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Almalinux9で起動待機時間をスキップ(RHEL9系)

Last updated at Posted at 2023-07-09

前提

まず、一言前提を記載します。システムは、

ファームウェア(BIOS/UEFI) → ブートローダー → カーネル → initプロセス

  
という流れで起動します。(その間のイベント等はだいぶ端折りました)
システム起動時に、以下のような画面が表示されると思います。
image.png
今回は、この画面をスキップする方法を記載します。

設定方法

まず前提として、起動フローのどの段階を変更するかを考えます。
結論としては、「ブートローダー」の設定を変更します。

1. テキストエディタを使用して、GRUBの設定ファイル /etc/default/grub を編集します。

bash
$ sudo vi /etc/default/grub

2. "GRUB_TIMEOUT" の値を0に設定します。既に設定されている場合でも、値を0に変更します。
デフォルトの値はコメントアウトしておくとよいでしょう。

edit file
#GRUB_TIMEOUT=5
GRUB_TIMEOUT=0

  
3. 変更を保存してエディタを終了します。

edit file
:wq

  
4. 変更を反映させるために、以下のコマンドを実行してGRUBの設定を更新します。

bash
$ sudo grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg

これで、AlmaLinux 9のブートローダーの待機時間が0に設定されます。
システムを再起動した際には、ブートローダーが自動的にデフォルトエントリを選択し、待機時間が表示されなくなります。

以上。

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