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技術士二次試験に合格し、技術士になったらすること

Last updated at Posted at 2023-05-22

技術士を取得したら

令和4年度の技術士第二次試験に合格しました。
合格後に必要な手続き等について(自分のためも兼ねて)情報を整理しました。  

技術士二次試験に合格したらやること

  1. 「技術士」の新規登録手続を実施
  2. 技術士CPD登録のための準備(Pe-CPDに登録)
    • 毎年50CPD時間達成できるように登録していくのが吉。
    • 「技術士CPD実施法人」として参画している学協会にCPD登録を行っていれば、(Pe-CPDではなく)そちらのシステムで引き続き登録して良い。
    • ただし技術士CPDとして登録するには、「技術士CPD実施法人」が発行するCPD時間の登録証明書(コピー可)と年度ごとのCPD時間が確認できる内訳書(登録画面のコピー等)をPDFかjpgにし、Pe-CPDの申請画面で添付する必要がある。
    • 詳しくは日本技術士会HPから「ホーム > 技術士CPD > CPD活動実績の管理及び活用 > 他学協会のCPD登録システムを利用している方の手続方法」を参照。
  3. 「日本技術士会」への入会(必要と感じる人は)
    入会しない場合、情報収集のためにもメールアドレスは登録したほうが良い(登録は日本技術士会HPの「日本技術士会のご案内」→「お知らせ」→「会員以外の方の連絡先登録」にて実施)。

20230519_[Qiita]技術士合格後にやること.drawio.png

諸々の情報整理

技術士CPDについて

技術士になったら、継続研鑚(CPD:Continuing Professional Development)に努め、技術士法第47条の2「技術士の資質向上の責務」を全うしていく必要があります。  

技術士としてのCPD活動実績は、日本技術士会が管理するWEB登録・管理システム「Pe-CPD」に登録することで管理できます。Pe-CPDに活動実績を登録しておくことで、活動実績の証明書が発行できます。

技術士CPD登録制度とは

業務によりますが、公的発注機関から業務を受注するには、技術者は技術士(CPD認定)の認定要件を達成しておく必要があります。  
技術士CPD登録制度には以下のような特徴があります。  

  1. 技術士CPD活動実績を公的に証明
    CPD活動実績を技術士登録簿に記載申請する。  
    下記認定要件を満たせば日本技術士会HPに名簿が記載される。
    • 基準CPD時間:20CPD時間 / 年度
    • 推奨CPD時間:50CPD時間 / 年度(うち、技術者倫理1CPD時間以上:ただし、2021年度までの実績には不要)
    • 技術士(CPD認定):250CPD時間 / 5年間度(うち、技術者倫理5CPD時間以上:ただし、2021年度までの実績には不要)
  2. 名刺に活動実績公的証明「技術士(CPD認定)」を記載して活用
    技術士(CPD認定)の認定要件を達成すれば、名刺に「技術士(CPD認定)」を記載し、CPD活動の公的証明をアピールできる。
  3. 技術士CPD活動を通じて関係学教会間の連携・協力を促進
  4. 技術士の認知度向上により活用の場が拡大
    • 認定要件を達成した技術者は、名簿の公表や名刺等への表記、ロゴマークの使用ができる。
    • 技術士の認知度が広がり、活躍の場を広げていく。
  5. 公的発注機関の技術者評価への活用
  6. 民間企業の評価基準や人材育成のツールとして活用

Pe-CPDについて

Pe-CPDでは以下に示すように、CPDの登録や証明書の発行ができます。  
また、日本技術士会の会員になると講演会のアーカイブ動画を視聴したり、月刊誌が閲覧できます。

  1. 日本技術士会が開催するCPD行事の情報検索/参加申込み
  2. CPD実績のWEB登録
  3. CPD登録内容の統計管理
  4. CPD講演内容のHP視聴(日本技術士会の会員限定)
  5. 月刊「技術士会」の閲覧(日本技術士会の会員限定)
  6. CPD登録証明書の発行申請

日本技術士会について

入会金の10,000円、年会費の20,000円を支払うことで日本技術士会に入会できます。  
なお、技術士に合格していなくても入会できます。その場合、入会金は必要なく、年会費は9,600円です。

入会するメリットとしては、以下の事項があるようです。

  1. 幅広い技術人脈の形成
    • 部門や地域ごとに支部があり、技術者同士で交流できる。
  2. 技術士の資質向上に向けたプログラムが充実
    • 技術士CPD講演を受講することで、技術CPDを取得できる。
    • アーカイブ動画も視聴できる。
  3. 各種講習会、見学会等への参加
  4. 月刊「技術士」で広範な知識・情報を取得
    • HPからも最新号やバックナンバーが閲覧できる。
  5. 日本技術士会主催の技術士業務開業研修会の受講
    • 技術士事務所開業ノウハウが取得できる。
  6. ビジネスに関する情報の入手
    • 日本技術士会に業務経験情報を登録 → ビジネスに関する情報提供が得られる。
  7. 社会貢献活動に参加
    • 以下の活動などに参加できる。
      • 地域防災支援活動
      • 理科教室支援
      • サイエンスカフェ
      • 司法支援活動(裁判所の専門委員会を通す必要あり)
日本技術士会はどのような活動をしているか
  • 「技術士全国大会」の開催
    • 開催地を変えて、毎年開催。
  • 「地域産学官と技術士との合同セミナー」の開催
    • 開催地を変えて、毎年4回開催。
  • 「CPD行事」の開催
    • 「新春記念講演会」を開催
    • 外部講師による「技術士CPD中央講座」、「技術士CPDミニ講座」を開催
    • 技術者倫理に関する大会を開催
    • 地域本部や部門ごとに下記を開催
      • 情報交換
      • 調査研究会
      • 見学会
      • 講演会
    • 収録済みの講演会をWEBで視聴できる「Pe-CPD」を提供
  • 「CPD教材」の発行
    • 技術コンサルタントガイドブック
    • 技術者倫理事例集
    • 公共性の高い施設の維持管理
    • 最近のICT(情報システム)と課題
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