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【ServiceNow】NextExperienceモードにおけるテーマの設定について

Last updated at Posted at 2023-01-04

【ServiceNow】NextExperienceモードにおけるテーマの設定について

従来のServiceNowでは「システムの設定」からテーマで色合い等を選択できるのだが
NextExperienceでは標準状態だとテーマの設定自体が選択できなくなってしまう。

※そもそもNext Experienceって?
バージョンケベックから新しく導入された、効率と生産性を高めるために作られた新たなServiceNowのUIの形とのことです。

詳細は以下のページに記載
ServiceNow Next Experience

で、このNext Experienceでは従来のようにテーマを変更することができるのか?

答えはイエス。ただし、デフォルトで用意されたものでなく、自分の方でカラーバリエーションを定義する必要がある。
ということで、下記にそのやり方を記載していく。

具体的な手順

  1. 【前提】NextExperienceモードへの変更

    1. フィルタナビゲータで「sys_properties.list」と入力し、sys_propertiesの中身を表示
    2. 「glide.ui.polaris.experience」の設定をTrueにする。
      ⇒以上の設定でNext Experienceモードになります。
  2. ダークモードの追加
    NextExperienceに標準でテーマとしてされているダークモードを表示させるようにする

    1. フィルタナビゲータで「sys_properties.list」と入力し、sys_propertiesの中身を表示。
    2. 「glide.ui.polaris.dark_themes_enabled」の設定をTrueにする。
      ⇒以上の設定でダークモードの設定を選択できるようになります。
       この状態で設定をみるとテーマの項目が出現し、デフォルトモードかダークモードかを選択できるようになる。
  3. オリジナルのテーマ色を追加
    手順2でテーマの設定ができる状態になったので、ここからはテーマの定義を作成する。

    1. フィルタナビゲータで「Theme」(日本語の場合は「テーマ」)と入力しNow Experienceのテーマを選択。
    2. UX ThemeでPolarisを選択。
    3. UX Theme SyleでDarkを選択。
    4. 「Insert and Stay」を選択し、適当な名前を入力し保存(以降はこちらのUX Styleを編集することになります)
      ※この際sn-themesアプリケーション内にあるのでGlobal状態だと編集できないと忠告メッセージが出ますが、「Insert and Stay」を行いコピー先のUX Theme Styleを編集することでGlobalでも編集できるようになります。
    5. UX Theme Style選択画面に戻りColorsを選択し、Styleの中身をコピー
    6. 新しく作成したTheme StyleのStyleをColorsでコピーしたもの1に上書き貼付し、保存。
    7. baseで定義されている各色の箇所を任意の色に設定する。
       色のメインとされている部分は大体以下であり、色の定義はRGB表記でそれぞれ0~255で設定できる。
       "--now-color_chrome--brand"
       "--now-color_brand--secondary"
       "--now-color--primary"
       "--now-color--secondary"
       "--now-color_selection--secondary"
       "--now-color--interactive"
       "--now-color_surface--brand"
       "--now-color_brand--primary"
       例を挙げると従来のローズのようなテーマにしたい場合はbaseの上記の定義を「205,87,98」で設定してすると似たようなテーマを作成できる
       色の定義を保存することで再度設定画面からテーマを確認すると、今回新たに追加したテーマを設定することができる。

感想

 Next Experienceにしたことでシンプルな機能以外は全部そぎ落とした感じ?
 やはりテーマはNEでもデフォルトでいくつか用意してほしかった
 (開発で環境ごとにテーマの見た目を分けてすぐ分かるようにしてたというのもあって)

  1. Styleの中身はJSon形式になっており以下の定義がされている
     base…色の定義を行っている(RGB形式)
     property…各パーツ部分をbaseで設定した定義(primary,secondary,neutral)に割り当てている

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