現状における問題点
この記事は筆者の偏見と独断にもとづき記述されたフィクションです。
実在の人物・企画・デスマーチとは一切関係がありません。
プログラマと非プログラマの企画職との間で、実装可能かどうかで意見が対立することがなくもない。
非プログラマからすると、「簡単に操作できそうなものは実装も簡単なんだろう」と思っているふしが見え隠れするときもあるような…。プログラマならよくわかっているとおり、「操作を簡単にするためにプログラマがかなり苦労して実装している」場合がほとんどである。
それはともかく、あきらかに対象のハードウェア(スマホ等)では荷が勝ちすぎて実現はほぼ不可能と思われる機能の実装を頼まれることがあったり…しますよね(?)
対応策
では、実際にこのような事象に遭遇したとき、企画職を説得するにはどうしたらよいのだろうか?
その答えが、この記事のタイトルにもなっている
「どんなに優秀なプログラマでも死者を生き返らせることは出来ない」
である。
現時点では、この言葉だけで説得するのは無理だろう。
だが、これが世界中に流行って非プログラマでも当たり前に知っている世の中がきたらどうだろう。
そんな世界になったら、実現不可能な企画を持ち込まれたときに
「あ、それは”どんなに優秀なプログラマでも死者を生き返らせることは出来ない”のと同じで、実現はほぼ不可能です」
とか言うだけで、非プログラマの企画職に一言で通じるのだ。素晴らしい!
実現までの長い道のり
とはいえ、現時点ではこんな言葉はぐぐっても出てこないレベル(実際にぐぐった結果)なので、これから流行らせる必要があるわけだが…。
誰もが一言でピンとくる世界のために、今はまず、徐々にこの言葉を使っていくしかないだろう。
以下に、如何にしてこの台詞を使って会話をするかの例をあげておく。
例
企画「こういうことって、このアプリで実現できますか?」
プログラマ「あー、それは技術的に無理ですね」
企画「そこをなんとか、なりません(笑顔」
プログラマ「プログラムにも出来ることと出来ないことがありますから…無理です」
企画「いやー、○○さん(プログラマの名前)なら出来るんじゃないですか」
プログラマ「んー、そうですね。たとえば、プログラムを組んで死者を生き返らせることって出来ると思います?」
企画「それは無理っしょw」
プログラマ「では、プログラムを組んでタケコプターを飛ばすことって出来ると思います?」
企画「無理…かな?」
プログラマ「可能ですよ。タケコプターのハードウェアさえ誰かが開発してくれればですけどね。タケコプターぐらいのハードウェアには当然、それを動かすプログラムが必要になるでしょうから可能…といえます」
企画「いや、無茶なw ハードが無いと組めないのに…組めるというのは言い過ぎな気がしますねぇ」
プログラマ「ハードが無いと組めないですか…いいでしょう。そこは企画さんの言うとおりですね(にっこり』
企画「でしょー(笑顔」
プログラマ「それで、ですね。さきほど企画さんがおっしゃったアプリの機能ですが、現在のハードウェアでは実現するのは無理なんですよ。タケコプターがないからタケコプターのソフトが組めないのと同じことです」
企画「」
こんな感じでいけるんじゃないかという夢をみた…。