はじめに
今回は有名企業で無料で公開しているエンジニア新人研修資料をまとめました。
昨今、新人向けの研修資料を公開する企業が増えています。
クオリティーがかなり高いものが多く、初級者から中級者でも学びがある資料となっています。
資料の作り方も勉強になるので「勉強会で登壇している人」「企業の研修担当の人」にも有益な資料になっています。
この記事の主な対象者
- 有名企業の研修資料を網羅的に知りたい人
- エンジニア初級から中級者の人
- 独学で学習をしている人
- 研修思慮の作成担当
MIXI新卒研修2024
まずはじめに紹介するのは、毎年新人向けの研修資料を公開している株式会社ミクシィです。
ミクシィの研修資料で公開されている内容は、
- Git研修
- データベース研修
- 設計・テスト研修
- コンテナ研修
- iOSアプリ開発研修
- Androidアプリ開発研修
- フロントエンド研修
- ゲーム開発研修
- Flutter研修
- AI研修
- セキュリティー研修
- チーム開発研修
と、正直「ここまで公開しちゃうんですか」と思わんばかりに濃い内容になっています。
またそのほとんどに動画、スライド、リポジトリーが付いているので学習教材としても十分な内容になっています。
2022年から毎年アップデートして公開しているMIXIの研修資料は、質と量が凄すぎる。
リクルート エンジニアコース新人研修
次に紹介するのは株式会社リクルートが公開している新人向け研修資料です。
リクルートの研修では、ソフトエンジニアとしての心構えだったり、ABテストの概論、AWS、TypeScriptといったフロント周りと幅広く対応しています。
「ブラウザ上でどのような処理が行われているのか」をトピックとしており、分野が組まれています。
こちらも資料がかなり豊富で大変勉強になります。
KDDIアジャイル開発センター
KDDIアジャイル開発センターでは生成AIに関する研修資料を公開しています。
プロンプトエンジニアリングからはじまり、AIアプリの仕組みやAPI利用、RAG、エージェントと生成AIの基礎知識を体系的に学ぶことができる資料になっています。
ウィルゲート エンジニア基礎
エンジニアとしての心構えや、コミュニケーションスキル、キャッチアップスキル等、エンジニアが知っておくべき知識を体系的に学ぶことができる。
新人以外にも中級、上級者も学びがある資料構成になっている。
サイボウズ
次に紹介するのはサイボウズ株式会社が公開しているエンジニア新人研修の講義資料です。
こちらの資料では、
- モバイルアプリ開発
- サイボウズのアジャイル・クオリティ
- MySQL - テストデータが偏るということ
- モブに早く慣れたい人のためのガイド
- テクニカルライティングの基本
- ソフトウェアテスト
- セキュリティ
- ソフトウェアライセンス
とアプリ開発に加えて、データベース周りだったりやテストやセキュリティー周りも対応している資料になっています。
内容も「そもそもアプリとは何か」といった初歩的なところから解説がはじまっているので、知識がほとんどなくても読み進めることができます。
かつ図が多用されているので処理のイメージがつきやすい資料になっています。
サイバーエージェント新卒研修
次は株式会社サイバーエージェントが公開している新卒向けの研修資料です。
資料は「良いコードとは何か」といった誰もが学ぶべき内容になっています。
具体的には、
- 品質とスピードはトレードオフか
- 技術的負債の発生と解消
- 凝集度と結合度
- clean architecture
といった内容になっています。
若干難易度が高い内容もありますが、わかりやすい言葉で解説をされているので理解もしやすいです。
初心者から中級者まで学びになるような資料だったのでぜみ読んでみてください。
その他にもサイバーエージェントは豊富な研修資料を公開しています。
ゆめみ
次に紹介するのは株式会社ゆめみが提供するiOSエンジニアの研修資料です。
こちらの研修資料ではGitHubのリポジトリーが公開されており、天気予報アプリを開発しながら学習を進めることができます。
14ステップの課題が用意されており、1ヶ月程度で完成できる内容になっています(Qiita参照)
iOSアプリについてこれから学びたい人にとってかなりタメになる教材となっているのでぜひ使ってみてください。
Wantedly
最後に紹介するのはウォンテッドリー株式会社が公開している新卒研修資料です。
こちらに関してはエンジニア向けの内容に加えて、社会人1年目として考え方やプロダクトについても学ぶことができる資料になっています。
そのため新卒向けの新人研修マニュアルや資料を作る新卒担当の人もかなり勉強になる内容になっています。
最後に
いかがだったでしょうか。
今回は最新版の有名企業の研修資料を紹介しました。
研修というだけあってわかりやすい構成なので、エンジニア初心者から中級者また社内の新卒担当者もかなり勉強になる内容と感じました。
ぜひこれらの資料を使ってよりスキルアップしていただければなと思います。
自分は他にも様々な記事を出しているのであわせて読んでいただけると嬉しいです。