はじめに
もはやAWS認定試験の合格体験記はブログやQiitaやnote、で大量に記事にされていますが、自分も書きたいと思います。
というのも、自分は受験勉強を始めてからなんと半年もかかったので経緯なども含めて書いていきます。
この記事を書こうと思った経緯
Qiitaでも以下に同じような内容のことが書かれています。
所々重複していますが、経緯が私とは異なるのでぜひ後程ご一読ください。
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さて、AWS CLFの勉強法などをぐぐると大体
・IT未経験だけど3週間でで合格
・完全未経験だけど2週間で合格
・IT未経験だけど5日で合格した
といった、ITスキルが無くても短期間で合格できるような記事が散見されます。
IT経験者やAWS経験者の方がその記事を読んで「余裕で合格できんじゃね?」と勘違いしてしまうのを危惧して記事にしました。
いやいや、そんな簡単じゃないです…
要領のいい人は簡単に合格できるかもしれないですが、それなりに勉強しないと簡単に落ちてしまいます。
私自身、実務経験があるものの、CLFは出題されるサービスの範囲が広く「こんなサービス触ったことねえよ…」ってなりました。
私のプロフィールを雑に紹介
・新卒からIT系で、経験年数は十数年
・新卒から約10年程は.NETでの開発
・数年程MS系のSaaS関係のお仕事
・2年半ほど前からAWSによるインフラ構築や開発等々
【取得資格】
・基本情報取得(アラサー前半で取得)
・応用情報取得(三十路で取った)
・MS系SaaSのよく分からない資格取得(アラサー後半で取得)
AWSの経験:約2年半
2020年
・BIアプリのインフラ構築
→EC2やRDS、CloudWatchやELBなどガッツリ触ってました
2021年~2022年4月現在
・協力会社が提出してきたAWSのインフラ構成と年間予算のレビュー、再作成等
・簡単なデータ閲覧用EC2の構築
→あまりガッツリ触っていません。
どっちかっていうと構築済みの環境で色々やってます。
取得に半年かかった経緯
AWS実務経験が2年近くたったので資格を取ろうと思い立つ
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CLFが一番難易度が低いが「SAAの方が価値があり取得しやすい」とどこかのブログで読んだので書籍を購入してSAAの勉強を始める。
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難しすぎて挫折、やっぱりCLFを受けようと変更。
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仕事でデスマーチに遭遇。
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数ヶ月経ってデスマーチから解放、勉強を再開するもののAWSのサービスが色々と変わっていて絶望。
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Udemyで講座と問題集を購入して再勉強。
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先日、晴れて合格。
となった次第です。
さて、それでは次から本題の勉強法を書いていきたいと思います。
勉強法について:結論からまず書きます
いきなり結論から書きますがAWSのサービスは日々変わっているのでスピード勝負です。
仕事が落ち着いているときに、勉強期間を1ヶ月以内に収めてサクッと取るべきだと感じました。
また、AWSサービス内容は日々変更されているので、書籍よりもオンライン講座や問題集の方がお勧めです。
私も本腰を入れて勉強したのは1ヶ月ぐらいです。
私の勉強法
Udemyで以下の2つを購入。
【2022年版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題290問付き)
【2022年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)
どちらも2440円なので5000円あれば購入可能です。
セール対象だったと思うので、セールだと1600円ぐらいになり、その時に購入すれば3500円で済みます。
合格体験記のブログだと書籍のアフィリンクがおすすめされていますが、書籍よりUdemy等ネット教材の方がお勧めです。
理由としては先述した通りですが、AWSのサービスに変更があれば講座や問題集の内容も変更されるからです。
また、テキストを読んでサービスだけを暗記しても
「〇〇で××を実現する場合、どのサービスを組み合わせて使うのが良いか?」
といった問題も多いので、単純にサービス内容を暗記するだけでは上手くいきません。
