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OneNoteで作る「懇親会カレー調理マニュアル」

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【Qiita投稿記事案】実録:OneNoteで作る「懇親会カレー調理マニュアル」全ページ公開 ~用語集・フロー図付き~

【はじめに】(記事全体の約0.2割)

この記事は、OneNoteを用いて作成した「懇親会カレーライス調理マニュアル」の具体的な内容を、ほぼそのままの形で提示するものです。業務マニュアル作成の具体的なサンプルとして、構成要素や記述の参考にしていただければ幸いです。

【OneNote版「懇親会カレーライス調理マニュアル」全容】(記事全体の約9.6割)

以下に、OneNoteノートブック内の各ページに記述されるマニュアルの全内容を記載します。


OneNoteノートブック名: 懇親会イベントマニュアル
セクション名: Vol.1 カレーライス調理

主要ページ構成:

  1. 【0. はじめに – このマニュアルについて】
  2. 【1. 用語マスター】
  3. 【2. 調理業務フロー図】
  4. 【3. 準備フェーズ – 材料・器具・役割】
  5. 【4. 調理手順 – 下ごしらえ】
  6. 【5. 調理手順 – 炒め工程】
  7. 【6. 調理手順 – 煮込み・仕上げ工程】
  8. 【7. 配膳と提供】
  9. 【8. 片付け作業】
  10. 【9. トラブルシューティング / Q&A】
  11. 【10. フィードバックと改善記録】

ページ1: 【0. はじめに – このマニュアルについて】

  • 1.1. マニュアルの目的:
    • 懇親会におけるカレーライス調理作業を標準化し、調理経験の有無に関わらず、誰でも安全かつ効率的に、一定品質のカレーライスを完成させることを目的とする。
    • 調理中の疑問点や不明点を即座に解決できるよう、必要な情報を網羅する。
  • 1.2. 対象読者:
    • 本マニュアルは、懇親会のカレーライス調理に参加する全てのスタッフを対象とする。
    • 特に、調理リーダー、各工程の担当者、調理補助者が主な読者となることを想定する。
    • 調理経験レベル:不問(初心者でも理解できる記述を心掛ける)
  • 1.3. 期待される成果:
    • 調理完了目標:カレーライス 約20人前、ごはん 約10合
    • 品質目標:参加者全員が美味しく食べられる標準的な中辛カレー
    • 安全目標:調理中の事故(火傷、食中毒等)ゼロ
  • 1.4. 改訂履歴:
    • OneNoteの表機能で作成
      | 改訂番号 | 改訂日 | 改訂者 | 改訂内容の概要 |
      | -------- | ---------- | -------- | ---------------------------------------------- |
      | Ver.1.0 | 202X年X月X日 | (作成者名) | 初版作成 |
      | Ver.1.1 | 202X年X月X日 | (改訂者名) | 材料リスト分量調整、トラブルシューティング項目追加 |
      | | | | |

