はじめに
Azure Stack Development Kit(ASDK)のドメインを変更する方法。
忘れないようにメモ。
警告
完全に非公式の手順になります。また今後のアップデートで適用できなくなるかもしれません。
自己責任でお願いします。
現時点で できること/できないこと
できること
AppService
ポータルサイトをインターネットからアクセスできるようになる。
手順は後で追加しますがCloudflareTunnelを使用します。
できないこと
機能追加時に証明書を要求されるIaaS。
Azure Stack Hub上のSQL
証明書の問題がクリア出来きたらいけるはず...
ソフトVer
Azure Stack Hub 2301 を使用。
準備
MS公式サイトのASDK のダウンロードと抽出を実施しCloudBuilderから起動していること。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure-stack/asdk/asdk-download?view=azs-2301
失敗したときのことを想定しCloudBuilder.vhdxはコピーを保管するのをおすすめします。
ドメイン書き換え
基本的に標準と構築手順が変わるのはこの箇所のみとなります。
※AppServiceなどIaaSを追加する際は別途対応が必要になります。
スクリプト実行
CloudBuilder.vhdxから起動した後下記ps1をC:\CloudDeployment\Setupへ作成します。
その後下記のようにコマンドを実行。
cd "C:\CloudDeployment\Setup"
.\UpdateExternalFQDN.ps1 -ExternalDomainFqdn "適当なドメイン"
上記画面のように変更処理が入りその後は通常と同じようにインストールを実行してください。
確認
正常にインストールされると https://adminportal.local."変更したドメイン"
でアクセスできると思います。
AppServiceについて
前提条件にて必要な下記証明書についてはMSのヘルパースクリプトで取得可能ですが
Azure Resource Manager ルート証明書がエラーとなり取得できない状態になります。
・既定のドメイン証明書
・API 証明書
・公開証明書
・ID 証明書
その際は下記のように手動でエクスポートして使ってください。
証明書名 AzureStackSelfSignedRootCert.crt
まとめ
以上でインストール手順は終了です。
あとはお好きにご使用ください。