第35回高専プロコン(奈良大会)の参加記です。
今回、私は”自由部門予選落ち奈良観光部門”として高専プロコンに参加させていただきました。
目次
- 1.高専プロコンとは
- 2.全体
- 3.課題部門
- 4.自由部門
- 5.競技部門
- 6.まとめ
1. 高専プロコンとは
高専プロコンとは、全国高等専門学校プログラミングコンテストというコンテストのことで、課題部門・自由部門・競技部門の3つの部門から成り、それぞれの部門でアイデアや実装力を競うコンテストです。
今年は奈良大会ということで、なら100年会館に行ってきました。
2. 全体
まず1つ言いたいのは、会場のネットの環境がとても悪かったこと。建物がコンクリートでできている以上、しゃーないんだけど。特に大ホールはほとんど繋がらなかった。
企業のブースでは、いろいろな企業の人と話せてよかったです。企業が使用している言語や業務内容、ぶっちゃけた話が聞けたのは新鮮でした。ノベリティも豪華でした。
昼ごはんのお弁当とてもおいしかった。個人的には、2日目の魚が一番おいしかった。
3. 課題部門
今回のテーマは「ICTを活用した環境問題の解決」でした。
特に印象深かったのは以下の作品です。
SEA-VIS(沖縄高専)
ドローンの制御方法が興味深かった。2つのARマーカーを使用しての移動方向と目標方向を作って自動でドローンを制御するという発想がおもしろかった。
まもるん(神山まるごと高専)
デザインがとても見やすく操作性がよかった。作品の説明で、高齢者が見てもわかるようなUIを意識したと言っていた。市が配布しているタブレットを活用する発想も良かった。あの、GoogleMapAPIってそこそこの値段しますよね?
4. 自由部門
特に印象深かったのは以下の作品です。
SPORTSDAY(富山高専)
個人的に1番いいと思った作品。とにかくUIがすごかった。リーグやトーナメントを自動で作成してくれる機能や友達の試合を検索できるなど、球技大会時のユーザ側・運営側の両方の意見が反映されている作品だった。実際に球技大会に導入してみて、好評を得ているとのこと。オープンソースらしいので、是非高専の球技大会に導入してみてはいかがでしょう?バックエンド、Kotlinだって!?
フィッシュフレンズ(香川高専(高松))
本物の金魚が泳いでいた。新幹線に乗せて運んだらしい。
Regina(広島商船高専)
レジに機械学習を追加する発想がよかった。機能面はとても実用的で、実際のレジに導入してほしいと思ったが、それより、レシートが印象的だった。読み取った商品の情報が書かれているのはもちろんだけど、その下に書いてある材料費・開発費が生々しかった。材料費・開発費合わせて約80万円で、予算約-50万円とのこと。机の下に高そうな機器いっぱいあったし、そりゃそんな金額になるよなって印象。遊び心がある作品はとても好み。
5. 競技部門
初めて競技部門を観戦したけど、何をやっているかさっぱり分からなかった。今回の内容は、AtCoderのヒューリスティックみたいな問題だった(AHCに参加したことないけど)。AtCoderの強い人たちが競っているのとても新鮮だったし、アルゴリズムによって画像の変化や手数に差がつくの見ていて楽しかった。高専プロコン前の情報戦、うちわでPCを冷やす戦略、カツラや与謝野晶子の仮面をつけて相手の集中力を削ぐ戦略おもしろかった。予選、準決勝、決勝と上がっていくにつれて画像のズレが無くなっていき、手数の勝負になるのレベル高すぎ。
今回の競技部門を見て、興味を持ったので、来年は競技部門で出場させていただきます。
6. まとめ
大仏プリンおいしかった。