ページ2: 【1. 用語マスター】

  • 本マニュアル内で使用される調理関連用語、略語、特有の表現について定義する。
  • 1. 飴色玉ねぎ (あめいろたまねぎ):
    • 定義: 玉ねぎを油でじっくりと時間をかけて炒め、水分が飛んで糖分が凝縮し、茶色く色づいた状態。カレーに深いコクと甘みを与える。
    • 目安: 通常のみじん切り玉ねぎが元の体積の半分以下になり、濃い茶色になるまで。
    • 画像挿入: 炒める前のみじん切り玉ねぎの写真と、完成した飴色玉ねぎの写真を見比べる形で並べて表示
  • 2. アク (あく):
    • 定義: 肉や野菜を煮込む際、煮汁の表面に浮き出てくる泡状の物質。主に材料から出るタンパク質や不純物。
    • 処理: 取り除くことで、カレーの味や風味がクリアになり、見た目も良くなる。おたま等で丁寧にすくい取る。
  • 3. 乱切り (らんぎり):
    • 定義: 野菜の切り方の一つ。材料を回しながら、不規則な角度で切っていく方法。火の通りが均一になりやすく、煮崩れしにくい。
    • 対象野菜例: にんじん、じゃがいも等。
    • 画像挿入: にんじんの乱切りの手順を示す連続写真、または完成した乱切り野菜の写真
  • 4. 下ごしらえ (したごしらえ):
    • 定義: 本格的な調理(炒める、煮込むなど)に入る前に行う準備作業全般。
    • 具体例: 材料の洗浄、皮むき、計量、カット、肉の下味付けなど。
  • 5. 火加減の目安:
    • 強火: 鍋底全体に炎が当たる最も強い火加減。主に水分を急速に沸騰させる際に使用。
    • 中火: 炎の先が鍋底にちょうど当たる程度の火加減。炒め物や煮込み始めに使用。
    • 弱火: 炎が鍋底に直接当たらず、ごく小さな炎が出る程度の火加減。じっくり煮込む際や焦げ付きを防ぎたい場合に使用。
    • とろ火: 弱火よりもさらに弱い、消えそうな程の火加減。保温やごくゆっくりと火を通す場合に使用。
    • 画像挿入: 各火加減の炎の状態を示すイラストや写真
  • 6. ダマ (だま):
    • 定義: カレールーや小麦粉などが、液体と混ざる際に溶けきらずにできる塊のこと。食感が悪くなる原因となる。
    • 防止策: ルーは火を止めてから少量ずつ加え、都度よく溶かす。

ページ3: 【2. 調理業務フロー図】

  • カレーライス調理全体の作業工程の流れを視覚的に示す。

  • OneNoteの描画機能、またはMicrosoft Visioやdraw.io等の外部ツールでフローチャートを作成し、画像として貼り付け。以下はフローチャートの要素例。

    • フローチャートの各ボックスには、必要に応じて担当者や所要時間の目安を追記しても良い。
    • 判断ポイント (ひし形) の条件を明確に記述する。

ページ4: 【3. 準備フェーズ – 材料・器具・役割】

  • 3.1. 材料リスト (20人前目安)
    • 前回案の表形式を流用。備考欄に「産地指定なし」「メーカー不問」などの情報を加える。購入場所の推奨があれば追記。
      | 食材 | 分量 | 規格・備考 | チェック |
      | ---------------- | --------- | -------------------------------------- | -------- |
      | 玉ねぎ | 大6個 | 国産推奨、みじん切り用と薄切り用 | □ |
      | じゃがいも | 大8個 | 男爵またはメークイン、煮崩れしにくいもの | □ |
      | ... | ... | ... | ... |
  • 3.2. 調理器具リスト
    • 前回案のリスト形式を流用。各器具の「数量」を明確にする。保管場所の指示があれば追記。
    • 大鍋 (寸胴鍋、容量XXリットル以上) × 1台 (保管場所: XXX棚)
    • ...
  • 3.3. 役割分担表
    • OneNoteの表機能で作成。責任者と担当者を明確にする。
      | 作業工程区分 | 主要作業内容 | 責任者 | 担当者1 | 担当者2 | 備考(スキル要件等) |
      | ------------------ | ------------------------------------------------ | -------- | -------- | -------- | ------------------ |
      | 全体統括 | 調理全体の進捗管理、指示、品質管理、安全管理 | (氏名) | | | 調理経験者推奨 |
      | 材料準備 | 材料の計量、洗浄、リストとの照合 | (氏名) | (氏名) | | |
      | 下ごしらえ (野菜) | 野菜の皮むき、カット (仕様通り) | (氏名) | (氏名) | (氏名) | 包丁扱いに慣れた者 |
      | 下ごしらえ (肉) | 肉のカット、下味付け | (氏名) | (氏名) | | |
      | 米飯準備 | 米の計量、研ぎ、炊飯器セット、炊飯 | (氏名) | (氏名) | | |
      | 炒め工程 | 玉ねぎ炒め、肉炒め、野菜炒め | (氏名) | (氏名) | | 火加減調整スキル要 |
      | 煮込み工程 | 材料投入、煮込み、アク取り、ルー投入、味調整 | (氏名) | (氏名) | | 調理経験者推奨 |
      | 配膳準備・実施 | 食器準備、盛り付け、提供 | (氏名) | (氏名) | (氏名) | |
      | 片付け・清掃 | 調理器具洗浄、調理場清掃、ゴミ処理 | (氏名) | (氏名) | (氏名) | |

