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Salesforce認定アドミニストレーター試験対策用語集

Last updated at Posted at 2020-06-30

Salesforce認定アドミニストレーター試験の出題範囲に対応した学習の備忘録です。
用語の意味や、わかりにくい似た機能どうしの比較など。

http://tandc.salesforce.com/credentials
見出しは、上記の公式サイトのPDFをもとに、出題範囲を配点の高い順番に並べ替えたものです。
(Spring'20対策)

標準オブジェクトとカスタムオブジェクト(14%)

・標準オブジェクト

Salesforce組織にデフォルトで含まれているもの。①項目ラベル②ヘルプテキスト③選択リストのみ変更可能。

・カスタム項目の削除

削除したカスタム項目とそのデータは物理削除で完全に削除されるか、削除後15日が経過するまで保存される。それまでは項目とデータの復元ができる。
他の場所で参照されている(項目自動更新やApexなど)カスタム項目は削除できない。
カスタム項目を削除するとその項目の履歴データがすべて削除され、変更が追跡されなくなる。

・項目履歴管理

指定した項目の値変更履歴を管理できる機能。
オブジェクト詳細ページの項目履歴管理の設定ボタンから設定する。
カスタムオブジェクトの場合、項目履歴管理のチェックボックスにチェックをつける必要がある
※追跡できる項目数は20個まで
※最長18カ月間保持される
※255文字を超える項目に対する変更は編集済みとして追跡され元の値と新しい値は記録されない
※編集権限のないユーザがトリガを利用してレコード編集を行った場合、その変更は追跡されない

・数式項目

数式項目は同オブジェクトや子オブジェクトの項目は参照できるが、親オブジェクトの項目は参照できない

・積み上げ集計項目

子オブジェクトのレコードの合計を親の画面に表示する項目

・クロスオブジェクト数式

親のレコードを子の画面に表示する項目

・関連リスト

親レコードから子のレコードにアクセスするための機能

・主従関係と参照関係

主従関係を選択するメリット
→積み上げ集計項目を作れる、所有者を主オブジェクト側で一元管理できる、主オブジェクト側のレコードを削除すると従オブジェクト側のレコードもまとめて削除できる

・レコードタイプ

取引先に応じて選択リスト値やページレイアウトを変えられる機能
使用するには①レコードタイプを有効化し②(誰に表示するか)ユーザのプロファイルに設定する
※商談、リード、ケース、ソリューションの4オブジェクトはレコードタイプを作成するには事前にビジネスプロセスの登録が必須(進捗管理が必要なため)

・ビジネスプロセス

進捗状況を管理する選択リスト項目
①セールスプロセス:商談の「フェーズ」
②リードプロセス:「リード状況」
③サポートプロセス:ケースの「状況」
④ソリューションプロセス:「状況」
各プロセスを作成後、それをレコードタイプに割り当てる

ユーザプロファイル‐レコードタイプ‐ビジネスプロセス

・連動選択リスト

制御項目:制御の親となる項目
連動項目:親に影響されて変化する子項目
ex.)都道府県が制御項目、市区町村が連動項目

営業アプリケーションとマーケティングアプリケーション(14%)

・商品オブジェクト

商品に関する情報を登録する標準オブジェクト
商品を選択すると「価格表」をもとに「金額」が自動計算される(編集不可)

・価格表

1つの商品でも取引先などに応じて複数の価格表で複数の価格を設定できる

・リード

見込客のこと。「商談」に移行すると該当項目は削除される

・リードの項目対応付け

リードに作成したカスタム項目をマッピングするには「商談」「取引先」「取引先責任者」にも項目を作成する必要がある

・割り当てルール

リードが登録されたときに、指定した条件に基づいて自動でリードの所有者を設定する機能(①ユーザか②キューに割り当てる)
全てのリードに所有者に割り当てるにはデフォルトのリード所有者を指定する必要がある

