概要
TomcatでSSLを有効化する方法を以下に記載する。
なお、SSL証明書はオレオレ証明書(自己証明書)を作成してそれを利用する。
手順
1.Keytoolで「オレオレ証明書」を作成する。
1. JDKをインストールする
OracleのサイトよりJDKをダウンロードしてインストールする。
ここでは、Program File配下に「jdk1.8.0_161」をインストールしている。
2. keystoreファイルを格納するフォルダを作成する。
ここでは、「C:\tmp」としておく。
3. インストールしたJDKフォルダ配下に「keytool.exe」が格納されていることを確認する。
4. コマンドプロンプトを立ち上げて、上記フォルダに遷移する。
遷移コマンド
cd C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_161\bin
5. keystoreファイル作成コマンドを実行する。
コマンド
keytool -genkey -alias tomcat -keyalg RSA -keystore C:\tmp\.keystore
6. keystoreファイルの作成結果を確認する。
「C:\tmp」フォルダ配下に「.keystore」ファイルが存在することを確認する。
7. 作成したkeystoreファイルを適当なフォルダに配置する。
ここでは、tomcatフォルダ配下にsslフォルダを作成してその中に格納する。
:フォルダ
C:\00_myspace\01_server\01_tomcat\apache-tomcat-9.0.6\ssl
8. 「server.xml」をテキストエディタで開く。
「server.xml」の格納先
C:\00_myspace\01_server\01_tomcat\apache-tomcat-9.0.6\conf\server.xml
9. ポートの解放とkeystoreファイルの格納先を定義する。
定義内容
<Connector
protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol"
port="8443"
maxThreads="200"
scheme="https"
secure="true"
SSLEnabled="true"
keystoreFile="C:/00_myspace/01_server/01_tomcat/apache-tomcat-9.0.6/ssl/.keystore"
keystorePass="aiueoaiueo"
clientAuth="false"
sslProtocol="TLS"
/>
※keystorePassには、keystoreファイルを作成する際に入力を求められたパスワードを入力する。
オリジナルとの差
10. tomcatを起動してhttpsでアクセスする。
アクセスURL
https://localhost:8443/
これで、TomcatでのSSLを有効にする手順は完了。