はじめに
MarkLogicサーバのプロセスには、主にユーザからのリクエストを処理するE-Nodeと、データを管理するD-Nodeと呼ばれる2種類の役割を持ったプロセス(ノード)が存在します。
これらのノードの役割を把握した上で、MarkLogicサーバのクラスタ環境を構築したり、性能を引き出すことに役立ちます。
概要
MarkLogicをインストールするとノードはE-NodeとD-Nodeの両方の役割を持っています。
各ノードの役割を適切に設定することによって、E-NodeとD-Nodeごとに最適なサーバのチューニングを可能にします。
E-NodeとD-Nodeについて説明します。
対象MarkLogicバージョン |
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8.0-6.1 |
E-Node
HTTP、XDBC、WebDAV等の着信要求を処理し、その結果を返却します。ディスクI/Oはほとんどなく、通常はCPUとメモリに依存します。
HTTPサーバ、XDBCサーバ、WebDAVサーバ等を割り当てたホストはE-Nodeとなります。
アプリケーションやクエリの負荷が高いシステムの場合はE-Nodeのスケールアップやスケールアウトを検討しましょう。
D-Node
データを取り扱うノード。主にインデックスへの高速アクセスのためにメモリを必要とし、データの読み書きにディスクI/Oを扱います。
データを扱うフォレストを作成したノードはD-Nodeとなります。
データアクセスやデータサイズが大きいシステムはD-Nodeのスケールアップやスケールアウトを検討しましょう。
E-Node兼D-Node
データを扱うフォレストを作成し、かつ、HTTPサーバ、XDBCサーバ、WebDAVサーバ等を割り当てたノードはE-NodeとD-Nodeの役割を担います。
おわりに
MarkLogicでクラスタを構成する際にはE-NodeとD-Nodeを意識して、最適なサーバチューニングを目指しましょう!
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