放置していたRaspberry Piを動かしてpythonを実行するリモートサーバにしたので、メモとしてまとめておく。また、開発・実行はDockerコンテナ内で行うことにした。今回はOSのインストールから簡易な設定まで
Raspberry PiにRaspbianをインストール
ssh接続を用いればOSのインストールから設定までマウスもキーボードもスクリーンも必要ないらしい。
イメージを焼く〜簡易な設定まではこちらとこちらを参考にした。
まずRaspbianのOSのイメージをダウロードしてくる。デスクトップ+recommended software, デスクトップ, Liteの三種類が存在するが、今回はサーバとして動かす目的でデスクトップは必要ないと思われるので、Liteを選んだ。
SDカードを差し込んだのち、以下のコマンドを実行してSDカードがどこに認識されているかを調べる。
$ diskutil list
/dev/disk0 (internal):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme 251.0 GB disk0
1: EFI EFI 314.6 MB disk0s1
2: Apple_APFS Container disk1 250.7 GB disk0s2
/dev/disk1 (synthesized):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: APFS Container Scheme - +250.7 GB disk1
Physical Store disk0s2
1: APFS Volume Macintosh HD 234.8 GB disk1s1
2: APFS Volume Preboot 45.5 MB disk1s2
3: APFS Volume Recovery 528.0 MB disk1s3
4: APFS Volume VM 3.2 GB disk1s4
SDカードを差し込む前後で表示される内容に差があるので、その新しく追加されたマウントがSDカードである。
/dev/disk2
にSDカードがマウントされていることがわかったので、フォーマットする。
$ diskutil unMountDisk /dev/disk2
$ diskutil eraseDisk FAT32 [デバイス名] /dev/disk2
デバイス名は適当に。
ダウロードしてきたイメージを焼く。
$ diskutil unMountDisk /dev/disk2
$ sudo dd bs=1m if=2019-09-26-raspbian-buster-lite.img of=/dev/rdisk2 conv=sync
このあと焼いたSDカードに空のファイル/Volume/boot/ssh
を作成する。このファイルを作っておくことで、デフォルトでRaspberry PiにSSHデーモンが立ち上がり、ssh接続ができるようになるらしい。
$ touch /Volume/boot/ssh
ssh接続と初期設定
ssh接続するためには、IPアドレスを確認しなければならない。デフォルトでは、DHCP(IPアドレスが動的に割り当てられる方式)でIPアドレスが設定されるので、すぐにはわからない。今回は、たまたまルータの設定アプリからIPアドレスを確認できた。デフォルトusername: pi
, password: raspberry
でログインすることができる。
$ ssh pi@[IPアドレス]
$ pi@[IPアドレス]’s password:
$ pi@raspberrypi ~
今回は固定IPアドレスを追加しなかったが、追加したい場合は参考URLから。
パスワードの設定
$ sudo passwd root
hoge ユーザの追加
$ sudo adduser hoge
hogeユーザにsudo権限
$ sudo gpasswd -a hoge sudo
piユーザをsudoから外す
$ sudo gpasswd -d pi sudo
今回はここまで、この後Dockerのインストールへと続く