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「地球」に感動した初アプリ公開の思い出

Last updated at Posted at 2023-08-09

用賀じゅんちゃんおじさん(すずきじゅんじ)自己紹介

スクリーンショット 2023-08-06 9.32.49.png

私は個人でアプリ開発をしながら毎日 世田谷区で【交通安全 みまもり ゴミ拾い】活動を行っています。

はじめての世界デビュー App Storeでのアプリ初公開

はじめて自分の作ったアプリを Apple の App Storeで公開してから 10年以上が経ちます。

「app store」って、なんて読むのかな? Apple と app じゃ まぎらわしいなあ。
お金がなくてiPhone実機が買えないから、iPod touch で代用しよう。
そんな時代でした。

私が最初に公開したアプリはiPhone用「筆記体手書き文字認識」のアプリでした。処理速度の関係で Objective-C に加え一部 C言語 でプログラムを書いたりしていました。

App Store への登録もひと苦労でしたがなんとかアプリ申請して、レビュー(アプリ審査)に合格し、あとは世界に100以上ある国別のアプリストア窓口から(当時は iTunes App Store)アプリが配信されるのを待つだけの状態になりました。
当時は、開発者が有名無名に関わらずほとんどの場合、App Store の「カテゴリ」別のトップページに「新着アプリ」のアイコンを載せて紹介してくれました。(日本だけでなく、英国やアメリカでも。とても公平に感じました。ただし同じ日にリリースされた新着アプリが多すぎるとページに入りきらないこともありました。)

いまもおぼえている大きな感動

App Store でアプリを世界向けに公開すると、すべての国と地域(2023年現在175の国と地域。当時は約150カ国)で同時に配信がスタートします。そして、開発者としてとても張り合いがあることに、その翌日から毎日それぞれの国で自分のつくったアプリが何本ダウンロードされたかの集計を開発者ページで簡単に確認できる仕組みになっています。

自信と不安。わくわくする気持ちと緊張する気持ち。
さあ、自分のつくったアプリは世界に通用するのか?
世界のどの国のひとが、何本くらい使ってくれるのか?

そして、ついに配信開始から24時間後に最初の集計データが 開発者管理ページ iTunes Connect(App Store Connectの旧名称)に表示されはじめました!

公開初日のダウンロード数 集計

国名 ダウンロード数
アメリカ 20
イギリス 0
カナダ 15
フランス 0
メキシコ 12
ドイツ 0
ブラジル 7

うれしい! 自分のつくったアプリが現実に世界で配信されて、実際にためしてくれた、使ってくれた見ず知らずの外国に住んでいる人たちがこんなにもいるんだ!

ふむふむ。
やっぱりアメリカは iPhoneユーザーが多いし、英語圏だから使ってくれる人が多いのかな。
イギリスは 気むずかしい人や保守的なひとが多そうだから新しいアプリにとびついたりしないのかな。
メキシコは 英語をつかう人も多いからためしてくれたのかな。
フランスは おしゃれな人が多いから デザインがよくないと興味をもたれないのかな。
ブラジルは 新しいアプリがでるとなんでもラテンの血がさわいでためしてくれるのかな。

そのとき、はっと、気がついたのです。

わたしの頭の中に浮かんだのは、自分がむかし 小学生だったころ国語の教科書に載っていた谷川俊太郎というひとの書いた『朝のリレー』という詩です。

じぶんでも驚くほどはっきりと「記憶のひきだし」がひらいて、その詩をはじめて読んだ時 じぶんのあたまのなかに思い浮かんだイメージ(映像)が、よみがえってきました。

わかりやすく言うと、映画会社のさいしょにながれる映像
 https://www.youtube.com/watch?v=PvKiWRTSAzg

 

地球は丸かった!!

これまで飛行機に乗って海外旅行もしたし、日付変更線をこえたことも何度もありましたが、「地球が丸い」ということをリアルに まざまざと意識させられ実感したのは、人生でこれがはじめての体験でした。

地球は丸い。
その丸い地球の表面に、自転する地軸にたいして「縦ならび」に、カナダ、アメリカ、メキシコ、ブラジルという「国」が存在している。
知識としては知っていても、かつて一度もまじめにそのことを意識したり、知覚したことがなかった。
そのことを App Storeは 日本に住む個人開発者の私に教えてくれました。

これが、はじめての世界向けアプリ公開でわたしが一番に学んだことです。

 

個人開発、自分でつくることのおもしろさ

自分でなにかを つくること、生み出すこと、の よろこび、たのしみ は多くのひとが話していくれているのでここでは書きません。
つくることで、自分をきたえたり、自分で自分を成長させたり、自分に自信をもたせてくれることもあります。
はじめから完璧なものなどできないし、はじめからなんでも完璧にできるひともいません。
あせらないで、ゆっくり、のんびり、一歩づつ。自分のちからにあわせて正直に。

【HSPプログラムコンテスト2023】開催中

だれでも参加できる 国産プログラム言語 HSP3 のプログラムコンテストです。応募作品は、募集期間途中でもだれでもダウンロードして遊べます。意見感想コメントなども随時書き込めます。 HSPで作った作品なら他コンテストへの重複応募や、むかし作ったプログラムのアップデート再投稿も可能です

以上。

用賀じゅんちゃんおじさん(すずきじゅんじ)の 夏休みポエムでした。

本記事さいしょの「ユニット数キャプチャ画像」は本物です。記事本文中の「公開初日のダウンロード数」は、だいたいの記憶で書いたおおよその数字です。

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