ページ5: 【4. 調理手順 – 下ごしらえ】 (所要時間目安: 約1時間)

  • 4.1. ごはんを炊く (担当: 米飯準備班)
    1. 計量: 米10合を正確に計量する。
    2. 洗米: ボウルに米と水を入れ、軽く混ぜてすぐに水を捨てる(1回目)。再度水を入れ、手のひらで米を優しく研ぎ、水を替えて2~3回繰り返す。水が半透明になる程度が目安。
      • 注意: 力を入れすぎると米が割れるため注意。
    3. 水加減: 炊飯器の内釜に研いだ米を移し、10合の目盛りまで正確に水を入れる。
    4. 浸水: (時間があれば) 30分~1時間程度浸水させると、よりふっくら炊きあがる。
    5. 炊飯: 炊飯器の「炊飯」スイッチを入れる。(炊きあがりまで約1時間)
      • 画像挿入: 洗米の手順、水加減のポイントを示す写真
  • 4.2. 野菜を切る (担当: 下ごしらえ班 – 野菜)
    1. 玉ねぎ (大6個):
      • 3個分: 皮をむき、上下を切り落とし、縦半分に切ってから繊維に沿って薄切りにする。(炒め用)
      • 残り3個分: 皮をむき、上下を切り落とし、みじん切りにする。(飴色玉ねぎ用)
        • コツ: みじん切りはフードプロセッサーを使用すると効率的だが、食感を残したい場合は手作業で。
    2. じゃがいも (大8個):
      • 皮をむき、芽をしっかりと取り除く。
      • 一口大の乱切り (3~4cm角程度) にし、すぐに水にさらしてアク抜きと変色を防ぐ。(10分程度) 使用直前にザルにあげて水気を切る。
    3. にんじん (大4本):
      • 皮をむき、ヘタを切り落とす。
      • 一口大の乱切り (じゃがいもと同程度の大きさ) にする。
    • 共通注意点: 作業前には必ず手を洗い、清潔なまな板と包丁を使用する。切った野菜は、種類ごとに清潔なボウルやバットに入れておくこと。
    • 画像挿入: 各野菜の標準的な切り方の見本写真、水にさらしているじゃがいもの写真
  • 4.3. 肉を準備する (担当: 下ごしらえ班 – 肉)
    1. カット: 豚肉(カレー用) 1.2kgを一口大 (3cm角程度) にカットする。大きすぎる場合は適宜切り分ける。
      • 注意: 脂身が多すぎる場合は、適度に取り除いても良い。
    2. 下味 (任意): カットした肉に、塩(小さじ1/2程度)、こしょう(少々)を振り、軽く揉みこんで下味をつける。
      • 画像挿入: カットした肉の写真、下味を付けている様子の写真

ページ6: 【5. 調理手順 – 炒め工程】 (所要時間目安: 約30分) (担当: 炒め工程班)

