OCIのインスタンスは、デフォルトのSSHポートが22番となっており、そのままでは危険。
ここでは、ポート番号を20000番(お好みで)に変更することを目標とします。
SSHサーバの設定ファイルの変更
/etc/ssh/sshd_config
を適切に書き換えます。(VimやEmacsを使って)
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#Port 22
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のコメントアウトを外し、さらに新しいポート番号の記述を追加します。
注)ポート番号の設定失敗を想定して、とりあえず22と20000の両方を開けています。
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Port 22
Port 20000
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iptablesの設定変更
OCIのUbuntuインスタンスではiptablesによるファイアウォールがデフォルトで有効になっています。
20000番のポートを許可します。
$ sudo iptables -I INPUT 5 -p tcp --dport 20000 -j ACCEPT
このままではインスタンス(サーバ)を再起動したときに、設定がリセットされてしまうので、永続化します。
$ sudo /etc/init.d/netfilter-persistent save
$ sudo /etc/init.d/netfilter-persistent reload
sudo iptables -L
で設定済の内容を確認できます。
$ sudo iptables -L
Chain INPUT (policy ACCEPT)
target prot opt source destination
ACCEPT all -- anywhere anywhere state RELATED,ESTABLISHED
ACCEPT icmp -- anywhere anywhere
ACCEPT all -- anywhere anywhere
ACCEPT udp -- anywhere anywhere udp spt:ntp
ACCEPT tcp -- anywhere anywhere tcp dpt:20000
ACCEPT tcp -- anywhere anywhere state NEW tcp dpt:ssh
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VCNのセキュリティ・リストの設定変更
該当のVCNのセキュリティ・リスト > イングレス・ルール を変更します。
既に22番ポートが許可されているので、編集を押して、宛先ポート範囲を20000に書き換えて保存します。
(再)SSHサーバの設定ファイルの変更
一度exitして、新しい20000ポートでログインし直します。
ログインできたら、sshd_configを再度編集して古い22ポートは閉じます。
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#Port 22
Port 20000
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