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ScalaでAndroidアプリ開発環境を構築する

Last updated at Posted at 2013-06-16

参考
http://engineering.linkedin.com/incubator/technology-behind-eatin-android-apps-scala-ios-apps-and-play-framework-web-services

Scalaを使って、Androidアプリ開発環境を構築することを考えた場合、

1.Eclipse + Google ADTプラグイン + scala-plugin
2.Scala-IDE(これもEclipseの派生)
3.sbt + android-plugin

などの方法があります。

最近では、2のScala-IDEが使いやすいと思ったので、
そのインストール手順を説明します。

1と2はある意味同じものと言えるが(scala-pluginがScala-IDEの開発元が開発したものなので)、
scala-pluginのバージョンより、Scala-IDEのバージョンのほうが新しい(と思われる)せいか使い勝手がいいように感じる。

前提

以下のものがすでにインストール済み。

・Scala
・Android SDK

私が使用しているPCはMac

Scala-IDEをインストールする

まずはじめに、Scala-IDEをhttp://scala-ide.org/download/sdk.htmからダウンロードして解凍します。
解凍した中身は、ほぼEclipseそのものです。

スクリーンショット 0025-06-16 21.44.49.png

AndroidProguardScalaプラグインのインストール

上記フォルダの中の、Eclipse.Appを起動します。
メニューの

"Help" -> "Install New Software…"

スクリーンショット 0025-06-16 21.48.15.png

で、"Work with:"の欄に

https://androidproguardscala.s3.amazonaws.com/UpdateSiteForAndroidProguardScala

を入力して「Add…」ボタンをクリック。
Name:には適当に AndroidProguardScala とでも入れておきます。

スクリーンショット 0025-06-16 21.50.20.png

「OK」を押し、ちょっと待つとリストに"AndroidProguardScala - Scala development on Android"が表示されますので、チェックボックスにチェックして"Next"。

スクリーンショット 0025-06-16 21.52.33.png

もう1回、"Next"を押すと、ライセンスが表示されますので承諾して"Finish"。
Warningが出たりしますが、各自の責任で"OK"してください。

インストールが終わったら再起動です。

Google ADTプラグインのインストール

メニューの、"Help" -> "Install New Software…"を選択して、"Work with:"欄に

https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/

を入力して、以下同様にインストールします。

AndroidProguardScalaとGoogle ADTをインストールする順番は
どちらが先でも構わないと思います。

プロジェクトを作成してみる

Fileメニューから、"New" -> "Other…"を選択します。

スクリーンショット 0025-06-16 21.57.37.png

"Android Application Project"を選択して"Next"。

スクリーンショット 0025-06-16 22.08.24.png

Applicationの名前などを入力して、プロジェクトを作成します。
このとき、アイコンやメインのActivityを変更できますが、最初は何もしないでデフォルトのままでいいと思われます。

無事にプロジェクトが作成されると、以下のような画面になります。

スクリーンショット 0025-06-16 22.11.24.png

"Run" -> "Debug As …" -> "Android Application"で、実機(あるいはエミュレータ)で動作確認してみましょう。

スクリーンショット 0025-06-16 22.13.39.png

Scalaのプロジェクトに変更する

このままでは、Javaのプロジェクトになっていますので、これをScalaのプロジェクトに変更しましょう。

Package Explorer でプロジェクトを選択して、右クリック->"Configure" -> "Add Scala Nature" でScalaプロジェクトだと認識させることが出来ます。
このとき一緒に、右クリック->"Add AndroidProguardScala Nature"もしておきましょう。

メインのActivityをScalaで書き直す

srcフォルダを開くと、MainActivity.java というファイルがあります。

スクリーンショット 0025-06-16 22.12.02.png

もう一度、拡張子を見直してみます。

".java" ですね。

Scalaでアプリを作りたいのに、".java"では興ざめです。
これを、Scalaで書き直してみます。
とりあえず、"MainActivity.java"は削除してしまいます。

新たに、"File" -> "New" -> Scala Class"で、クラス名を"MainActivity"にして新しいScalaのクラスを作成します。
コードは以下。

MainActivity.scala
import android.os.Bundle
import android.app.Activity
import android.view.Menu

class MainActivity extends Activity {

	override protected def onCreate(savedInstanceState: Bundle) {
		super.onCreate(savedInstanceState)
		setContentView(R.layout.activity_main)
	}

	override def onCreateOptionsMenu(menu: Menu): Boolean = {
		getMenuInflater().inflate(R.menu.main, menu)
		true
	}

}

もう一度、"Run" -> "Debug As …" -> "Android Application"で、実機(あるいはエミュレータ)で動作確認してみましょう。

sbtを使っている人にはおなじみのTypedActivityは使えなさそうです。
また、TRクラスも存在しないようです。Javaと同じようにRクラスで我慢しましょう。

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