・キュー

待機所のこと。ここにいったん保存して後で手の空いたユーザが担当する

・Web-to-リード

Webで登録したリードをユーザかキューに割り当てる

・自動レスポンスルール

レコードの属性に基づいてリードまたはケース登録時に自動でお礼のメールレスポンスを送信する

・キャンペーンオブジェクト

通常のオブジェクトはユーザ設定の「プロファイル」の権限の項目でレコードの追加や削除の可否を設定するが、マーケティング関連のオブジェクトはそれに加えてユーザ設定で「マーケティングユーザ」のチェックボックスがオンになっている必要がある。

・キャンペーンインフルエンス

「商談」と「キャンペーン」を関連付けて登録する機能のこと

・主キャンペーンソース

商談成立に最も寄与したキャンペーンのこと
商談登録画面で選択する

・キャンペーン階層

キャンペーンどうしを関連付けて親子関係をつくる機能

・キャンペーンメンバー

キャンペーンに参加する「リード」や「取引先責任者」を登録するオブジェクト

セキュリティとアクセス(13%)

・権限管理

①利用ユーザにどこまで行わせるか
→プロファイル、権限セット

②利用ユーザに他ユーザのデータをどこまで見せるか、変更させるか
→組織の共有設定、ロール、共有ルール、手動共有

ユーザには必ずプロファイルとロールを1つ設定することが必須(複数は付けられない)

・プロファイル

「システム」「アプリケーション」の2つのレベルに対して設定

・システム

ログインの制御(時間帯/IPアドレス)、システムに関する権限

・アプリケーション

アプリケーションへのアクセス、アプリケーションで使用できる機能の制限、タブの表示/非表示、ページレイアウトの切替、オブジェクトに対する参照/作成/編集/削除、項目に対する参照/作成/編集/削除

システムに関する設定

・システム権限

レポート実行、Lightning Experienceユーザ有効化などアプリケーション共通の機能の実行可否

・ログイン時間の制限

ユーザがログインできる時間帯を設定(開始時刻と終了時刻に同一時刻を指定することでその日はログイン不可とできる)

・ログインIPアドレスの制限

ユーザがログインできるIPアドレスの範囲を設定(自宅からログインできないようにするなど)

・有効化

初めて使うブラウザでログインする際、ユーザに自動で5桁のパスワードをメールで送信し、ログイン時に入力させる機能
信頼済みIPアドレスに登録してあれば不要

アプリケーションに関する設定

・アプリケーション設定

各アプリケーション毎にアクセス権(参照可能/不可)を制御、デフォルト表示するアプリケーションも設定可能

・タブの設定

①タブを隠す②デフォルトで非表示(ユーザ設定により表示可能)③デフォルトで表示

・オブジェクト権限

そのオブジェクトに対しての参照/作成/編集/削除の可否を設定

・項目権限

オブジェクトにある各項目に対するアクセス権限
①参照OFF/編集OFF:参照・編集不可②参照のみON:参照だけ可能③参照ON/編集ON:参照・編集可能

・ページレイアウト

画面構成を制御

・アプリケーション権限

アプリケーションに特化した機能の実行可否

・権限セット

特定のユーザにプロファイル+αで権限を追加する
プロファイルと違いユーザに複数割り当てられる

権限セットを利用してプロファイルで付与されている権限を制限することはできない

・共有設定

レコードの共有設定は4つの要素で定義される
①組織の共有設定
②ロール階層
③共有ルール
④手動共有
下に行くほど制限を緩和できる

①組織の共有設定

組織内の自分が所有者でないレコードに対するアクセス権の基準レベルを定義
①公開/参照・更新②公開/参照のみ③非公開
(組織内の一部ユーザに他人のデータを見せたくない場合「非公開」を設定)

②ロール階層

上位の階層ロールに属しているユーザは下位ロールに属しているユーザが所有しているレコードおよび共有されているレコードに対してアクセス(参照/更新)することが可能
同一ロールでは不可

③共有ルール(各オブジェクトMax300件)

各オブジェクト毎に設定
①どのレコードを共有するか
特定ユーザが持つレコード
条件を満たすレコード(各オブジェクトMax50件)
 ゲストユーザ共有ルール:認証されていないゲストユーザにレコードアクセス権を付与する唯一の方法
②そのユーザに共有するか
ロール
ロール&下位ロール
公開グループ
③どのアクセスレベルを与えるか
参照のみ
参照/編集

