あけましておめでとうございます。
昨年末に書いたポエムを想像以上の多くの人に見ていただき、ポエムを書くことに味を占めている私です。
はじめに
そんなこんなで、あっという間に2025年になってしまいましたね。そしてすぐに新年度がやってくるんだろうなーと思いつつ、自分がエンジニア1年目だった頃のことが頭をよぎりました。
あの頃は色々悩んでいて、毎日が不安でした。何をすれば現状を打破することができるかわからず、色々な本を読んで、色々なことを試していた気がします。
あれから10年ほどキャリアを重ねて、エンジニア1年目においてどのようなことを意識しておけば良かったの答え合わせができるようになりました。
その答え合わせを元に、エンジニア1年目が意識してほしいことをまとめようと思います。
ここに書いてあることのほとんどは、意識すればすぐに実践できることです!
エンジニアに限った内容ではないことがほとんどなので、エンジニア以外でも参考になるはずです。
この記事がエンジニア1年目の方および社会人1年目の方にとって少しでもプラスになってくれたら嬉しいです。
元気良く振る舞う
新しい環境では緊張してしまい、つい元気が無いように見えてしまう人も多いかと思います。
- 「おはようございます!」と大きな声で挨拶をする
- わからないことがあれば「教えてください!」と積極的に質問する
- ハキハキと笑顔で会話する
こんな感じで元気良く振る舞いましょう!
元気に振る舞うことで、周りの人も自然と笑顔になり、良いコミュニケーションが生まれます。
ぶっちゃけ最初のうちは、技術的なスキルよりも元気な姿勢の方が大切です。
元気よく挨拶をし、快いコミュニケーションを取ることで、周囲の人々はあなたに親切してくれるようになります。周りの人に良い印象を与えて、サポートしてくれる人を増やしていきましょう!
素直になる
先輩や上司からアドバイスをもらったら、素直に耳を傾けましょう。
「それはちょっと違うのでは…?」と思うことも、まずは「そういう意見もあるのか、参考にしてみよう」と心の中で思って受け入れることが大切です。素直に受け入れることで、相手も気持ちよく、より多くのことを教えてくれるでしょう。
プライドを出して素直に受け入れてくれない人には、周りは何もしてくれなくなります。素直さは成長の必要条件です。
特にキャリアを積んでいくと、この素直になるというのが難しくなる傾向があると思います。無意識のうちにプライドが育まれてしまって、他人からの意見やアドバイスをなかなか受け入れられなくなるのです。そうなると成長しにくくなってしまいます。
素直になる姿勢を持ち続けましょう。
自分の立ち位置を理解する
新人の頃は、戦力になれず、足を引っ張ってしまうことも少なくないかと思います。私自身「何も貢献できない自分に悲観してしまい、それに引きづられて元気が出なくなり、さらに仕事にも悪い影響が出てしまい...」という悪循環に陥っていた時期がありました。
新人の頃は足を引っ張ったり、戦力になれないのが当たり前です。なので「自分は何もできない…」と悲観する必要はありません。当たり前のことを悲観しても意味がありません。
今の自分は、まだ成長過程だということを理解しましょう。焦らず、一つずつできることを増やしていけば大丈夫です。
そして悲観するのではなく、今の状況を受け入れた上で、1秒でも早くこの状況を打破するために何をすべきかを常に考えましょう。
他人と自分を比べない
「同期入社のAさんはプログラミングができる」、「Bさんはすでに案件で結果を出している」といった感じに他人と自分を比べて焦ってしまうことありませんか?
