jitterについて
maxには映像信号を取り扱うことのできる「jitter」というソフトウェアが内蔵されています
・jitterで可能なこと
動画の再生, メディアファイルの制御, 画像表示, メディアデータの記録と加工
PC内蔵カメラを始めとしたビデオキャプチャと映像の出力, 2D/3DCGの合成
jit.qt.movieの配置とHelpの確認
今回はjitterで映像再生を試してみましょう
・新規パッチを開く
File → NewPacher
・jit.qt.movieの配置
n(object) → jit.qt.movieと入力
・ヘルプの表示
jit.qt.movieオブジェクトを選択 → 右クリックから「
~ Helpを選択」
各オブジェクトを右クリックし、Helpを選択することでオブジェクトの使い方を見ることができます
Helpファイルのロックを外すと、編集ができます
必要なものをコピー&ペーストで持ってくる(よく使う)
ここから使いたいメッセージなどを選択し、コピーできます
オブジェクトの複数選択は、shiftキー
を押しながら行います
read
, start
, stop
, rate
, autostart
,jit.qt.movie
, toggle
, jit.world
を選択し
Ctrl+C
でコピーします
HelpファイルをCtrl+w
で閉じて、ctrl+V
で貼り付け
read
ボタンを押すと、映像ファイルを開くことができるので
下記のパスをたどってファイルを選択します
C:\Program Files\Cycling '74\Max 8\resources\media\jitter\rca
ちょっといじってみましょう
start
を押してからjit.world
の上のtoggle
をONにすると別ウィンドウで映像が再生されます
rateをいじると、どうなるでしょうか
jit.world
は映像をウィンドウに出力するオブジェクトです
バックグラウンドで再生されていると少しわかりにくいので、プレビューウィンドウを表示するオブジェクトを追加します
プレビュー用のjit.pwindowの配置
・jit.pwindowの配置
n(object) → jit.pwindowと入力
jit.movie
オブジェクトと接続
Attributesを用いたフルスクリーン表示
各オブジェクトの持っている機能(Attributes:アトリビュート)は、左上のインレットを右クリックすると表示させることができます
ここでは、jit.world
の機能であるフルスクリーン表示とフルスクリーンの解除をするためのアトリビュートを2つ追加しています
・fullscreen(フルスクリーン表示)
fullscreen
アトリビュートの右にあるToggleをクリックするとフルスクリーン表示
・esc_fullscreen(escキーでフルスクリーンを解除)
esc_fullscreen
アトリビュートのToggleにチェックが入っている状態がON
パッチはこちらからダウンロードできます
Desktopに作った「DEbasic」フォルダ内に「Max」フォルダを作り、その中にパッチを保存しましょう
少し機能を追加したMoviePlayerをこちらからダウンロードし、挙動を確かめてみましょう
receive
とsend
でやり取りされる内容も確認してみます