④手動共有

classicのみ、レコード単位で他のユーザにアクセス権を付与

サービスアプリケーションとサポートアプリケーション(13%)

・ケース

問い合わせやサポート、苦情

・割り当てルール

ケースを①キュー②ユーザに自動で割り当てる機能
※チームには割り当てられない

・コンソール‐ケースフィード

お客様のさまざまな情報を見ることができる
電話対応するサポート部門でよく使われる

・コンソール

レコードをタブ表示で同時に複数見られる
メモを取れる、ToDoを割り当てられるetc
※Service Cloudの契約が必要

・ケースフィード

コンソールの無料版
利用するには①Chatterを有効化と②ケースのフィード追跡を有効化が必要

・エスカレーションルール

ケースの所有者を自動的に変更する機能
ex.)5時間経っても解決できない場合、所有者を変更する

・ケースコメント

問い合わせ対応チームで情報共有するのに有効
公開または非公開にできる

・コミュニティ

外部の人が一部のオブジェクトにアクセスできる機能のこと
アイデア、アンサー、コンテンツ、ナレッジはコミュニティで公開できる
①パートナーコミュニティ
営業系のオブジェクト用
②カスタマーコミュニティ
主にケースオブジェクトを公開する
ケースの新規作成やクローズもできる

・ナレッジ

ケースを解決するための記事を投稿する機能
Chatterの質問機能と連携できる
作成するにはナレッジライセンスが必要だが、記事の参照だけならプロファイルや権限セットでアクセス権を追加することで可能
→一般ユーザでもChatterの質問記事からナレッジ記事を参照できる
作成できる記事の数には上限がある

データの管理(10%)

・インポートウィザード(5万件まで)

「ケース」「商談」はインポートできない
基本はオブジェクト単位だが、「取引先」と「取引先責任者」のセットに限り
単一のCSVファイルから1回でインポートできる

・データローダ(500万件まで)

オブジェクト単位

・スケジュール設定

インポートウィザードでは常に即実行され、スケジュール指定はできない
データローダではバッチモードを利用してスケジュール指定しての実行が可能

・重複管理

インポートウィザードでは取引先の会社名、取引先責任者とリードの名前とメールアドレスをベースにした重複検知機能が組み込まれている
データローダではそれ自体に重複検知機能はない

・既存レコードとの一致確認およびリレーション項目の関連付け

データローダではSalesforceIDおよびオブジェクト設定で作成した外部ID項目のみが一致確認およびリレーション先の指定に使用可能
※外部ID項目で扱えるデータ型はテキスト、数値、メールアドレス(選択リストと数式は不可)

・一括変更

「リード」「取引先」は一括変更できる
取引先の担当者を変更する場合に情報を転送するために使用する
※「完了した活動」は移行されない

・バックアップ

①データローダ②レポート③データエクスポートサービスで取れる

・データエクスポートサービス

あらかじめ設定したスケジュールで定期的に指定したオブジェクトのバックアップを取る機能
即座や月1でも可だが、週1度しか使えない(1回取ると6日は使えない)

・入力規則

無駄なデータの入力をさせないための機能
①登録時②インポート時③Web-to-リードを使用した登録時④編集後の登録時に適用
※②インポート時は、入力規則に適合するデータのみインポートされ、しないものはエラーとなりインポートされない
※ワークフローなど数式によるレコードの更新では入力規則は適用されない
※①エラー条件②エラーメッセージの設定が必須

分析‐レポートとダッシュボード(10%)

・レポート

①表形式②サマリーレポート③マトリックスレポート
※②③ではグラフを表示することができる

・条件付き強調表示

有効化するにはレポートに集計項目またはカスタム集計項目が少なくとも1つ含まれている必要がある(マトリックスレポート、サマリーレポートで使用可)