私はめちゃくちゃありました。新卒で入った会社は同期が100人以上いたのですが、同期が活躍している情報を耳にしては自分が全く活躍できていない状況と比べて悶絶していました。
そんな風に、他人と比べてしまうのは、当然のことだと思います。でも私は他人と自分を比べることは特に新人の段階ではほとんど意味がないことだと思っています。
学生時代のバックグランドも異なる、配属された部署や上司も異なる、様々な背景や環境が異なる上で比較しても意味がないです。ただ無意味に焦ったり、優越感に浸るだけです。
大切なのは、 他人と比べるのではなく、過去の自分と比べる ことです。
「昨日よりも、少しでも成長できたか?」、「昨日よりも、少しでも理解が深まったか?」そうやって、 自分自身の成長 に目を向けましょう。
焦らず、マイペースに、一歩ずつ進んでいけば大丈夫です。
必要以上に周りの人と比べる必要はありません。
過去の自分と比較しながら、自分自身の成長を楽しんでいけるようになりましょう。
勉強を継続する
まず大前提ですが、ITの世界は常に新しい技術が登場して進化し続けています。エンジニアとして生き残っていくためには、常に学び続ける必要があります。これはエンジニアの宿命なので諦めて受け入れましょう。
そしてエンジニア1年目は、覚えることが山ほどあって、毎日が新しいことに触れる連続です。勉強しても、学ばなきゃいけないことがどんどん増えていきます。ぶっちゃけ勉強していても「短期間で何かが変わる」ということはないです。
しかし、継続することで、少しずつ知識が積み重なり、理解が深まっていきます。
1ヶ月後、半年後、一年後に「あれ?以前はわからなかったことが、今は理解できるようになっている!」と、自分自身の成長を実感できるタイミングが必ず訪れます。
「継続は力なり」という言葉があるように、継続することで、必ず大きな力となります。腐らず、焦らず、勉強を継続していきましょう。
この勉強を継続するは、始めるのは簡単ですが、続けるのは難しいです。時には休憩するタイミングがあっても良いかと思います。私自身も勉強を継続していくにはどうすれば良いだろうと常に考えています。そして、継続するために何が必要なのかも、継続していればなんとなくわかるようになってきます。
自分ができることはなんでもやる
エンジニア1年目は、まだ専門的な知識やスキルが身についていないため、任される仕事も限られています。
そんな時こそ、「自分ができることはなんでもやる」という精神で、積極的に行動しましょう。
- 会議の議事録作成
- 準備や後片付け
- 飲み会の幹事
など、地味で面倒臭い仕事でも積極的に引き受けることで、周りの人から信頼を得ることができます。
また信頼を得るだけではなく
- 業務の流れを理解する
- チームワークを学ぶ
- コミュニケーション能力を高める
など、仕事をしていく上で必要なスキルも身につきます。
すぐにできることをすぐにやる
これは社会人にとって非常に重要な習慣です。
事務作業やメールの返信、頼まれごとなど、すぐにできることは先延ばしにせず、即座に対応しましょう。
キャリアを積んでいくほど、やらなくてはいけないことや周りから頼まれることが多くなります。すぐできることを先送りにして放置してしまうと、やり忘れが多くなります。
これは偏見かもしれませんが、すぐにやらなくてはいけないことをやらない人は仕事ができない傾向にあります。
つまり**「すぐにできることをすぐにやる」は仕事ができる社会人の必要条件**です。
今のうちから徹底的に習慣化して、呼吸の如くできるようになりましょう。
メモを取る
これも社会人にとって非常に重要な習慣です。そしてできていない人が多いです。
エンジニア1年目は、新しい情報や知識を吸収する毎日。覚えることも多く、頭の中がパンクしそうになることもあるかもしれません。そんな時に役立つのがメモです。
会議の内容、上司や先輩からのアドバイス、わからないことなど、メモしておけば、後で確認することができます。一部のスーパーマンを除き、人間の記憶力は全く当てになりません。メモを取らずに数日経てば9割方のことは忘れています。過去および将来の自分は他人と思った方が良いです。
他人である将来の自分を大きく助けるのがメモです。そしてメモを取る/取らないは習慣に大きく左右されると思っています。なので一年目の頃からメモを取るということをきっちり習慣にしておくことが大切です。
PCのメモアプリでも、ノートとペンでも、媒体はなんでも良いです。自分に合った方法でメモを取り、将来の自分のために情報を残す習慣をつけましょう。
メモはあなたの大きな助けになります。
最後に
いかがでしたでしょうか?勉強を継続する以外は、やろうと思えば明日からでもできることではないですか?
ただすぐに結果が出るかというとそういうわけではないです。ただ意識し続けていると、それが自然とできるようになります。自然とできるようになってくると結果がついてきます。
慌てずに結果が出るのを待ちましょう。