といった具合で、サービスの内容や組み合わせを覚えて、問題集の正解率が90%以上になるまでしっかりと勉強しました。
ちなみに他の方の記事を読んでいると問題集のみを購入し、講座は購入していない方が多かったイメージです。
個人的には講座はハンズオンがあるので、実際に触ることで多少は理解が深まるので未経験者にはおすすめです。
が、いかんせん出題範囲の幅が広く、ハンズオンだけでは全く試験範囲をカバーできていませんでした。
押さえておくべきポイント
問題集をやっていると似たような問題がいくつか出てきます。
そこが試験でも実際によく聞かれる問題なので、組み合わせを覚えて回答できるように取り組むべきだと感じました。
例としては以下の3点です。
・AWSと利用者の責任の切り分け
・EBSやS3などのストレージサービスに関する問題と・最適な使い方
・CloudTrailやconfig、WAFやShiedなどの監視やセキュリティ系
他にもいくつかありますが問題集をやっていると「このサービスは使い方も含めてしっかり覚えておいた方がいいな」となり、その辺りはAWS公式ドキュメントや他のサイトで使い方などを読んで覚えました。
失敗したこと
あまりにも問題集を繰り返しやりすぎて「回答を暗記してしまった」ということです。
先述の「このサービスは使い方も含めてしっかり覚えておいた方がいいな」が少し疎かだったので、そこをもっと押さえておくべきだったと後悔しています。
(実際、監視やセキュリティに関するサービスの違いはほとんど覚えられませんでした。)
実際の試験を受けてみて
Udemyの問題集は比較的日本語が丁寧です。
実際の問題はもっと英語を直訳したような問題も出てくるので(???)となることが多々ありました。
あと、自分が想定していたものとは違うサービスに関連する問題が多々出題されましたが、信頼性や可用性といった問題だったので、基本情報などを取得していれば何となく解ける問題でした。
なので、基本情報など基礎的なIT知識があれば割とAWSサービスが分からなくても何となく解ける問題もありました。
試験を終えて
試験終了後、いくつかのアンケートに回答した後に合否が表示されます。
しかし、受付に戻って試験終了後の紙をもらうのですが、「結果は評価後に後日連絡」と、合否結果が書かれていませんでした(めっちゃ不安になりました…)
ネットで検索すると大体数時間~2日後ぐらいには連絡が来るみたいですが、私は朝に受けてその日の夜に連絡が着ました。
ちなみにスコアは1000点満点中800点台でした。
うーん手ごたえが無かった割に結構解けたんだなぁ…というのが個人的な感想です
他の「未経験が〇週間で合格!」と言った記事は本当か!?
これ、ただのアフィリンクや商材に持ち込む系のヤバい記事なんじゃねーかと思い、ちょっと真面目に読んでみました。
結論から言うと、結構、いやかなり勉強しています。
冒頭で紹介した記事のように「ネトフリでゆるきゃんを見ながら概要を勉強」なんてレベルではなく、ノートに構成などを書き込むなど、ガチの勉強をしている記事でした。
あ、ちなみに私はアマプラで着せ恋を見てニヤニヤしながら勉強していました。
そんなわけでただただ他の記事をディスるだけなのも失礼なので、いくつかピックアップして紹介したいと思います。
5日で合格です。
マジ凄いです。
しかし中身を見ると勉強法が凄いです。
めっちゃノートに書き記してます。自分はノートやエクセルといったものにまとめることは一切せずに着せ恋見てニヤニヤしながら暗記してたので取り組みに対する意識レベルが違います。
こちらの方は3週間です。
地味にこちらのサイト、結構参考になりました。
Udemyを何度もやり直して覚え、暗記しないようにサービスの本質を抑えておくべきか、という内容も役立ちました。
CLFは簡単じゃないよ!と教えてくれた参考になった記事
冒頭に紹介した記事ですが、改めて参考になるのでオススメします。
試験本番に「解答に英語ですらない外国語が出てきた」というのは私も同じ経験をしました。笑
こちらの方は一度落ちています。サーバエンジニア(マネジメント多め)とのことですが、
その方でも2週間の勉強で落ちてしまっています。
これはかなりリアルな内容ですし、舐めプで受験してはいけないと意識する良い記事です。
最後に
結局、未経験だろうが経験者だろうがそれなりにしっかり勉強しないとCLFでも合格できません。
特にAWS経験者は「初級レベルなら余裕っしょ」なんて勘違いしていると危険です。
問題集を解いて自分が今どのサービスをよく理解しているか、理解していない箇所を把握して試験勉強に注力すればよいと感じました。
以上になります。
要領良く勉強できる方にとっては不要な記事かもしれませんが、舐めてかかるとあっさり不合格を食らうので、気をつけてください。
この記事が、これからAWS CLFを受験される方の助けになれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。