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アプリケーションテストをUiPath Action Centerで人と協働する #2

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はじめに

みなさん、こんにちわ!

この記事はUiPathブログ発信チャレンジ2021サマーの18日目です。
UiPath Test Suiteによるアプリケーションテスト自動化において、UiPath Platform のシナジー効果を活かした活用法を、いくつかの構成でご紹介します。本記事はUiPath Action Centerを利用し、人と協働してテストを行うステップです。

2021年4月時点のコミュニティ向けAutomation Cloud及びUiPath Studio Pro Community Edition v21.4を利用しています。今後、UiPath Test Suiteは、Action Centerと連携する予定ですが、先んじて独自のアイデアで連携したものです。将来は、もっと画期的な連携になっていることでしょう。

前提

スクリーンショットによる画面の比較テストを想定しています。
比較する元の画像を作成するのが非常に手間なので、自分では作成せず、初回テスト実行すると、検証の代わりにスクリーンショットを取得して画像を保存する様にしています。
そうすることによって、次のテスト実行では、この画像と比較して同じかどうかで回帰テストができると言うことです。
この仕組みをテンプレート化したものが下記の記事に掲載しています。

Action Centerと連携して見る

ただ、初回テスト実行では取得保存された画像が正しいか確認する必要がありますよね。
もし、初回テスト実行の際に既に画面に不具合があったら、回帰テストで不具合のある画面のままOKとされてしまいます。
そこで初回のテスト実行時はテストコード実行途中でAction Centerに取得した画面の画像を投げて人が確認する仕組みを構築します。
Action Centerで画面を確認し、OKなら、期待画像(比較する元画像)として格納します。
ここまで読んで何か気づいたことはないでしょうか。
そう、初回テスト実行時は、人と協働してテストをしているんですよね。
なので、1回目のテストは、これで実施完了と言うことです。
更に、ここで、Action Centerを使うメリットが、もう1つ出てきます。
Action CenterでOK、NGを判定した結果を、後続処理で記録できると言った点です。
下図は、ここまで解説した流れを図にしたものです。

image.png

Action Centerを利用すると、画像を確認して、ボタン一つでクイックに判定して行けるので、とっても便利ですね!

image.png

この仕組みはデータドリブン型のテストで、より効果を発揮しそうです。
順次実行型のテストの場合は、もっとシンプルです。手順書通りに手動テストを実施する感覚で、レコーディングしながらサクサク作成して、検証部分を後で差し込んで作成して行けます。不具合は、この間でを見つけているので、この時点で1回目のテストになっているとも言えますね。しかも、テストは自動化されているので、いつでも何回でも工数を掛けずに再テストが出来ます。

UiPath Community 2021.6 Previewの新しい機能でレコーディングするとオブジェクトリポジトリにも要素が自動登録されます。これによって、高い生産性に加えて、変化しやすい要素のメンテナンス性向上が両立できそうです。
RPA開発で便利な機能は、そのままテスト自動化でも便利ですね!一般のテストツールと異なり、RPAのイノベーションが、そのままテスト自動化のイノベーションに直結して行くので、どんどん便利になって行きます!

この内容は2021年6月15日 - 7月16日の間で開催された「UiPath Developer Conference 2021」の「UiPath Test Suite がよくわかる!テスト10選」のセッションでも、本デモを交えて解説させて頂きました。

終わりに

UiPath Test Suiteでテスト自動化を進められる方は、UiPath Platformの製品も広く理解して置くと、効率的な活用方法が実現できたりします。UiPath Studio Proでの開発手法も熟知していれば、安定動作するテストコードが作成できる、メンテナンス性や生産性も高めることもできる、Activityを幅広く知っていれば、それだけ色々な独自機能も付加できます。一般のテストツールと異なり、ツールの機能提供を待つ必要がない!
UiPat Test Suiteで、あなたの最適なテスト自動化の環境を構築して見ませんか。

UiPath Test Suiteによるアプリケーションテスト自動化については、下記コラムもご参考に!

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