はじめに
今回初めて記事を書くので、読みづらい点が多々あると思いますがご容赦ください。
本記事では以下の条件をクリアしたうえで、独自ドメインのメールアドレスを取得、メールの送受信をすることを目的としています。
- 別途メールサーバーを用意しなくてもよい
- 迷惑メール対策
- ドメイン取得、維持費用以外無料
事前準備
- Cloudflareアカウントの作成
- Resendアカウントの作成
- Gmailを使用するためのGoogleアカウントの作成(既存のアカウントを使用する場合は不要)
- ドメインの取得、および、Cloudflareへの登録
アカウントの作成については本記事では割愛します。
説明用として画像中では以下のように記載しています
- Cloudflareアカウント名: your_name
- ドメイン:
your-domain.com
- Gmailアカウント:
your-gmail-address@gmail.com
Cloudflare Email Routingとは
Cloudflare Email Routing(以下、Email Routing)とは、Cloudflareが無料で提供しているメール転送サービスです。
Cloudflareにて管理しているドメインのメールアドレスのみ使用可能です。
Resendとは
Resendとは、EメールをAPI経由で送信するサービスです。
3000件/月まで無料で送信でき、開発者向けということもあって様々な機能を提供しています。
ドメインの取得
まずは、独自ドメインの取得をします。
Cloudflareにログインしたら、ダッシュボード右にあるサイドメニューからドメイン登録>ドメインの登録を選び、取得したいドメインを検索します。
その後、画面の指示に従ってドメインの購入手続きを行ってください。
Cloudflareでのドメイン取得に関しては、こちらの記事を参考にしていただくとわかりやすいです。
Cloudflare以外で取得したドメインの設定
Cloudflare以外(お名前ドットコム等)で取得したドメインについては、まず、ダッシュボードのアカウントホームから、ドメインを追加する、または、画面右上にある追加>既存のドメインから設定を行います。
次に、プラン設定の画面に移るので、特に理由がなければFreeを選択し、続行を押します。
次に、ネームサーバーの設定に移ります。
画面に移っている設定手順に従って登録しているレジストラの設定画面にて設定してください。
例として、お名前ドットコムの場合は、お名前.com Naviのドメイン>ドメイン機能一覧>ネームサーバー設定から、設定するドメインにチェックを入れ、そのほかのサービスからCloudflareにて割り当てられたサーバーアドレスを入力します。
設定が完了したら、Cloudflare側でネームサーバーの確認が行われ、以下のようなメールが届きます。
このメールが届いたら設定完了です。
Email Routingの設定
Cloudflareのダッシュボードを開き、登録したドメインを選択します。
次に、サイドメニューのメールアドレス>Email Routingを選択します。
次に、Email Routing を有効にするを選択し、次の画面でレコードを追加して有効にするを選択します。
次に、宛先アドレスの設定を行います。
宛先アドレスにある宛先アドレスを追加を選択し、事前準備で作成したGmailのメールアドレスを入力し保存します。
以下のメールが届いたら、Verify email addressを押して、認証します。
次に、メールアドレスの設定を行います。
ルーティングルールにあるアドレスを作成を選択します。
次に、カスタムアドレスを好みのものに設定し、アクションをメールに送信、宛先を先ほど設定したGmailアドレスに設定し保存します。
ここまで設定出来たら、試しに作成したメールアドレス宛にメールを送ってみてください。
設定した宛先アドレスに対してメールが送られてきます。
送られてこない場合は、設定を見直してください
Resendの設定
Resendにログインしたら、ダッシュボード右にあるサイドメニューのDomainsを選択し、Add domainを選択します。
ドメインを入力したら、Addを選択します。
Freeプランの場合、Regionの選択はできません
次に、Resendでメールを送信するために必要なMXレコードと迷惑メール対策に必要なTXTレコードを、CloudflareのDNSレコードに設定します。
まず、Resend側にある設定をコピーします。
コピーした情報をCloudflareダッシュボードのDNS>レコードにあるレコードの追加から設定し、保存します。
すべて設定すると、以下のようなレコード設定になっていると思います。
既に、別の用途で使用している場合、もともと設定してあるレコードに加えて、今回行った必要な設定があるかを確認してください
設定が完了したらResend側のDNSレコード設定が書いてある画面にある、Verify DNS Recordを選択して設定の検証を行います。
検証に失敗した場合、設定を見直してください
次に、API Keyの作成を行います。
Resendのダッシュボード右にあるサイドメニューのAPI Keysを選択し、Create API Keyを選択します。
設定項目には以下のように設定し、Addを選択します。
- Name: わかりやすい任意の名前
- Permission: Sending access
- Domain: All domainsまたは設定した独自ドメイン
Addを選択した後、APIをコピーして任意の場所(メモ帳など)に必ずペーストして保存してください。
API Keyは一度しか表示されません!
メモを忘れた場合は再度作り直してください
Gmailの設定
ここまで来たらあと少しです!
your-gmail-address@gmail.com
アドレスのGmailを開き、画面右上にある設定(歯車マーク)を開き、すべての設定を表示を選択します。
次に、アカウントとインポートにある他のメールアドレスを追加を選択します。
別タブで自分のメールアドレスを追加画面が開くため以下のように設定し、アカウントを追加を選択します。
-
名前: 任意の名前
-
SMTPサーバー: smtp.resend.com
-
ユーザー名: resend
設定が完了すると、Email Routingにて設定したメールアドレス宛に確認メールが送信されます。
確認メールの件名は「Gmail からのご確認 - example@your-domain.com を差出人としてメールを送信します」になっているはずです。
今回は、Email Routingにて設定したメールアドレスの転送先と送信元のGmailを同じにしているため、your-gmail-address@gmail.com
に送られてきます。
確認メールの指示に従って確認が終われば、これですべての設定は完了です!
実際にメールの差出人一覧に追加したメールアドレスがあり、メールの送受信が問題なくできることを確認出来たら成功です!
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございます。
初めてということもあり、セクション分けや文章、画像等、どんな風にやればいいのか手探り状態で...
見づらくなってしまったらどうしようかと
それはさておき、今回取り上げたResendはAPI経由でメール送信ができるのが強みであり、アプリケーションに組み込みやすいのが特徴です!
App開発者にも、ただ独自のアドレスが欲しいだけの人にもオススメです!