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リーンスタートアップの仮説検証とMVPキャンバス

Last updated at Posted at 2017-02-21

最近、作っているプロダクトで、MVPってなんぞや?みたいな議論になったので、調べてみました。
面白かったので、まとめてみます。

Twitterでも、フロントエンドに関する事や、アメリカでのエンジニア経験に関してツイートしているので、よかったらフォローお願いします。
Twitter: @hellokenta_ja

  • 元記事はこちら
  • リーンの概念を一言で表すと、最小リソースで、最大限の顧客に対する学びを得ること
  • MVPを作る上で、考えなければならないことがいくつかあり、それをまとめたものを MVPキャンバスと呼んでいます。

MVPキャンバスとは?

MVPキャンバスは、もともと、AppSociallyの高橋氏とRecruitのMTLが共同で開発したもので、一言で言えば「仮説を元に何を学び、そのために何を作るのか」の具体化を手助けしてくれるフレームです

MVPを行う上で大事な事

  • 小さくトライして小さく失敗し、学ぶこと
  • リスクに対する失敗コストを最小化すること
  • 全ては仮説であること。
  • 仮説に対して効果的な検証方法を考え行うこと

事前に

ビジネス仮説について

  • 現状把握を実施
  • 実証できていること、出来ていない事を明確にする
  • リスクの高さをもとに実証すべき仮説の優先度をつける
  • 優先度が一番高い仮説に対して、以下を行う

MVP Canvas項目

  • Hypothesis:仮説
  • What to Learn/Goal : 何を学ぶのか
  • Type of MVP : MVPのタイプ(紙プロト、インタビュー、A/Bテスト、動くデモなど)
  • What to Build/How to Validate the Hypothesis with MVP : 何を作るのか、どうやってそのMVPで実証するのか
  • Criteria of Validation : 仮説実証に必要なデータ、条件
  • Cost of Developing MVP : MVP構築に必要なコスト
  • Time of Validating Hypothesis : 仮説検証に必要な時間
  • Estimate of Future Risk/Chance : 発生する将来のリスク
  • 結果と、得た学び

仮説検証をするのは、目の前の不確実なものを確かなものにしていくためであり、そのために必要なのは発見や学びです。
- 実証のフロー:Build - Measure - Learn
- 検証方法を考えるフロー:Learn - Measure - Build
- 仮説から何を学びたいのか?というのが1番の軸にあり、そのためにはどのような方法で、何を測れば知ることができ、そのためには何を作れば良いのか?という思考プロセスが必要。

Dropboxの例

  • Hypothesis:仮説
    • 自動同期できるオンラインストレージを提供すれば、人々は利用する
  • What to Learn/Goal : 何を学ぶのか
    • 多くのストレージサービスが既にある中で、利用したいと思う人が本当にいるのか
  • Type of MVP : MVPのタイプ(紙プロト、インタビュー、A/Bテスト、動くデモなど)
    • デモ動画、フォーム付きLP
  • What to Build/How to Validate the Hypothesis with MVP : 何を作るのか、どうやってそのMVPで実証するのか
    • デモ用の動画と登録フォームを載せたLPを作成し、アーリーアダプタにアプローチdけいそうなハッカーニュースに投稿する。
  • Criteria of Validation : 仮説実証に必要なデータ、条件
    • 動画再生数○回
    • 登録人数○人
  • Cost of Developing MVP : MVP構築に必要なコスト
    • 5日
  • Time of Validating Hypothesis : 仮説検証に必要な時間
    • 1週間
  • Estimate of Future Risk/Chance : 回避できる・発生する将来のリスク
    • サイト構築のリスク回避
  • 結果と、得た学び
    • 1夜にして75000人の登録リストと、多くの要望コメントが寄せられた
    • このアイディアに利用したいと思う人が大勢いることが証明でき、開発に入れる状態だとわかった
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