ファイルシステムの説明
ファイルシステム | 特徴 |
---|---|
ext2 | - mkfs , mke2fs のデフォルト |
ext3 | - ext2の後継 - ジャーナリング |
ext4 | - ext3の後継 - ジャーナリング |
JFS | - ジャーナリング - 動的inode (inode数に制限なし) |
XFS | - ジャーナリング - 動的inode (inode数に制限なし) - 並列処理 - スナップショット |
Btrfs | - スナップショット - データ圧縮 - マルチデバイス - サブボリューム |
vfat | - 容量:4GB |
exFAT | - 容量:16EiB - フラッシュドライブ向けのファイルシステム |
mkfsコマンド
$ mkfs [オプション] デバイス名
オプション | 由来 | 説明 |
---|---|---|
default | make filesystem | - 指定したデバイスにファイルシステムを作成する - -t を指定しなければext2 のファイルシステムが作成される |
-t |
type (種類) | - ファイルシステムの種類を指定する (例: mkfs -t ext4 /dev/sdX1 ) |
-c |
check (チェック) | - 不良ブロックをスキャンしてからフォーマットする |
-L |
label (ラベル) | - ボリュームラベルを指定する (例: mkfs -t ext4 -L mydata /dev/sdX1 ) |
-n |
no-create (作成しない) | - 実際にはフォーマットせず、処理をシミュレーションする |
-V |
verbose (詳細表示) | - 処理の詳細を表示する |
-h --help
|
help (ヘルプ) | - コマンドの使い方を表示する |
mke2fs コマンド
$ mke2fs [オプション] デバイス名
オプション | 由来 | 説明 |
---|---|---|
default | make ext2 filesystem | - 指定したデバイスにext2 ファイルシステムを作成する(-t オプションでext3 やext4 も作成可能) |
-t |
type (種類) | - 作成するファイルシステムの種類を指定 (例: mke2fs -t ext4 /dev/sdX1 ) |
-j |
journal (ジャーナリング) | - ext3 ファイルシステムを作成する(ext2 からext3 へ変換) |
-c |
check (チェック) | - 不良ブロックをスキャンしてからフォーマットする |
-L |
label (ラベル) | - ボリュームラベルを指定する (例: mke2fs -L mydata /dev/sdX1 ) |
-n |
no-create (作成しない) | - 実際にはフォーマットせず、処理をシミュレーションする |
-m |
reserved blocks (予約ブロック) | - スーパーユーザー用に予約するディスク容量の割合を指定(デフォルト:5%) |
-b |
block size (ブロックサイズ) | - ブロックサイズを指定 (例: 1024 , 2048 , 4096 ) |
-i |
bytes per inode | - 何バイトごとに inode を作成するかを指定 |
-V |
verbose (詳細表示) | - 処理の詳細を表示する |
-h --help
|
help (ヘルプ) | - コマンドの使い方を表示する |