この記事はUiPathブログ発信チャレンジ2022サマーの12日目の記事です。
昨日は@cheez_RPAさんの記事、明日は@kou12092さんの記事です。
はじめに
メッセージボックス等を利用した対話型のプロセスをAssistantで利用したいが、Robotは、たまに実行するだけ。加えて、いつも実行する人が不在の場合は極たまに代理者で実行する必要もある。そして、このケースでの利用者が非常に多いと言った場合のご紹介です。
ユーザに紐付かないUnattended Robotがあれば、ユーザライセンス持ってない複数のユーザーがOrchestratorから手動実行できるのは、みなさんご存じですよね。しかしながら、Assistantで起動する対話型のプロセスを手元で動かすこともできると言うことと、その設定方法・利用方法は、あまり知られていないので、ブログを書くことにしました。
尚、Orchestrator側の設定を行う管理者側の記事と、Assistantを利用するユーザー側の記事の2部構成となっています。Orchestrator側の設定についての記事は、こちらです。
前提条件
※この利用方法は2022年7月時点のものです。将来を約束するものではありません。
※2022年7月時点のAutomation Cloud-Orchestratorの設定方法で記載します。
※UiPath Assistantはv2022.4.3の設定方法で記載します。
※必須でない手順(設定)もありますが、一例として見てください。
1.前準備
①Automattion Cloudからの招待を承諾。
②Automattion Cloudに参加し、Orchestratorの利用するテナントに一度入る。
③利用者の個々の端末もしくは共有PCにAttended Robotをインストールする。
2.Orchestratorと接続する
Orchestrator設定編で作成されたマシンテンプレートのマシンキーで接続する。
成功すると、接続済み、ライセンス済みとなる。
3.他のユーザーが利用中の場合
他のユーザーが利用中の場合はライセンスを取得できないため、利用できません。
利用中のユーザーがAssistantの切断をクリックし、Orchestratorと切断するかログアウトすると利用できる様になります。利用が終わったら切断するルールの取り決め等を推奨します。
4.誰が利用中か確認する場合
長時間ライセンスが解放されない場合は、だれが占有しているか気になるところです。その場合は、Orchestratorで、だれが現在占有しているか確認できます。
テナント>ライセンス>Production (Unattended)の詳細を確認
終わりに
以上、Unattended Robotを利用して、コンカレント的な利用方法を解説しました。
Unattended Robotは、無人ロボットとしての使い方が、最も効果的ですが、ユーザーライセンスを持ってない人が一時的にUnattended Robotを使い、Assistantで代理実行すると言った場面だけでも活用シーンがありそうです。
尚、Orchestratorからの実行と異なり、ジョブを溜めておけないのはデメリットとも言えますが、ユーザーの使い方は、様々なので、知っておいても損はないと思います!