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OCIでNVIDIAのドライバインストール済のインスタンスを構築

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はじめに

クラウド環境でNVIDIAのGPUインスタンスを利用する際、最初にNVIDIAドライバとCUDAをダウンロードすることも多いかと思います。
この時(GB単位のダウンロードになるため)ダウンロードに思ったより時間がかかり、GPUインスタンスの立ち上げにかかっているコストも気になってくるところです。
Oracle Cloud(OCI)でGPUインスタンスを作成する場合、OSがOracle LinuxであればNVIDIAドライバとCUDAが最初からインストールされたイメージを利用することが可能なため、今回はそのイメージについて紹介できればと思います。
※Oracle Linux以外のLinuxインスタンスでは、NVIDIA社のサイトより適切なドライバおよびCUDA Toolkitをダウンロード下さい。

OCIのGPUインスタンス

OCIではNVIDIA社のGPUインスタンスとして、BMインスタンスとVMインスタンスが用意されております。よく使われることの多いBMインスタンスではA100、H100、H200等の主要なNVIDIA社GPUをご利用可能です。
それぞれ構築可能なシェイプの詳細は以下のサイトを参照下さい。

BMインスタンス
https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/ja-jp/iaas/Content/Compute/References/computeshapes.htm#bm-gpu

VMインスタンス
https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/ja-jp/iaas/Content/Compute/References/computeshapes.htm#vm-gpu

GPUインスタンス向けのプラットフォームイメージ

インスタンスを構築する際にイメージを選択しますが、以下の様に選択することでGPUインスタンス向けのイメージを選択することが可能です。
※画像は全て2025年4月時点のUIになります。

①シェイプの変更

メニューから「コンピュート」→「インスタンス」→「インスタンスの作成」を押下し、コンピュート・インスタンスの作成画面を表示します。
その画面上で、「シェイプの変更」メニューを押下し、利用したいGPUのシェイプを選択します。
shape.jpg
※GPUインスタンスのシェイプを選択するには、事前にサービスリミットの引き上げが必要となります。

②イメージの変更

「シェイプの変更」が終われば、次は「イメージの変更」でGPUインスタンス向けのプラットフォームイメージを選択します。
image.jpg

「イメージの選択」は「Oracle Linux」(デフォルト)を選択し、利用したいOracle Linuxのバージョンに対して、以下の様にイメージビルドから「Gen2-GPU-xxxx」となっているイメージを選択します。
イメージビルド.jpg

これでGPUインスタンス向けのプラットフォームイメージを利用したインスタンスを選択することが出来ました。あとは通常と同じようにインスタンスの各種設定をして「作成」を押すことでGPUインスタンスが構築されます。
image_and_shape.jpg

具体的にNVIDIAのドライバ、CUDAのどのバージョンがインストールされているかは、以下のイメージリストから選択したGPUプラットフォームイメージのページでご確認下さい。
・Oracle Linux 9.x Images
https://docs.oracle.com/en-us/iaas/images/oracle-linux-9x/index.htm
・Oracle Linux 8.x Images
https://docs.oracle.com/en-us/iaas/images/oracle-linux-8x/index.htm

おわりに

事前にNVIDIAドライバ、CUDAがインストールされていることで、インスタンス立上げ時からすぐ作業に取り掛かることができます。OSがOracle Linuxで問題ない場合は、ぜひGPUインスタンス向けのプラットフォームイメージをご利用ください。

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