  • 5.1. 飴色玉ねぎを作る:
    1. 大鍋にサラダ油(大さじ2)をひき、おろしニンニク(大さじ1)、おろしショウガ(大さじ1)を入れ、弱火で熱し、焦がさないように香りを立たせる。
    2. みじん切りにした玉ねぎ(全量)を加え、中火~弱火でじっくりと炒める。
    3. 最初は水分を飛ばすように、その後は時々混ぜながら、玉ねぎが濃い飴色になるまで根気よく炒め続ける。(目安: 約20~30分)
      • 重要: 焦げ付きそうになったら、ごく少量の水を加えて調整する。ここでの炒め具合がカレーのコクを大きく左右する。
      • 画像挿入: 炒め始めの玉ねぎ、途中の状態、完成した飴色玉ねぎの比較写真
  • 5.2. 肉を炒める:
    1. フライパンにサラダ油(大さじ1)をひき、中火で熱する。
    2. 下準備した豚肉を入れ、表面全体に焼き色がつくまで炒める。
    3. 焼き色がついたら一旦バットなどに取り出しておく。
      • 注意: 中まで完全に火を通す必要はない。炒めすぎると肉が硬くなる。
  • 5.3. 残りの野菜を炒める:
    1. 肉を炒めたフライパンの油が多すぎる場合は軽く拭き取り、必要ならサラダ油(大さじ1)を足す。
    2. 薄切りにした玉ねぎを加え、しんなりするまで中火で炒める。
    3. にんじんを加え、油が全体に回るように炒める。
    4. 水気を切ったじゃがいもを加え、表面が少し透明になる程度まで炒める。
      • コツ: 野菜を炒めることで、煮崩れを防ぎ、香ばしさやコクが増す。

ページ7: 【6. 調理手順 – 煮込み・仕上げ工程】 (所要時間目安: 約1時間~1時間15分) (担当: 煮込み工程班)

  • 6.1. 材料を合わせ、初期煮込み:
    1. 飴色玉ねぎが入っている大鍋に、炒めた肉(5.2)、炒めた野菜(5.3)を全て加える。
    2. 指定分量の水(約2.8リットル)を注ぎ入れる。(お好みでローリエ2枚も加える)
    3. 鍋を強火にかけ、沸騰させる。
    4. 沸騰したら中火~弱火にし、表面に浮いてくるアクを丁寧にすくい取る。
      • 画像挿入: アク取りの様子の写真
    5. アクを取り終えたら鍋に蓋をし(完全に密閉せず、少しずらすか蒸気穴のある蓋を使用)、野菜(特にじゃがいも、にんじん)が柔らかくなるまで煮込む。(目安: 約20~30分)
      • 注意: 時々鍋底が焦げ付かないように、木べらなどでそっとかき混ぜる。吹きこぼれに注意。
  • 6.2. ルーの投入と溶解:
    1. 野菜が十分に柔らかくなったことを確認したら(竹串がスッと通る程度)、必ず一度火を止める。
    2. カレールー(2箱分)を細かく割り入れ、鍋に加える。
    3. おたまや木べらを使い、ルーが完全に溶けるまでゆっくりと混ぜる。
      • 重要: 火をつけたままルーを入れるとダマになりやすい。必ず火を止めてから溶かすこと。
      • 画像挿入: ルーを割り入れている写真、溶かしている様子の写真
  • 6.3. 最終煮込みと味調整:
    1. ルーが完全に溶けたら、再び鍋を弱火にかける。
    2. 時々鍋底からそっと混ぜながら、カレーにとろみがつき、全体がよく馴染むまで煮込む。(目安: 約10~15分)
    3. (お好みで) チャツネ(大さじ2)やリンゴすりおろし等を加え、さらに5分程度煮込むとコクが増す。
    4. 味見: 清潔なスプーンで味見をする。
    5. 味調整:
      • 味が薄い場合: 塩少々、またはウスターソースや醤油を数滴加えて調整。
      • コクが足りない場合: インスタントコーヒーの粉末(小さじ1/2程度)、チョコレート(1かけ程度)などを少量加えてみる。
      • 辛さが足りない場合: 一味唐辛子やカイエンペッパーを少量ずつ加えて調整(入れすぎに注意)。
      • 注意: 味調整は少しずつ行い、その都度味見をすること。
  • 6.4. 完成:
    • 全体にとろみがつき、味が調ったら火を止め、カレーの完成。

ページ8: 【7. 配膳と提供】 (担当: 配膳準備・実施班)

