お疲れ様です。
昨日PCのキーボード操作自動化の実行ファイルを作成してみたので、作成手順を紹介します。
●作成経緯
作成の経緯として、自宅PCを外のカフェとかでもリモート操作できるようにする際、自宅PCが勝手にスリープしないようにする必要がありました。以下の設定画面(中国語ですみません)の①→②のように、上から4つを「ずっと行わない(从不)」に選択する必要があり、毎回設定するのが面倒だったので、一操作で完結できたら便利だと思いました。
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(② 自動でスリープをしない設定:屋外でリモート操作をする時)
●設計工程
使用ファイル:バッチファイル,exeファイル
実行順序:バッチファイルをダブルクリック→あとは上の②画面まで自動操作
作成手順:
① 設定画面切替後のキーボード操作を自動で行う実行ファイルを作成する。
② (設定画面を開く)→(①の実行ファイルの実行)の順で処理するバッチファイルを作成する。
●作成手順の説明
①Visual studioでexeファイルを作成
Visual studioを開き、新しいプロジェクトの作成→以下のWindowsフォームアプリケーションを選択します。
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次の画面では、ファイルの保存場所,フレームワークを設定して「次へ」を押します。
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以下のような画面が表示されるので、右下のプロパティの中の稲妻マークの“イベント”からLoadイベントを探し“loaded”と入力して、すぐ右の空白でダブルクリックします。
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8行目に“using System.Threading;”と参照を追記し、下図選択箇所のようキー操作を記載します(①スリープ設定画面中では、↓キー8回,Tab, ↓キー8回,Tab, ↓キー8回,Tab, ↓キー8回の順の押下で②になります)。スレッドの実行完了と画面への反映に時差があるため、Thread.Sleep(2500)で2.5秒待機しています。最後“%{F4}”はAltとF4の同時押しで画面を閉じる操作になります。
② バッチファイルの作成
Memo帳を開き、以下をコピー貼り付けします。
@echo off
start "" "ms-settings:powersleep"
timeout 2 > null
start "" "(ここは先ほどのexeファイルのパスをコピーします)"
exit /B 0
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Ctrl+Sを押し、ファイル名を“(自分の好きな名前).bat”にして保存します。
これで完成です。
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作成したバッチファイルをダブルクリックするとスリープモードを自動で設定します。