目次
対象者
C#もとい、.NET初学者を対象とします。かくいう私も初学者です。対戦よろしくお願いします。
前提セットアップ
この記事では、VisualStudioは使用しません。その代わりに以下の環境を使用します。
- VSCode
- .NET 8.0.11 with SDK
セットアップ
- .NET 8.0.11をダウンロードし、インストール(あなたはおそらく開発者なので、SDKを選択してください)したのちに必要であれば再起動
- VSCodeのインストール
- VSCodeの拡張機能の.NET Install tool、C#をインストール(付属の拡張機能が複数インストールされます)
- 実装へ
実装してみる
それでは、早速実装しようか。
まずは、以下のコマンドをプロジェクトフォルダで行う
E:\Project> dotnet new console -o Example
E:\Project> dotnet new classlib -o ClassLib
次に、ExampleプロジェクトにClassLibプロジェクトの参照を追加する
E:\Project> cd Example
E:\Project\Example> dotnet add referense ..\ClassLib
vscode
を開き、Project.slnが生成されるのを待つ(珈琲をどうぞ)。
E:\Project> code .
ClassLib\Class1.csを編集していく
namespace ClassLib;
public static class Class1
{
public const int GREET_COUNT = 10;
public static void Log(string message)
{
Console.WriteLine(message);
}
}
Example\Program.csを編集していく
最上位ステートメントは使用しないように
// ライブラリ名前空間の使用
using ClassLib;
// Exampleプロジェクトの名前空間の使用を宣言
namespace Example;
// ファイル名のクラスを作成
public class Program
{
// ソースコードのエントリーポイントを定義
public static void Main(string[] args)
{
// ライブラリのGREET_COUNTを小突いてみる
Class1.Log(Class1.GREET_COUNT.ToString());
// 無駄に挨拶させてみよう
for (int i = 0; i < Class1.GREET_COUNT; i++)
{
Class1.Log($"{i} Hello, World!");
}
}
}
成果物
E:\Project> dotnet run --project Example
10
0 Hello, World!
1 Hello, World!
2 Hello, World!
3 Hello, World!
4 Hello, World!
5 Hello, World!
6 Hello, World!
7 Hello, World!
8 Hello, World!
9 Hello, World!
終わりに
うん、誰でも知っているというかそこらへんに転がってるよね。
追記
クラスライブラリプロジェクトにNuGet packagesを追加したい場合は以下を実行するべ。
E:\Project\ClassLib> dotnet add package {Replace.Package.Name.Here}
脆弱性に注意してください。.NETのビルド時に警告が出ますが、放置しないでください。