はじめに
記事をご覧くださりありがとうございます。
今回は、「TimeTracker」を工数入力者目線で使ってみた感想記事となっています。
どうぞ最後までお付き合いください。
なぜ、私は毎日こんなにも忙しいのか?
工数を把握することの必要性に気付く
自社IT製品開発に携わっている私だが、毎日がなぜか忙しい
就業時間内ぎりぎりまで作業をし、定時を超えてから本日の進捗を更新し、全体のスケジュールに遅れがないかをExcelで確認するのが日課となっていた。
そこでまずは現状を把握することが必要ではないかと気づいた。
工数管理とは?
言ってしまえば作業時間の管理だが、できているようでできていないから「なぜか忙しい」に陥る。今回TimeTrackerをトライアルしてプロジェクト管理と工数管理がいかに密接な関係であるかに気付いた。
- 予定は綿密に立てるのに、振り返りをしていない
→過去に学ぶことができず同じことを繰り返している -
プロジェクトの進捗しか見ていない
→「進捗遅れ⇒残業で対応」のパワー勝負一択。なぜ遅れたのかを把握していない
プロジェクトを円滑に進めるためには、ひとりひとりの工数データを集めることが最短ルートだ(これを全メンバーに徹底的に教え込みたい)
TimeTracker事前知識
TimeTrackerNXとは?
※以下デンソークリエイト社製品サイトより
TimeTracker NXは、ソフトウェア開発、ハード設計、営業、Web制作などの知識労働・デスクワーク業務における工数管理・プロジェクト管理のためのツール
最大の特徴 : 徹底した現場志向に基づいて開発されたツール
TimeTracker NX の3つの強み
- 1分でできる工数入力
- 現場の試行錯誤が生んだプロジェクト管理
- データを改善活動に活用する
ブラウザにアクセスするだけなら気軽に使える
アプリをインストールするのは億劫だが、ブラウザを開くだけでアクセスができるのであればとトライアルを使ってみることに。
TimeTrackerNX クラウドサービスを使ってみた
なじみのあるUI
Outlook等のカレンダーのようなビューで、説明されなくともどこに工数を入力すれば良いか直感的に理解できる。画面左に位置するワークアイテムツリーから、実行した作業をドラドロするだけで完了。
1分でできる工数入力は実現可能だと感じた。
Outlookカレンダーの予定から自動で予定工数を登録することも可能とのこと。ボタン一つで工数入力できるなら、入力時間の短縮はさらに加速するだろう。
タイムシート以外の画面から実績登録が可能
マイページやプロジェクト画面からも入力ができるため、例えばマイページで遅れを感知⇒遅れタスクから優先的に作業実行⇒作業後、タイムシートに移動することなく工数入力が可能、となる。
もちろん実績工数はリアルタイムかつ自動で集計してくれる。
プロジェクトを横断して可視化できるのもTimeTrackerの特徴で、各プロジェクトの進捗状況を確認したうえ、そのページのまま工数を入力することも可能。
なるほど、プロジェクトと工数どちらもひとつのツールで可視化できることがいかに快適か実感した。
自分の作業範囲がわかりやすい
自分の担当作業のみがワークアイテムツリーに表示されるため、迷うことなく工数入力までたどり着ける。
イベントエリア(赤枠)を表示することで、直近の対応すべき計画タスクが表示される。計画を確認しながら、そのまま工数入力も可能だ。
画像上は「計画から1日早く調達業務に着手した」ことがわかる。
よく使うタスクはマイワークアイテムから入力が可能
ワークアイテムツリーからいちいち階層を開かなくても、ダイレクトに工数入力が可能。
登録するタスクはドラドロ操作のみで登録できる。
特に便利だと思ったクイックレポート機能
クイックレポート機能を使えば自分の作業実績が円グラフで確認できる。
これは、まさに今、工数を見える化しているを実感した機能だ。
本業と突発作業の比率がわかるため、「これ以上の追加作業は受けられない」と数字で訴えることも可能だ。
単純に「忙しい、毎日残業している」と言うよりも効果があることは明白である。
メリットまとめ
- 使いやすいUI:初心者でも迷わず使える
- データの可視化:自身の作業履歴が簡単に可視化できる
- クラウドベース:ネットに繋がりさえすれば、どこからでもアクセス可能
※読み込みが遅い等は感じなかった
こんな使い方はどうだろうか
クイックレポートの表示期間を週や月単位にすることで、見栄えの良い週報や月報のレポート作成がボタンひとつで可能。
提出者ももちろん手間が省けるし、管理者としてもひとりひとりの文章を読むよりも、グラフで可視化できた方が把握しやすいのではないか?報告書やTimeTrackerを見ながらの1on1ミーティングをすれば、お互い課題が見えやすく解決もしやすい(意見もしやすい?)と考えた。
懸念
メンバが工数を入力しないことには始まらない。これに尽きる。
ただ、私にとっては全くハードルにはならなかった。むしろ本日の働きぶりが可視化でき、クイックレポートを見るのが楽しみになるほどだった。
結論: TimeTrackerNXはおすすめできるか?
できる。ぜひ実際にチーム内で使ってみたい。
機能の充実ぶりも素晴らしく、私が思いつく機能はすでに搭載されていた。
そのため、こんな機能があったらうれしい!が今のところ見つけられていない。
さいごに
個々の工数データを基にプロジェクト管理をおこなうツールだが、メンバー目線としては管理されている感がなく、わが身を守るためにも積極的に工数登録したくなるツールと感じた。結果、管理者としても精度の高い工数データが集められるため、よく考えられたツールである。
最後までお読みくださりありがとうございました。