はじめに
私は現在、職場でクラウドネイティブ技術に携わる仕事をしているのですが、マネージドKubernetes環境でDelphiアプリケーションを動かしてみる
をテーマに自社の技術ブログを書いてみたいな、と思っています。
私は過去10数年ほどDelphiを使った開発をしていましたので、Delphiに愛着があります。
パブリッククラウドのPaaS/FaaSにおいてDelphiアプリケーションを動かせる環境を、少なくとも私は存じ上げませんが、DelphiのコードをLinux向けにコンパイルしてコンテナで動かすようにすれば、パブクラ上のマネージドKubernetes環境で動かせると思ったので、それを試したいなと思っています。
一方で、会社の技術ブログを書く = 業務扱いになるので、Community Editionは使わない方法でDelphi(互換の)アプリケーションを作れる方法を探していました。
そこで、Free PascalとLazarusによるDelphi互換のアプリケーション開発環境を作ってみようと思いました。
開発環境
- OS
- Windows 10
- Free Pascal
- version 3.2.2
- Lazarus
- version 2.2.2
構築手順
Lazarusの導入
Lazarusのサイトにアクセスします。そして、Windows 64 bitのインストーラーをダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
インストールはウィザードに従って進めるだけでOKです。
インストールが終わったら、LazarusのIDEを起動してみます。
ヒョウ(?)のアイコンをダブルクリックします。
こんな画面が出てきますが、プルダウンのところは空欄のままでOK(デフォルトの場所が選択される)ので、Start IDE
をクリックします。
おおお、懐かしい雰囲気ですね!(個人的感想)
unit
、uses
、implementation
とか、Delphiを触ってた時のことを思い出しました。。。
おまけ(Lazarusの名前の由来とアイコンがチーター(?)であることについて
こちらで質問が上がってますが、Object Pascalの復活
?みたいなのが含意されているのでしょうかね。。。
(Lazarus = ラザロ = イエスの友人、イエスによって死から甦らされたという話があるらしい)
(でもなぜアイコンがチーターなのかパッと見てまだわからない)
さいごに
今回はとりあえずIDEを入れるところまで実施してみました。
情報が少ないので手こずるかな・・・?と思ったものの、IDEを入れるところまではすんなりできました。
次はDockerで動くサンプルプログラムを作ってみたいと思います。