  • 7.1. 盛り付け:
    1. 炊きあがったごはんを皿の中央やや片側に寄せて盛り付ける。(1人前 約200g~250g目安)
    2. ごはんの隣に、カレーをたっぷりとかける。(1人前 約250g~300g目安)
    3. (あれば) 福神漬け、らっきょう、その他トッピングなどを彩りよく添える。
    • 画像挿入: 美味しそうに盛り付けられたカレーライスの写真例
  • 7.2. 提供時の注意点:
    • 出来立てのカレーは非常に熱いため、火傷に十分注意して運ぶ。
    • アレルギーを持つ参加者への食事提供は、他の食事と明確に区別し、間違いのないよう複数人で確認する。調理器具や食器も専用のものを使用する。
    • 提供場所の衛生管理(テーブルの清拭など)を徹底する。
  • 7.3. おかわりの対応:
    • おかわり希望者には、ごはんやカレーが不足しないよう配分を考慮しつつ提供する。
    • おかわり用のカレーやごはんも、保温状態を保つよう配慮する。

ページ9: 【8. 片付け作業】 (担当: 片付け・清掃班)

  • 8.1. 食器・調理器具の洗浄:
    1. 分別: 食べ残しや大きなゴミは、あらかじめ取り除いておく。
    2. 予洗い: 油汚れのひどい食器や鍋は、洗剤で洗う前にキッチンペーパーやヘラで汚れをできるだけ拭き取る。
    3. 洗浄: スポンジに食器用洗剤をつけ、丁寧に洗う。特に鍋の焦げ付きなどは、つけ置き洗いや専用のクリーナーを使用する。
    4. すすぎ: 洗剤が残らないよう、流水で十分にすすぐ。
    5. 乾燥・収納: 洗浄後は水気を切り、清潔なふきんで拭くか、水切りカゴで自然乾燥させた後、元の保管場所に戻す。
  • 8.2. 調理場所の清掃:
    1. コンロ周り: 油はねや吹きこぼれなどを、専用のクリーナーや濡らしたふきんで拭き取る。
    2. 調理台・シンク: 食材カスや水滴などを取り除き、清潔なふきんで拭き上げる。
    3. 床: 必要に応じて掃き掃除や拭き掃除を行う。
  • 8.3. ゴミの処理:
    1. 分別: イベント会場や自治体のルールに従い、生ゴミ、可燃ゴミ、不燃ゴミ、資源ゴミ(缶、ビン、ペットボトル、段ボール等)を正確に分別する。
      • 図や表で分別ルールを分かりやすく掲示すると効果的。OneNoteの表機能や描画機能で作成可能。
      • 例:
        ゴミの種類 分別区分 注意事項
        野菜くず、残飯 生ゴミ 水気をよく切る
        紙皿、割り箸 可燃ゴミ
        アルミホイル 不燃ゴミ
        空き缶 資源ゴミ(缶) 中をすすぎ、潰せるものは潰す
    2. 収集: 分別したゴミは、それぞれ指定のゴミ袋に入れ、口をしっかり縛る。
    3. 搬出: 指定された時間に、指定されたゴミ集積場所へ搬出する。

ページ10: 【9. トラブルシューティング / Q&A】

  • 調理中や準備中に発生しうる問題とその対処法をまとめる。
  • Q1. カレーが水っぽくなってしまった (シャバシャバになった) 場合の対処法は?
    • A1-1. ルーの量が少ない可能性があります。火を止めてから少量のカレールーを追加し、よく溶かしてから再度弱火で煮込んでください。
    • A1-2. 蓋を開けたまま弱火で数分~十数分煮込み、水分を飛ばしてください。焦げ付かないよう時々混ぜること。
    • A1-3. (応急処置) 水溶き片栗粉を少量ずつ加えてとろみをつける。ただし、入れすぎると風味が変わるので注意。
  • Q2. 鍋の底が焦げ付いてしまったら?
    • A2. 焦げ付きが軽微な場合は、焦げた部分を避けて、上澄みの綺麗な部分を別の鍋に移し替えて調理を続行してください。焦げの匂いが全体に移らないように注意。焦げ付きがひどい場合は、無理に調理を続行せず、リーダーに相談してください。
  • Q3. カレーの味が薄いと感じたら?
    • A3. 塩、こしょうで基本的な味を調えてください。それでも物足りない場合は、ウスターソース、醤油、ケチャップ、インスタントコーヒーの粉末などを少量ずつ加えてみて、味の変化を確認しながら調整してください。
  • Q4. カレーの味が濃すぎると感じたら?
    • A4. 水や牛乳、プレーンヨーグルトなどを少量ずつ加えて濃度と味を調整してください。じゃがいもやにんじんを追加で煮込むのも有効です(時間に余裕があれば)。
  • Q5. 材料が足りないことに気づいたら? (例: 玉ねぎが1個足りない)
    • A5. まずリーダーに報告し、代替手段を検討します。他の材料でカバーできるか、風味に大きな影響がない範囲であればそのまま進めるか、あるいは追加購入が可能かなどを判断します。
  • Q6. 特定の調理器具が見当たらない場合は?
    • A6. まず保管場所を再確認し、それでも見つからなければリーダーに報告してください。他の器具で代用可能か、あるいは作業を一時中断して探すかなどを指示します。