・レポートタイプ

レポートで使用するオブジェクトとレコードを決める
①標準レポートタイプ
②カスタムレポートタイプ←オブジェクトと列を定義する

・集計項目

数値項目のデータを集計し、グルーピングレベルで表示できる
①合計②平均③最大④最小の中から種別を選択して集計する

・カスタム集計項目

サマリー/マトリックス形式のレポートで使用可
通常の集計項目では計算できないデータの集計に利用する
ex.)完了した商談の中で成立した商談の割合を表示する

・ダッシュボード

レポートをビジュアル化(コンポーネント)し、データを可視化する機能

・実行ユーザ

①指定のユーザ:みんな同じものが見える
②ログインしたユーザ:動的ダッシュボードを実行

・動的ダッシュボード

各ユーザのアクセス権に応じて表示内容が変わる

※そもそもダッシュボードのフォルダへのアクセス権が無い場合は実行ユーザに関わらずダッシュボードは見ることができない

・レポートとダッシュボードのアクセス権

レポートとダッシュボードはフォルダに保存する
フォルダには「参照のみ」「参照・編集」のどちらかのアクセス権を設定する

・スケジュール

設定したスケジュール(毎日、毎週、毎月)でダッシュボードを更新するように設定し、更新された結果をメールで受信できる機能

ワークフロー/プロセスの自動化(8%)

・ワークフロー

①ルール(if/thenのif)と②アクション(if/thenのthen)から構成される。
アクションの起動までのタイムラグをタイムトリガで設定することもできる。
設定>プロセスの自動化>ワークフロールール>設定するオブジェクトを選択

・ワークフロールール

①評価条件→②ルール条件の組合せ
評価条件:作成時・更新時などレコードの状態による条件
ルール条件:項目の値などレコードの属性による条件

評価条件は以下3パターン
①作成されたとき
②作成されたとき、および編集されるたび
③作成されたとき、およびその後基準を満たすように編集されたとき

※②を選択すると時間ベースのアクションを追加できない
※②と③の違い
③はルール条件に一致しないレコードが一致するように変更された場合に限り評価が実行される(もともと満たしていたものが編集されても実行されない)

・ワークフローアクション

①ToDo
※1つのToDoを複数ユーザに割り当てることは不可
②メールアラート
※指定したユーザにあらかじめ作成しておいたメールテンプレートのメッセージを送信(複数ユーザに送信可)
③項目自動更新
④アウトバウンドメッセージ

・タイムトリガ

条件を満たしてから実行までの期間を設定
ex.)1000万円の商談が成立した3日後に担当者にメールを送る

・承認プロセス

組織内の複数ユーザによりレコードの申請・承認・却下を1度または複数回くり返すことで関係者の合意を得るプロセスを機能化したもの

ユーザの設定(7%)

・ユーザの新規登録

①新規ユーザ②複数のユーザを追加
・ライセンスは1ユーザにつき1つ

・無効化と凍結

ユーザの「削除」はできないが「無効化」することでライセンスが解放されて新規ユーザが登録できる
「凍結」:一時的にログインできなくなるがライセンスは回収されない

・アカウントロック

ユーザのログイン失敗回数が設定した最大数に達すると、アカウントがロックされる
→「設定」>「ユーザ」>ロックされたユーザの「ロック解除」をクリック

・ユーザのパスワードリセット

システム管理者のみ。モバイルアプリケーションを使用してリセットすることはできない。モバイルブラウザまたはデスクトップから。
「設定」>「ユーザ」>ユーザ名の横にあるチェックボックスを選択後、「パスワードのリセット」
→パスワードをリセットするためのリンクと手順が含まれたメールが選択ユーザに送信される(必要に応じて何回でも)

・パスワードを忘れたユーザ自身はログインページで「パスワードを忘れた場合」リンクをクリックしてメールを受け取る(24時間に5回まで)
→ユーザがセキュリティの質問を設定していなかったり正しく答えられなかった場合はリセットされない(上の方法で対応する)

・ロックアウトされたユーザのパスワードをリセットするとロックアウトは自動で解除される

・代理管理

組織内のシステム管理者以外のユーザに限定的な管理者権限を割り当てる
代理管理でできること
・指定されたロールとそのすべての下位ロールのユーザを作成・編集
・指定したプロファイルにユーザを割り当てる
・システム管理者にログインアクセスを許可したユーザとしてログインする
・カスタムオブジェクトを管理し、ほぼすべての面をカスタマイズする
代理管理でできないこと
・オブジェクトのリレーションの作成・編集

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