕事に取り入れる6.JPG
OpenAIを仕事に取り入れる7.JPG

(相談例)
UiPath Marketplace に登録した自作ツールのいい感じの紹介文が欲しいとします。

OpenAIを仕事に取り入れる24.JPG

ツールのダウンロードページに載せている概要情報を渡してチャットGPTに1行の文章で作成を依頼してみます。

OpenAIを仕事に取り入れる22.JPG
OpenAIを仕事に取り入れる23.JPG
出力結果:
Introducing Loocale - a tool that converts local PowerPoint and PDF slides into searchable knowledge data

【ネタ2】データのラベリング(タグを生成してもらう)

OpenAIを仕事に取り入れる10.JPG

質問文の冒頭に回答形式の指示を加えて実行します。(以下、例)
"次の文章からタグを生成してください。回答はカンマ区切りのタグのみでお願いします。「"+入力文+"」"

入力文:
UiPath Marketplace は、世界中の RPA の専門家や実践者によって公開されたエンタープライズ グレードの RPA コンテンツのワンストップ ショップです。Marketplace は、さまざまな業界、テクノロジー、ユースケースにわたって UiPath プラットフォームを拡張および補完する 1500 以上の再利用可能な RPA リストを提供します。

↓↓↓出力結果↓↓↓

UiPath, RPA, Marketplace, エンタープライズ, 業界, テクノロジー, ユースケース, プラットフォーム, 再利用可能, リスト
OpenAIを仕事に取り入れる11.JPG

問い合わせメールでデモできれば有効性がわかりやすいのですが、
本記事では UiPath Marketplace のパッケージの要約を例に説明します。

OpenAIを仕事に取り入れる12.JPG

上の図は、カスタムアクティビティの「名称」「URL」「ダウンロード数」「概要」などを昔一覧化したものです。(800件くらいあるのでトップ10の画像のみ)
トークン数で課金されるため、繰り返し処理は使わず手動で幾つかタグを生成してみます。

OpenAIを仕事に取り入れる13.JPG

生成したタグを一つなぎの文章に直して、ランキングをChatGPTにお願いします↓↓
入力文:
次のタグを出現回数でランキング生成してください。「プログラム, デバイス登録, 秘密鍵, 2要素認証, トークン, カスタムアクティビティ,PDFSharp, ライブラリ, 拡張, PDF, アクティビティ,アクティビティライブラリ, Excel, 統合, 人間の行動, 大きなExcelファイル,リストアイテム, ライブラリファイル, フォルダー, ユーザー, グループ, アクセス許可, カスタムアクティビティパッケージ, 認証モード,プロセスアクティビティ, 通知, ロボット, ライトスタイル, 停止」

OpenAIを仕事に取り入れる14.JPG

【ネタ3】サンプルスクリプトを作成してもらう

過去に作成したスクリプトをコピーして自前で作成することがほとんどだとおもいますが、
PowerShell や バッチ の様なメジャーなスクリプトは特に編集しないでも使える精度のものを返してくれるので便利に使わせてもらってます(´ω`)

(PowerShell の例)
OpenAIを仕事に取り入れる15.JPG
OpenAIを仕事に取り入れる17.JPG
OpenAIを仕事に取り入れる18.JPG
(バッチ の例)
OpenAIを仕事に取り入れる19.JPG
OpenAIを仕事に取り入れる20.JPG
OpenAIを仕事に取り入れる21.JPG

長々と書きましたが最後までお読みいただきありがとうございます。
活用例はまだまだ幾らでもありそうなので、新たに気づいたものが出たら随時アップデートしていきますm(_ _)m

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