ページ11: 【10. フィードバックと改善記録】

  • 本マニュアルの品質向上および次回イベントへの活用のため、利用者からのフィードバックを収集し、改善点を記録する。
  • 10.1. フィードバック収集フォーム (例)
    • OneNoteの表機能で作成。印刷して手書き、またはOneNote上で直接入力も可。
      | 記録日 | 記録者名 | イベント名/調理日 | フィードバック対象 (マニュアルのページ/項目、調理工程など) | 内容 (良かった点、分かりにくかった点、改善提案など) | 対応状況 (未対応/検討中/対応済) | 対応内容・結果 |
      | ---------- | -------- | ----------------- | ------------------------------------------------------ | --------------------------------------------------- | ----------------------------- | -------------- |
      | | | | | | | |
      | | | | | | | |
  • 10.2. 過去の主要な改善記録
    • 過去のフィードバックに基づき、マニュアルや調理プロセスがどのように改善されたかを記録する。
      | 改善日 | 改善内容 | 反映箇所 (マニュアルVer.等) | 備考 |
      | ---------- | ------------------------------------------------------------------------ | ----------------------- | -------------------- |
      | 202X年X月X日 | トラブルシューティングQ&Aに「カレーが水っぽい場合の対処法」を追記。 | Ver.1.1 | 前回フィードバックより |
      | | | | |

【OneNoteでの作成ポイント解説】(記事全体の約0.2割)

上記の詳細なマニュアルをOneNoteで効率的に作成・運用するためのポイントを簡潔にまとめます。

  1. 表機能の徹底活用: 材料リスト、役割分担表、改訂履歴、フィードバックフォームなど、情報を整理して見せる多くの場面でOneNoteの表機能は非常に有効です。
  2. チェックボックス (タスクタグ): 材料や器具の準備リスト、作業手順の完了確認などに「ホーム」タブの「タスク」タグを使用すると、進捗管理が視覚的に行えます。
  3. 画像と描画の活用: 調理手順の理解を助ける写真や、火加減などの補足的なイラストは積極的に挿入しましょう。「挿入」タブからの画像挿入や、「描画」タブのペンツールが役立ちます。フローチャートは、OneNoteの図形やSmartArtで作るか、他のツールで作成したものを画像として貼り付けます。
  4. 内部リンクの活用: 例えば、「用語マスター」で定義した単語(例: 飴色玉ねぎ)から、調理手順内のその単語が出てくる箇所へページ内リンク(または別ページへのリンク)を設定すると、参照性が向上します。(テキストを選択して右クリック→「リンク」で設定可能)
  5. テンプレートとして保存・活用: よく使うページ構成やフォーマットは、一度作成したら空の状態でコピーし、「テンプレート」として他のマニュアル作成時にも再利用できます。
  6. 共有とフィードバック: 完成したマニュアルはOneNoteの共有機能を使って関係者に配布し、フィードバックを積極的に収集・反映することで、マニュアルの質を継続的に高めることができます。

この記事を通じて、読者の皆さんがご自身の業務で「使える」マニュアルを作成される際の、具体的なイメージ作りや構成要素のヒントを得られたのであれば幸いです。

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