まえがきと環境
この記事はUnity3DでMMDモデル(.pmx)を使用し、バーチャルユーチューバーになるためにいろいろと調整した記録です。できるだけわかりやすく書くよう尽力します。また、途中で書くことを放棄するかもしれないので、そのときは申し訳ないです。
では、環境は以下のとおりです
- Unity 2017.3.1f1 (同じである必要はありません)
- OpenCV for Unity $95
- Dlib FaceLandmark Detector $40
- CV VTuber Example FREE
- MMD4Mecanim (Beta) Open Source
- Web cam 1台
2番と3番は非常に高い有料アセットとなりますので、「絶対にUnityでVTuberになる!」という気力のない方(他に方法あります)、コーディングに自信がない方はここで諦めるのも手です。(私は1年間くらい買うか悩みました)
設定
上記と同じ環境を購入し、整えたら、まずはCV VTuber Exampleの中にあるユニティちゃんの例を動かせるように設定しましょう。
- OpenCV for Unity をAsset StoreからDL、インポートしましょう。
- Dlib FaceLandmark Detector(以下DFD)をAsset StoreからDL、インポートしましょう
- ツールバーの
Tools > OpenCV for Unity > Set Plugin Import Settings
を実行し、プラグインの設定を行ってください。
4. ツールバーのTools > DFD > Set Plugin Import Settings
を実行し、プラグインの設定を行ってください。
このとき、OpenCVForUnityフォルダの中の、StreamingAssetsがまだOpenCVForUnityフォルダの中に会った場合、Asset直下に移動させましょう。(画像は設定が全て終わったあとの画像です)
(Assets/OpenCVForUnity/StreamingAssets
をAssets/StreamingAssets
に移動する)
- DFDのReadMeに書かれている通り、
Assets/DFD/StreamingAssets
の中にあるファイル4つをAssets/StreamingAssets
の中に移します。 ファイルは下の通りです。- dance.avi
- haarcascade_frontalface_alt.xml
- sp_human_face_68.dat
- sp_human_face_68_for_mobile.dat
6. CV VTuber ExampleをAsset StoreからDL、インポートしましょう。(CV VTuber Exampleの中にあるReadMeでは真っ先にインポートするよう書かれていますが、私の環境ではスクリプトの参照エラーが起こり、治らなかったのでこの順番でインポートしました)
7. Unityちゃんのモデルデータを公式サイトからダウンロードしましょう(公式サイト)
8. フォルダ内の.unitypackage
を実行し、インポートしましょう。
9. Assets/CVVTuberExample/CVVTuber/Addons/
にあるUnityChanCVVTuber.unitypackage
をダブルクリックしてインポートしてください。
10. Assets/CVVTuberExample/CVVTuber/Addons/UnityChanCVVTuber/
にある、UnityChanCVVTuberExample
というシーンを開いてください。
11. ツールバーからTools > CVVTuberExample > Setup UnityChanCVVTuberExample
を実行し、設定を行ってください。
この時点で、ヒエラルキーウィンドウに
unitychan
というゲームオブジェクトがあるはずです。なかった場合は設定ミスになります…。
最後にunitychanのアニメーター設定にあるIK Passにチェックマークが入っていることを確認してください。
webcamを起動し、デバッグを開始してみてください。Unityちゃんが顔に合わせて動くはずです。(カメラが遠すぎたりすると、多少は狂ったようにガクガク動きます)
あとがき
Unityちゃんのライセンス表記:© Unity Technologies Japan/UCL
今回はUnityちゃんで動くように設定しましたが、次回はキズナアイちゃんのMMDデータを使用して、の設定編です。