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進捗管理を可視化にするツール

Last updated at Posted at 2020-04-13

#主旨:
 ・EVMチャートを使って、実績と心得を書いてみる
 ・アジャイル開発にも使用されるバーンダウンチャートの場合、どうなるかも書いてみる

#環境:
 ・マイクロソフトProject365を利用した
 ・WBSからチャートを出力した

#EVMチャート
・工数を折れ線グラフにしたものである。
 ・左下(0工数)から右上に向かって上がっていくグラフである。
 ・工数が以下で構成される:(詳細はググってみてください)
  PV(計画値)は計画上の工数のこと
  EV(実績値)は実際上の工数のこと
  AC(コスト)は実際にタスクを完了するのに投入した人日のこと

##実際に出力したもの:
image.png

進捗状況の見方は以下である:
オンスケジュール:EV、PV、ACがくっついている状態(下の図へ参照)
 遅れ:PV(オレンジ)が上に出ている状態、ACを見て分析すると以下のことが推測できる(下の図へ参照)
 ・EVがACにくっている(あるいは上回っている)場合、生産性が問題なさそうだが、アサイン不足している状態(下の図へ参照)
 ・EVがACに下回っている場合、課題による生産性が落ちている状態(下の図へ参照)
 前倒し:EVがPVに上回っている状態
image.png

##心得-メリット:
1.分かりやすさ1:進捗状況が一目で分かること
2.分かりやすさ2:アサイン状況が一目で分かる
3.手軽さ1:ペラ一枚で収まる
4.手軽さ2:マイクロソフトProjectのレポートのテンプレートを生かせば、自動生成が可能

##心得-デメリット:
 1.工数についてばれたくはない場合、お客さんに出せないこと
 2.先行着手した分のEV工数はチャート図に反映されない
 ★変更ありきのプロジェクトでは、手間がかかるのでアジャイルティが欠けているように思える。

ウォーターフォール開発であればEVMチャートが王道だと思うだが、
もう一つ、消化したタスクの数をメインとされるバーンダウンチャートはどうなるだろうか。(近年、アジャイル開発ではよく使用されるチャートらしい)

#バーンダウンチャート
 ・タスクの数を折れ線グラフにしたものである。
 ・一番左上(総タスク数)から右下(0)に向かって下がっていくグラフである。
・計画残存タスク(計画したタスクの数のこと)と残存タスク(実際に完了したタスクの数のこと)で構成される。

##実際に出力したもの
image.png

進捗状況の見方は以下である:
 オンスケジュール:実績の数=計画の数(下の図へ参照)
 遅れ:実績の数>計画の数(下の図へ参照)
 前倒し:実績の数<計画の数(下の図へ参照)
image.png

##心得-メリット:
   1.分かりやすさ1:進捗状況が一目で分かること
  2.手軽さ1:ペラ一枚で報告可能
  3.手軽さ2:マイクロソフトProjectのレポートのテンプレートを生かせば、自動生成が可能
  4.タスクの数で語るチャートなので、工数がばれちゃう心配がない

##心得-デメリット:
  ・EVMのようにAC分析はできなくなる(情報がEVMよりすくない)

#結論:
  両方とも「自動生成が可能」なので、同時に出力したほうがいいと思う。EVMは内部ようで、バーンダウンチャートはお客さん向けにすることができる。
  後、チャート出力自体が進捗管理のすべてではないないので、これらの情報を活かして影響・傾向・代替案分析を行うのを役に立つものである。

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