SAC Analytics Designer って何?(SAC開発者向け)
(参照元: https://liuat.com/archived/DeveloperHandbookSACAnalyticsDesigner.pdf )
Analistic Applicaton とは?
Analistic Applicatonを使用すると、様々なフォームでデータを描写し、シンプルなダッシュボードから、高度なカスタマイズアプリケーションが利用可能
Analistic Applicaton で使用されるスクリプト言語は?
Analistic Applicaton では JavaScript がサポートされる
例:
SAC でサポートされているAPIのメソッド:フィルタリングでは setFilter(’ディメンション’,’メンバー’)があり、ブラウザのランタイムによって実行される。スクリプトエディタは「型」(オブジェクト指向)情報を使用し「型」のチェックに加え、モデル情報を使用し、ディメンションやメンバーに関するヘルプ機能を提供する。
SAC でサポートされているAPI:
https://help.sap.com/doc/958d4c11261f42e992e8d01a4c0dde25/release/en-US/index.html
ストーリー機能 と Analytic Applicationsの違い
①ストーリー と Analytic Applicationsでは期待されている用途が異なる
⑴ストーリー
-
業務ユーザーに対し、何ができて何ができないかを説明するために利用される事が想定されている
⑵Analytic Applications - コーディングでデフォルト機能を自由に変更可能
- アンドロイドアプリケーションのようなライフサイクルがあり、開始ステップやイベントなどコーディング制御が可能
②Analistic Applicatonで実現できてストーリー実現できない機能
・スクリプティング:コーディングによる豊富なカスタマイズが可能
・AnalisticAapplicaton 独自機能のドロップダウンボックス と ボタンはストーリーで使えない
Analistic Designer
Analytics DesignerはSAC機能の一つ Analistic Applicaton作成に使用
Analytics Designerの、ここで言う「デザイン」とは、
①データモデル定義
②スクリーンレイアウト作成
③ウィジェット作成
④スクリプトによるカスタマイズ
を意味する
・Analytics Designer ショートカット
https://help.sap.com/docs/SAP_ANALYTICS_CLOUD/00f68c2e08b941f081002fd3691d86a7/68dfa2fd057c4d13ad2772825e83b491.html?locale=en-US
Analytic Applications 作成フロー
Analytic ApplicationsはデータドリブンでモデルかOdata接続が必要。全てのウィジェットはイベントに対応し、イベントハンドラーにコードを実装し、Analytic Applicationsにロジックを追加可能
手順:
- ①用途決め:Analytic Applicationsでテーブル、チャートどちらのタイプを使用してデータ可視化するか決める
- ②テーブル、チャートを選択すると、モデル選択のステップに移る
(*モデルは業務データの接続元で、ディメンション:項目とメジャー:数値で構成される) - ③ウィジェット(テーブル、チャート)のデータ出力に加え、フィルターなどの設定を追加
Analytic Applications 分類
Analytic Applicationsは高度なカスタマイズが可能な為、種類が膨大に存在するが、大きく3パターンに分類される
パターン:
- ①テーブル帳票出力
テーブルで構成され、スクリーン一覧にデータを出力する。多数のインターフェース(ボタン、チェックボックス、ドロップダウンボックス etc)を実装し、一つのテーブルに、異なる多様で複雑な方法でデータを出力する。 - ②ダッシュボード 計器盤(運転席)
- ③汎用Applications
Analytic Applicationsにおけるスクリプトの挙動
全てのウィジェットはイベントに対応し、ウィジェット自身もApplicationsイベントに対応(OnInitialization など)。提供されるスクリプトAPIを使用し、顧客の特定の要望に合わせて調整することが可能
例:
- ⑴ Applications イベント:
Applications全体のイベントの一つのOnInitialization イベントは、アプリケーション実行時に一番最初に起動するイベントである。アプリケーション起動時に、読み込みたいコードを実装する(データセットや初期化処理など)。 - ⑵ ウィジェット イベント:
ウィジェット:ドロップダウン イベントの一つのOnSelectでは、ドロップダウンで値が選択されたときに発生。フィルターなどを実装可能。